国際研究チーム H0LiCOW (ホーリー・カウ)コラボレーションは、ハッブル望遠鏡やすばる望遠鏡などハワイそして全世界のたくさんの望遠鏡を用いて、強い重力レンズ効果を引き起こしている五つの銀河を観測し、宇宙の膨張率の値であるハッブル定数を従来の方法とは独立に調べました。その結果、これまで行われてきた超新星やセファイド変光星の観測で得られたハッブル定数の値と極めてよく一致していました。しかし、プランク衛星による宇宙背景放射の観測で得られた宇宙初期の観測に基づくハッブル定数の値とは一致しませんでした。この不一致は非常に興味深い問題です。(以上、国立天文台の記事から)
<出典>: 「H0LiCOW (ホーリー・カウ)コラボレーション」
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<ひとこと>: この結果は、1月26日から27日にかけて、ハッブル宇宙望遠鏡、スバル天文台、国立天文台など、主要な天文サイトでも一斉に報じられました。ほとんどは英文なので、簡潔ですが 「東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構」 の記事をご紹介しておきます。なお、英文は ハッブル宇宙望遠鏡、 スバル天文台から、また英語解説ビデオは H0LiCOW (Youtube) からご覧いただけます。また、以上のまとめ記事は 「ホームページ」 の 「ハッブル宇宙望遠鏡探査写真集」 からご覧ください。