シトロネラは、レモングラスに似たイネ科の
生命力の強い植物で、葉先を切っても、
すぐに伸びてきます。
どちらもシトラス系の香りのする精油ですが、
レモングラスは生葉をハーブティーとして
用いますが、シトロネラは生葉に異臭があり、
生で使われることはなく、精油を採取する場合にも、
生葉を水蒸気蒸留すると異臭が残るため、
乾燥させた葉を使用します。
和名を香水茅(コウスイガヤ)と言い、
レモングラスも同名で呼ばれています。
主に2つの種類があり、
ゲラニオールの含有量が多く芳香の強いジャワ種と、
シトロネラールの含有量がやや少ないセイロン種が
あります。
19世紀になってから、この精油は
もてはやされるようになり、
ヨーロッパに最初に出荷された精油は
「オーリアム・シレー(oleum-siree)」と
呼ばれました。
レモングラスは主成分がシトラールで、
シトロネラはシトロネラールが主成分で、
香料(香水)の業界では、
シトラールはレモングラスから、
シトロネラールはシトロネラを供給源と
していました。
シトラス系の香りがする精油でありながら、
光毒性のあるフロクマリンを含有しないので、
石けんや洗剤、デオドラント化粧品などの香料に、
合成品ができるまでは、広く用いられていました。
シトロネラは、防臭、消臭作用、昆虫忌避作用で、
防虫剤、虫よけ剤、そしてトイレの悪臭の源である
トリメチルアミンやアンモニアを吸収することから、
トイレの防臭芳香剤として、よく用いられてきました。
シトロネラは、スリランカ原産ですが、
マラリアが多発する地域であり、
昆虫忌避作用のあるシトロネラが、
この地域に生育している植物というのは、
まさに天の配材といえるでしょうね。
中国ではリウマチの痛みを抑えるために使われたり、
タイ料理のトムヤンクンのスパイスとして使われる
レモングラスのように、食品のフレーバーとしても
使われているそうです。
昔は蚊取り線香のように、シトロネラを
虫よけ用の香りローソクの成分のひとつとして
広く使用されていました。
また、ペット(イヌ、ネコ)のノミの駆除や
衣類を害虫から守るのにも有効です。
初夏になると、よく花屋さんの店先で
見かけるようになったゼラニウムに似た蚊連草は、
シトロネラとアフリカンゼラニウムを
遺伝子組み替えで作り出された植物で、
葉を少しこすって香りを出すようにすると、
蚊が寄りつきにくくなります。
効能
◎心に対する働き
メリッサが神経を休める働きに対して、
シトロネラは精神を高める働きがあり、
心を高揚させ、抑うつ的な気分を明るく、
スッキリさせてくれます。
病気の回復期に身体に活力と、
精神力のバランスを回復させるのに役立ちます。
◎身体に対する働き
頭痛、神経痛、筋肉痛の緩和に用いられ、
消毒作用もあることから、感染症に対する
抵抗力を高めてくれます。
デオドラント効果を利用して、
スポーツ後などの汗をかいて疲れた足や、
身体をリフレッシュさせるフットバスなどもおすすめです。
おすすめブレンド
◎自然の香りで虫よけしましょう
ブレンドa)
シトロネラ 8滴
ゼラニウム 6滴
ペパーミント 8滴
*スプレーとして使用する場合
スプレー容器(10cc入)に
無水エタノール5cc+浄水5ccに、ブレンドa)を入れる。
*ジェルとして使用する場合は
ジェル基剤60gに、ブレンドa)を入れる。
※2%弱の濃度になりますので、
お肌の過敏な方は、パッチテストを行ってから
使用されるか、濃度を下げてお使い下さい。
◎筋肉痛、肩こり用ジェルに
ブレンドb)
シトロネラ2滴
シダーウッド2滴
ペパーミント3滴
ユーカリ3滴
*ジェル基剤20gにブレンドb)を混ぜ、
適量をとり、つらい部分に塗布する。
(特にお風呂上がりが有効です)
※2%強の濃度になりますので、
お肌の過敏な方は、パッチテストを行ってから
使用されるか、濃度を下げてお使い下さい。
◎汗の匂いが気になる方に
ブレンドc)
シトロネラ4滴
レモングラス2滴
サイプレス3滴
パイン2滴
*スプレーとして使用する場合
スプレー容器(10cc入)に
無水エタノール5cc+浄水5ccに、
ブレンドd)を2滴入れ気になる部分に
スプレーする。
*足浴の場合
洗面器などに、お湯を入れ、
極楽塩をひとつまみ入れブレンドc)を3滴入れる。
生命力の強い植物で、葉先を切っても、
すぐに伸びてきます。
どちらもシトラス系の香りのする精油ですが、
レモングラスは生葉をハーブティーとして
用いますが、シトロネラは生葉に異臭があり、
生で使われることはなく、精油を採取する場合にも、
生葉を水蒸気蒸留すると異臭が残るため、
乾燥させた葉を使用します。
和名を香水茅(コウスイガヤ)と言い、
レモングラスも同名で呼ばれています。
主に2つの種類があり、
ゲラニオールの含有量が多く芳香の強いジャワ種と、
シトロネラールの含有量がやや少ないセイロン種が
あります。
19世紀になってから、この精油は
もてはやされるようになり、
ヨーロッパに最初に出荷された精油は
「オーリアム・シレー(oleum-siree)」と
呼ばれました。
レモングラスは主成分がシトラールで、
シトロネラはシトロネラールが主成分で、
香料(香水)の業界では、
シトラールはレモングラスから、
シトロネラールはシトロネラを供給源と
していました。
シトラス系の香りがする精油でありながら、
光毒性のあるフロクマリンを含有しないので、
石けんや洗剤、デオドラント化粧品などの香料に、
合成品ができるまでは、広く用いられていました。
シトロネラは、防臭、消臭作用、昆虫忌避作用で、
防虫剤、虫よけ剤、そしてトイレの悪臭の源である
トリメチルアミンやアンモニアを吸収することから、
トイレの防臭芳香剤として、よく用いられてきました。
シトロネラは、スリランカ原産ですが、
マラリアが多発する地域であり、
昆虫忌避作用のあるシトロネラが、
この地域に生育している植物というのは、
まさに天の配材といえるでしょうね。
中国ではリウマチの痛みを抑えるために使われたり、
タイ料理のトムヤンクンのスパイスとして使われる
レモングラスのように、食品のフレーバーとしても
使われているそうです。
昔は蚊取り線香のように、シトロネラを
虫よけ用の香りローソクの成分のひとつとして
広く使用されていました。
また、ペット(イヌ、ネコ)のノミの駆除や
衣類を害虫から守るのにも有効です。
初夏になると、よく花屋さんの店先で
見かけるようになったゼラニウムに似た蚊連草は、
シトロネラとアフリカンゼラニウムを
遺伝子組み替えで作り出された植物で、
葉を少しこすって香りを出すようにすると、
蚊が寄りつきにくくなります。
効能
◎心に対する働き
メリッサが神経を休める働きに対して、
シトロネラは精神を高める働きがあり、
心を高揚させ、抑うつ的な気分を明るく、
スッキリさせてくれます。
病気の回復期に身体に活力と、
精神力のバランスを回復させるのに役立ちます。
◎身体に対する働き
頭痛、神経痛、筋肉痛の緩和に用いられ、
消毒作用もあることから、感染症に対する
抵抗力を高めてくれます。
デオドラント効果を利用して、
スポーツ後などの汗をかいて疲れた足や、
身体をリフレッシュさせるフットバスなどもおすすめです。
おすすめブレンド
◎自然の香りで虫よけしましょう
ブレンドa)
シトロネラ 8滴
ゼラニウム 6滴
ペパーミント 8滴
*スプレーとして使用する場合
スプレー容器(10cc入)に
無水エタノール5cc+浄水5ccに、ブレンドa)を入れる。
*ジェルとして使用する場合は
ジェル基剤60gに、ブレンドa)を入れる。
※2%弱の濃度になりますので、
お肌の過敏な方は、パッチテストを行ってから
使用されるか、濃度を下げてお使い下さい。
◎筋肉痛、肩こり用ジェルに
ブレンドb)
シトロネラ2滴
シダーウッド2滴
ペパーミント3滴
ユーカリ3滴
*ジェル基剤20gにブレンドb)を混ぜ、
適量をとり、つらい部分に塗布する。
(特にお風呂上がりが有効です)
※2%強の濃度になりますので、
お肌の過敏な方は、パッチテストを行ってから
使用されるか、濃度を下げてお使い下さい。
◎汗の匂いが気になる方に
ブレンドc)
シトロネラ4滴
レモングラス2滴
サイプレス3滴
パイン2滴
*スプレーとして使用する場合
スプレー容器(10cc入)に
無水エタノール5cc+浄水5ccに、
ブレンドd)を2滴入れ気になる部分に
スプレーする。
*足浴の場合
洗面器などに、お湯を入れ、
極楽塩をひとつまみ入れブレンドc)を3滴入れる。