ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

このサイトの全ての写真・文章の著作権は個人に帰属しています。
商業利用やブログその他での転用をご希望の際はメールにてご連絡をよろしくお願い致します。

オオキトンボの連結産卵

2021-11-15 16:00:00 | 昆虫

秋のトンボといえばアキアカネを代表とするアカネ属のトンボたちです。
いわゆるアカトンボと呼ばれるアカネ属ですが赤色ばかりではなく黒青黄といろいろいます。
そのなかでもオオキトンボは黄土色になるアカネ属のトンボで希少種でもあります。
















オオキトンボ雄
アカネ属の中では一番大きく全身が黄土色で翅の前面は薄橙色になっています。
ショウジョウトンボの未熟に似ていますが尾が細く黒筋がないので慣れれば間違いません。
全身が黄土色で斑点などの変化がないので割と地味に感じますが大きいので存在感はあります。
秋に水が落ちて土がむき出しになるようなため池に生息しますが数は多くない感じです。

活動時間は9時から13時ぐらいで交尾連結個体の警戒心は強く撮るのに苦労します。
例年、10月から11月末までが観察しやすく寒さに強い印象です。
近縁種のキトンボはやや小さく雄の尾部は赤くなり翅の橙色も赤みが強く鮮やかです。

オオキトンボの分布は図鑑などでは北海道・本州・四国・九州となっていますが実態は深刻で、
関東から東海地方にかけてはほぼ絶滅状態で近隣では岐阜・福井・三重・滋賀・奈良・広島で絶滅しています。
多産地は青森・兵庫・愛媛・香川・大分のみで全国的にはかなりの希少種であると言えます。
オオキトンボは移動性が強く7月に羽化してから一旦水域を離れます。
秋になると池へ戻りますが生まれた池に戻るという感じではなく、
環境の整った池にたどり着くようで応用性はあるように感じます。

今回の撮影地は兵庫県の播磨地方のため池ですが、
この辺りはオオキトンボの生活に適した池が多い感じです。







フォトチャンネルです。

























いつもご覧いただきありがとうございます。