あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

階段の手すりを付けてもらったけれども…使う人のことを想像して欲しい

2020年01月14日 | 日記
私は、介護士の仕事をしているときに住環境コーディネーター2級の資格を取りました。

最近、緑が丘~深野5丁目の階段に手すりを道路課がつけてくれました。(正しくは付け直してくれました)

高齢者から手すりが太くて握れないという要求があったため、道路課の職員が現地を見て新たな手すりを付けてくれました。

12月中旬に新しい手すりが「ついたよー」と、近所の高齢者から連絡があり、さっそく見に行きました。



せっかくつけてくれたのに、こんな事は言いたくないけど!

言います!



誰が使うと想像してこの手すりを付けたのでしょうか?

使う人のニーズと安全を分かって付けたのでしょうか?



新しくついた手すりは階段の段鼻(だんばな)から垂直高さ100cmと高い位置についており、手すりにつかまって階段を降りるという想定では到底こんな高い位置に付けることは考えられない位置についています。

さらに、太すぎるという要求への対応も不充分な太さ。



手すりを使う人のニーズは歩く(階段を上る)のに不安がある人がその支えとして使う場合がほとんどです。

道路を作る場合、やはり福祉面も考慮して作らなければならないと思います。

せっかく税金を使うんだから。

今日、道路課へ「使う人を想像して作ってください!」と、お願いしてきました。


〇手すりの高さ

手すりの高さの基本は、廊下や道路の場合、床面から750~800mmの高さに設置するのが、基本です。



階段の場合は段鼻から750~800mmの高さに設置するのが、基本です。




〇手すりの太さ

動作補助や転落・転倒防止のために手すりを設置する場合は、特に、手すりの握りやすさが重要な要素です。(今回特に動作補助・転落防止の手すり設置でした)

目安としては、手すりのベストな太さの直径が約2.8~3.5センチ、手すりを握った際に指先が軽く触れる程度の太さがよいといわれています。

手すりが太すぎると被介護者がとっさに体を支えるときに握りにくく手すりの役を十分に果たせません。(役割を果たせない手すりを付けてもそれは税金の無駄遣いです)

そして、手すりの形状は、握力の弱い人でも握りやすい円形断面が基本です。


手すりだけでなく、道路や歩道、公共の建物など何でも作る側は使う人のことをしっかり想像して欲しいと思います。
公務員の皆さん、よろしくお願い致します。




二日後

道路課の皆さんは、すぐに動いてくれました!
工事施工事業者と相談して、高さ、太さを考えて、二段手すりにしてくれるとのこと。
出来上がりを待ちたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする