2月中旬、奥多摩の御岳山に向かう。
この山はケーブルを利用して山頂に立てるとあっていつも混んでいる印象。
しかし現在、ケーブルは運休中とのこと。
「よし、今なら空いているかもしれないぞ」と思い、行ってみることにする。
御岳山だけのピストンでは物足りないので、日の出山まで縦走する計画をたてる。
御嶽駅からバスに乗り10分でケーブル下に到着。
きっといつもならギュウギュウ詰めのバスなのだろうが、この日は登山客もまばら。
ケーブル運休中は空いているだろうという読みは当たりだ。
さぁ、登るぞ!と張り切る私たちと娘。
道中、雪の状態が分からないのでアイゼンと念のためピッケルも用意している。
登山道は、山道ではなくアスファルトの道でこれは期待外れである。
あまり山登りらしい気分にならないまま1時間ほどで御岳山までくる。
山頂付近は、宿坊が立ち並んでいて山の上とは思えない立派な集落がある。
郵便配達のバイクが走り、車もすれ違う。
「山に来た」というより「標高の高い村に来た」という思いだ。
日の出山方面へ道を行くと徐々に登山道らしくなってくる。
まだ2月だが、暖かい日も多いせいか新芽が結構あちこち出ている。
日の出山まで行く途中、テントが張れそうな適地を見つけたのでそこで休憩。
テントの中に入ると、このまま雪の中で寝泊まりしたくなる。
あぁ、早く冬山テント泊がしたいものだ…
この日の昼食は味噌煮込みうどんお餅入り。
うどん2玉使用するが、娘がおいしい、おいしい、とかなりたくさん食べる。
オトナと同じものをかなりの量を食べるようになったので次回からうどん3玉だなと反省する。
テントが快適過ぎ、ついつい長居をしてしまい1時間半以上も休憩してしまう。
再び歩き始めて、30分ほどで日の出山山頂に着く。
都内が一望出来る広い山頂は、来て良かったぁと思える憩いの場所。
我々は休憩が長すぎたので、つるつる温泉下山を目指して先を急ぐ。
下山途中、雪が凍っていた箇所もあったが特に危険な箇所もなく滝本登山口まできた。
下界は雪が融けていたので登山靴が泥まみれになった。
娘がお昼寝している間に、川辺で汚れた靴を洗う。
20分ほど歩けばつるつる温泉に到着。
ここから武蔵五日市駅まではバスに乗って20分だ。
そのバスがこれ!こんなバスを見たのは初めてだ。
車両は二つ、後方はけん引されて動いている。
運転技術も難しそうな、この特殊なバスはおそらく日本にこの一台だけだろうとのこと。
車内も快適、駅までの20分間を楽しく過ごせた。
近郊で雪山を楽しめるのもあとわずか。
次回は、テント泊が出来そうな山を探してみたいと思う。
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