生活保護の申請のとき、扶養義務者に対して「支援できますか?」という書類が送付されます。
書類が届いた扶養義務者はびっくりします。
今日は、「20年以上も音信不通だった家族から扶養照会の書類が届いた」という相談がありました。
生活保護手帳—―別冊問答集には
「要保護者の生活歴等から特別な事情があり明らかに扶養ができない者」というのは、具体的にどのような者を指すのかという「扶養義務履行が期待できない者の判断基準」に関する質問に対して、
長期入院者
主たる生計維持者ではない非稼働者
概ね70歳以上の高齢者
20年間音信不通である
等が想定される。と書かれてあります。
相談者も決して楽な生活をされているわけではありません。
扶養義務者と言っても家族が「可能な範囲」で援助すればよいのです。
余裕のある方は毎月○○円仕送りができる方もいらっしゃるだろうし、年金暮らしであるとそんな余裕はないという方も多いです。
たとえ、収入あっても、子育て中であったり、ローンがあるなど、一概に年収だけで援助ができると断定できるものでもありません。
金銭面での支援が出来なくても「精神的援助」ならできるよと言う方もいらっしゃいます。
例えば、定期的に電話で「元気かー?」と、安否確認をしたり、「手紙を送る」なども精神的援助にあたります。それだけでも、十分だと思います。
ただし、上記は関係が良好な場合に限ります。
DVやその他、関係が悪い場合など、事情のある場合は、精神的援助もできません。というより、そういう関係であるのを知りながら、扶養照会をしてくる役所のやり方には大きな問題があります。
相談者には色々と情報をお伝えする事で、安心していただきましたが、急に扶養照会が届いてびっくりされる方も多いだろうなぁと感じました。
生活保護制度は困窮した時に誰もが受ける権利があります。
もう少し、入口に入りやすい制度になるようにしていきたいです。
年金だけでは生活が大変で、70歳を過ぎても仕事をされている方が多くいらっしゃいます。
大変な思いをされている方から「生活保護利用者」を見れば、「私はこんなに必死で働いているのに、あの人達は、喫茶店に行って、カラオケに行って・・・」と、普通の生活をしているだけなのに、疎ましく感じ非難の対象としてしまいます。
同じ庶民の中にそういう分断が起きてしまっていることを悲しく感じます。
必要なのは年金の底上げをすること、そして、必要な時に生活保護制度を受けることができるように制度を分かりやすくすることです!
年金制度については
生活できるだけの基礎年金があり、その上、払ってきた年数分が上乗せされるという仕組みに変えていくためにも政治を変えましょう。
書類が届いた扶養義務者はびっくりします。
今日は、「20年以上も音信不通だった家族から扶養照会の書類が届いた」という相談がありました。
生活保護手帳—―別冊問答集には
「要保護者の生活歴等から特別な事情があり明らかに扶養ができない者」というのは、具体的にどのような者を指すのかという「扶養義務履行が期待できない者の判断基準」に関する質問に対して、
長期入院者
主たる生計維持者ではない非稼働者
概ね70歳以上の高齢者
20年間音信不通である
等が想定される。と書かれてあります。
相談者も決して楽な生活をされているわけではありません。
扶養義務者と言っても家族が「可能な範囲」で援助すればよいのです。
余裕のある方は毎月○○円仕送りができる方もいらっしゃるだろうし、年金暮らしであるとそんな余裕はないという方も多いです。
たとえ、収入あっても、子育て中であったり、ローンがあるなど、一概に年収だけで援助ができると断定できるものでもありません。
金銭面での支援が出来なくても「精神的援助」ならできるよと言う方もいらっしゃいます。
例えば、定期的に電話で「元気かー?」と、安否確認をしたり、「手紙を送る」なども精神的援助にあたります。それだけでも、十分だと思います。
ただし、上記は関係が良好な場合に限ります。
DVやその他、関係が悪い場合など、事情のある場合は、精神的援助もできません。というより、そういう関係であるのを知りながら、扶養照会をしてくる役所のやり方には大きな問題があります。
相談者には色々と情報をお伝えする事で、安心していただきましたが、急に扶養照会が届いてびっくりされる方も多いだろうなぁと感じました。
生活保護制度は困窮した時に誰もが受ける権利があります。
もう少し、入口に入りやすい制度になるようにしていきたいです。
年金だけでは生活が大変で、70歳を過ぎても仕事をされている方が多くいらっしゃいます。
大変な思いをされている方から「生活保護利用者」を見れば、「私はこんなに必死で働いているのに、あの人達は、喫茶店に行って、カラオケに行って・・・」と、普通の生活をしているだけなのに、疎ましく感じ非難の対象としてしまいます。
同じ庶民の中にそういう分断が起きてしまっていることを悲しく感じます。
必要なのは年金の底上げをすること、そして、必要な時に生活保護制度を受けることができるように制度を分かりやすくすることです!
年金制度については
生活できるだけの基礎年金があり、その上、払ってきた年数分が上乗せされるという仕組みに変えていくためにも政治を変えましょう。
この⬇️HPは日本共産党の年金政策を紹介しています。
たくさんの要求を一人ひとり皆が持っているのに、あきらめてしまい、身近な人を非難してしまう。気持ちは十分わかるが、私はあきらめず声を上げ続けたい。
以下は、大生連のブログを貼り付けさせていただきました。(制度のことが詳しく載っています。そして、生活保護の「扶養義務の強化」は「貧困の連鎖」を生む)
たくさんの要求を一人ひとり皆が持っているのに、あきらめてしまい、身近な人を非難してしまう。気持ちは十分わかるが、私はあきらめず声を上げ続けたい。
以下は、大生連のブログを貼り付けさせていただきました。(制度のことが詳しく載っています。そして、生活保護の「扶養義務の強化」は「貧困の連鎖」を生む)
とても興味深い記事だったので、ぜひ。