ムカデとことこ

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ヒーロー

2012-11-14 13:07:52 | 実例体験観察
昔、粉石けん(合成洗剤じゃない物)を使うことにトラワレていた。

海を汚さないと言われていた粉石けんを使っていた。

いつのまにか、粉石けんを使うのが“良い事”

・・に自分の中でなって行ってしまった。

粉石けんを使いたくなって使う、のはただの“気持ち”の現れだけど、

粉石けんを使うのは良い事、というのは、そういう“考え・価値観”をもつこと。

そういう価値観・考えを持っていると、

粉石けんを使わないのは 悪い事、になる。

合成洗剤を使うのは良くないとなると、

合成洗剤を作る人・使う人を良くないことをしてる人“として観る”ことになる。

すると正義の味方の登場である。悪役なしのヒーローはいない。

ヒーローが存在できるのは悪役がいるから。

合成洗剤を作る人・使う人はヒーローの登場によって、悪役になってしまう。

ヒーローは悪役退治に奔走する。

悪役はしぶとい。やっつけてもやっつけても立ち上がる。

悪役も存在しているにはそれなりのわけがあるので、

殴られたって殴り返す。

子供向けのテレビドラマみたいなわけには行かない。


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