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1月26日:氷の上のキャラバン/お知らせ

2017年01月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球の最も遠い調査地にどのように補充用品を届けるか? 器材と食物をスキーに乗せ、トラクタでそれらを引き、長いキャラバンで氷と雪を横断する。このイメージは高度700キロメートルを周るフランスのプレアデス衛星によってとられた。補充用品の輸送隊の、南極海岸の Dumont d'Urville からコンコルディア調査基地まで 1,000 キロメートルの旅を見ることができる。この南極大陸横断には10日かかり、コンコルディアに達するには 3,000 メートル以上を登る。特別丈夫なトラクタで引かれたこのキャラバンは、300トンまでの燃料、食物、大型装備を、長さ300メートルの輸送船で運ぶ。コンコルディア到着後3日を開梱して過ごし、帰りの旅の準備をする。コンコルディアは海抜 3200 メートルの台地にある。冬の気温は摂氏マイナス80度、太陽は地平線上には昇らない。クルーはその年の4ヵ月間を日光なしで隔離されて生活しなければならない。
ヨーロッパ宇宙機関にとって、隔離と厳しい気象は、他の惑星への宇宙飛行と生活との興味深い類似を提供している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 明日深夜(日本時間1月28日土曜日午前0時30分ごろ)、国際宇宙ステーションから「こうのとり(HTV-6)」が切離されます。NASAテレビの中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、切り離された HTV-6 は国際宇宙ステーションとの安全な距離に置かれ、調査研究が行われた後、地球の大気に突入し燃え尽きる予定です。

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