天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

7月13日: 小惑星ベスタの仮想飛行

2019年07月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ドイツ航空宇宙センターのアニメータが、数年前に小惑星ベスタ(Vesta)を訪ねたときの、NASAのドーン(Dawn)ミッションからの実際のイメージと高さデータを使って仮想ムービーをつくった。このビデオは、激しくクレーターされた地形の上を平行に走るトラフの変わったペア、ディヴァリア・フォッセ(Divalia Fossa)で始まり、続いて、ベスタの60キロメートルの、多数の鮮明な詳細を示すマルシア・クレータ(Marcia Crater)を探査する。最後にドーンは、ベスタの高さ5キロメートルのアルシア・トーラス(Aricia Tholus、トロスとも呼ぶ:円錐形の丘)を明らかにするためにデジタル的に誇張された高さでイメージを示す。太陽系の小惑星帯で二番目に大きなオブジェクト、ベスタは、地球から見える最も明るい小惑星であり、双眼鏡でも見ることができる。このベスタの旅を使って、ベスタの全てを探査することができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<アニメ>: アニメーションはイメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 小惑星ベスタは直径が58キロメートルほどもあり、「イトカワ」や「りゅうぐう」と異なる大きな球形の天体である。矮惑星ケレスとともにNASAが打ち上げた ドーン(Dawn)探査機 が目標にした調査対象の一つ。

 

コメント