5月のある日曜日、朝9時半に高尾山口駅到着後、改札口を出るとすでに大混雑。
一年を通して登山客の多い高尾山、この人混みもいつもの見慣れた光景だ。
だが今日は、高尾山とは道路を挟んで反対側に位置する草戸山を目指す。
高尾周辺の山に詳しい方から、草戸山がとてもいい山だと教えて頂いたことがきっかけ。
では、草戸山に向けて出発!
人混みを通り抜けて駅から右手に進むと歩く人はほとんどいない。
ほんの僅かでこんなにも違うのかと驚く。
登山口は住宅街にある。
標識があり、迷うことはない。
ここで準備体操をして、登山道に入る。
しばらくは、雑木林のゆるやかな尾根道が続き歩きやすい。
娘も調子よく、ぐんぐん登っていく。
そして何よりも、静かだ。
ついさっきまで、多くの登山者で大賑わいの高尾山口駅にいたことが嘘のよう。
広葉樹が多く、気持ちよい山歩きが続く。
そして何よりも、人がいないのでここが高尾であることを忘れそうだ。
しばらくすると、小ピークがたくさん出てくる。
峠まで20のピークがあり、意外となかなか歩き甲斐がある。
途中で、どんぐりから新芽が出ているのを発見。
どんぐりって、こんな風に芽がでるのねぇ、と感心。
その後も登ったり下ったりしていると草戸峠に着く。
ベンチがある小さな広場になっていて小休止する。
ここから草戸山までは、あと少しだ。
正午、草戸山364メートルに到着。
空は快晴、低山とは思えなくらい眺望良好だ。
近くてこんなに素敵な山があるのに今まで知らず、高尾山しか見えていなかった。
もっといろんなところに目を向けてみようと感じる。
山頂にある展望台に上がり、そこで昼食休憩。
焼きそばを作って食べたが、おなかペコペコですぐにぺろりと完食。
山で食べるご飯は、本当に美味しい。
たっぷりと1時間休憩した後、下山開始。
往路と同じ道をしばらく行くと、途中で梅の木平へ分岐する標識がある。
私たちは梅の木平方面に進むことにする。
比較的細い道が続き、山中で木の伐採作業が行われていた。
40分ほど歩けば、梅の木平バス停に出る。
バスの本数は少ないため、ここから高尾山口駅まで自動車道横の歩道をてくてく歩く。
この歩道歩き30分が、この日のうちで一番暑くて辛かった。
今回初めて登った草戸山、本当に静かで素敵な山に出会えて良かった。
きっとこんな風に、まだまだ近くに知らない素敵な山があるのだろう。
地図を広げて、同じところばかり見ていないでもっと周りもよく見よう!
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