サンダルウッドといえば白檀の香り・・・
お線香を連想してしまう方も多いと思いますが、
古代から広く用いられ人々に人気のある樹木です。
(季節の花300の画像をお借りしました)
サンダルウッドの木は、根を他の木の根に差し入れて
養分を取る半寄生性の常緑樹で、60年ほどで成熟し、
伐採されます。
木材は、削りくずの形で販売され、
インドのマイソール産のものが、
最高品質とされています。
最近ではオーストラリア、インドネシア、
ニューカレドニア、中国でも多く産出されていますが、
着色料として使用される赤い色をした種類
(Pterocarpussantalinus・Santalumspicatum)などは、
いずれもインド産のSantalumalbumより
かなり品質が劣っています。
心材の黄色がかった部分ほど、香りが豊かで高価ですが、
辺材の白っぽい部分は香りもうすくなります。
ひと昔前の日本の夏には、おとなの女性が
白檀にすかし模様を入れて作った扇子で、
芳香の漂う風の涼しさを味わう姿を見かけたものですが、
今では高級品となり、ほとんど見かけなくなりましたね。
白檀の扇子
でも、香道の世界では、おなじみの香木で、
木材そのものが香るので、茶の湯で夏の風炉に用いられ、
『老山白檀(ろうざんびゃくだん)』と呼ばれている
インド南部産のものが、やはり良質とされています。
香木-白檀
白檀(刻み)
古代は、寺院の建築や家具をサンダルウッド材で作られ、
中国の楊貴妃の住まいだった沈香亭にも
多くのサンダルウッドが使われていたそうです。
また遠くエジプトやギリシャ、ローマへと交易の道を
隊商によってこの木材が運ばれました。
エジプトでは、遺体の防腐保存にも使用されていました。
日本でも、お香として線香や香木に用いられるように、
何千年も前からインドと中国では宗教儀式に欠かせない
薫香で、やはり葬儀の時に焚かれ、死者の魂を自由にする
パワーがあるとされていました。
またサンダルウッドの精油は、
香水の成分としても多く使われ、
ヨーロッパではオリエンタル調の香水によくブレンドされ、
香りが長続きするので残り香が漂い、催淫性もあることから、
異性にアピールする香りとも言えますね。
有名な男性用オードトワレ「アラミス」にも
マイソール産サンダルウッドが配合されているそうです。
効能
◎心に対する働き
サンダルウッドの精油は緊張と不安を和らげ、
とてもリラックスさせてくれる鎮静作用があります。
また穏やかな意欲高揚作用があり、
自分の感情をうまく表現できないときに、
そっと後押ししてくれるような支えとなってくれる精油です。
また、想念や執着、特に過去の出来事へのこだわりから
解放させてくれるので、瞑想するときに鎮静効果とともに、
とても役立ってくれるでしょう。
さらに物事を受け入れるのを助けてくれる作用もあるので、
死を迎えようとする人に平安をもたらしてくれる作用があり、
古来より宗教的な儀式に用いられたのも納得できますね。
◎身体に対する働き
泌尿器系に有益で、抗炎症作用があり催淫作用と共に、
生殖器系統のトラブルや悩みの好転にも役立ちます。
去痰作用も強く、呼吸器系の感染症に伴う、
咳やのどの痛みに用いると、とてもリラックスし、
夜中の咳きなどを鎮め眠るのを助けてくれます。
[注意]
サンダルウッドの香りは、なかなか消えず、
少量でとても効果のある精油なので、
使い過ぎで気分を悪くしたり、衣類についてしまうと
洗った後でも匂いが取れないこともあるので、
大切にお使い下さいね。
美容
収れん作用、皮膚軟化作用があり、
バランスをとる働きをし、乾燥肌や老化肌に良く、
ひび割れた肌に潤いを与えてくれます。
抗炎症作用で、かゆみを抑えニキビや湿疹にも
効果を発揮してくれます。
おすすめブレンド
◎咳がひどくて、痛みがあるときに
ブレンドa)
サンダルウッド 1滴
ジャーマンカモミール 1滴
ラベンダー 2滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)20mlに、
ブレンドa)を混ぜて、お風呂上がりや、
就寝前に首や胸、背中にすり込みます。
◎あかぎれ、ひび割れでつらいときに
ブレンドb)
サンダルウッド 1滴
ラベンダー 3滴
パチュリー 2滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドb)を混ぜて、水仕事の後に、
よく水気を拭き取ってから、すり込みます。
お線香を連想してしまう方も多いと思いますが、
古代から広く用いられ人々に人気のある樹木です。
(季節の花300の画像をお借りしました)
サンダルウッドの木は、根を他の木の根に差し入れて
養分を取る半寄生性の常緑樹で、60年ほどで成熟し、
伐採されます。
木材は、削りくずの形で販売され、
インドのマイソール産のものが、
最高品質とされています。
最近ではオーストラリア、インドネシア、
ニューカレドニア、中国でも多く産出されていますが、
着色料として使用される赤い色をした種類
(Pterocarpussantalinus・Santalumspicatum)などは、
いずれもインド産のSantalumalbumより
かなり品質が劣っています。
心材の黄色がかった部分ほど、香りが豊かで高価ですが、
辺材の白っぽい部分は香りもうすくなります。
ひと昔前の日本の夏には、おとなの女性が
白檀にすかし模様を入れて作った扇子で、
芳香の漂う風の涼しさを味わう姿を見かけたものですが、
今では高級品となり、ほとんど見かけなくなりましたね。
白檀の扇子
でも、香道の世界では、おなじみの香木で、
木材そのものが香るので、茶の湯で夏の風炉に用いられ、
『老山白檀(ろうざんびゃくだん)』と呼ばれている
インド南部産のものが、やはり良質とされています。
香木-白檀
白檀(刻み)
古代は、寺院の建築や家具をサンダルウッド材で作られ、
中国の楊貴妃の住まいだった沈香亭にも
多くのサンダルウッドが使われていたそうです。
また遠くエジプトやギリシャ、ローマへと交易の道を
隊商によってこの木材が運ばれました。
エジプトでは、遺体の防腐保存にも使用されていました。
日本でも、お香として線香や香木に用いられるように、
何千年も前からインドと中国では宗教儀式に欠かせない
薫香で、やはり葬儀の時に焚かれ、死者の魂を自由にする
パワーがあるとされていました。
またサンダルウッドの精油は、
香水の成分としても多く使われ、
ヨーロッパではオリエンタル調の香水によくブレンドされ、
香りが長続きするので残り香が漂い、催淫性もあることから、
異性にアピールする香りとも言えますね。
有名な男性用オードトワレ「アラミス」にも
マイソール産サンダルウッドが配合されているそうです。
効能
◎心に対する働き
サンダルウッドの精油は緊張と不安を和らげ、
とてもリラックスさせてくれる鎮静作用があります。
また穏やかな意欲高揚作用があり、
自分の感情をうまく表現できないときに、
そっと後押ししてくれるような支えとなってくれる精油です。
また、想念や執着、特に過去の出来事へのこだわりから
解放させてくれるので、瞑想するときに鎮静効果とともに、
とても役立ってくれるでしょう。
さらに物事を受け入れるのを助けてくれる作用もあるので、
死を迎えようとする人に平安をもたらしてくれる作用があり、
古来より宗教的な儀式に用いられたのも納得できますね。
◎身体に対する働き
泌尿器系に有益で、抗炎症作用があり催淫作用と共に、
生殖器系統のトラブルや悩みの好転にも役立ちます。
去痰作用も強く、呼吸器系の感染症に伴う、
咳やのどの痛みに用いると、とてもリラックスし、
夜中の咳きなどを鎮め眠るのを助けてくれます。
[注意]
サンダルウッドの香りは、なかなか消えず、
少量でとても効果のある精油なので、
使い過ぎで気分を悪くしたり、衣類についてしまうと
洗った後でも匂いが取れないこともあるので、
大切にお使い下さいね。
美容
収れん作用、皮膚軟化作用があり、
バランスをとる働きをし、乾燥肌や老化肌に良く、
ひび割れた肌に潤いを与えてくれます。
抗炎症作用で、かゆみを抑えニキビや湿疹にも
効果を発揮してくれます。
おすすめブレンド
◎咳がひどくて、痛みがあるときに
ブレンドa)
サンダルウッド 1滴
ジャーマンカモミール 1滴
ラベンダー 2滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)20mlに、
ブレンドa)を混ぜて、お風呂上がりや、
就寝前に首や胸、背中にすり込みます。
◎あかぎれ、ひび割れでつらいときに
ブレンドb)
サンダルウッド 1滴
ラベンダー 3滴
パチュリー 2滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドb)を混ぜて、水仕事の後に、
よく水気を拭き取ってから、すり込みます。