南太平洋を暗くした7月2日に、チリのラ・セリーナの浜辺の街のスカイウォッチャは、現地時間午後4時38分に空を見上げた。空は黄昏時のオレンジになり、地上の温度は僅かな間に数度下がった。それは黙示録(apocalypse)のサインではなく皆既日食であった。食の追跡者が見上げていたとき、NASAの衛星は地表を見下ろしていた。南太平洋を東に進んでいたとき、アクア衛星の中間解像度画像分光放射計センサーが月の影のこの視界を捕えた。食によって投げられた影は、完全に暗い本影と、部分的に陰になる半影から成っている。このイメージは、三つの異なる時間に集められたデータからの合成である。左の3分の一のイメージは影が通過した後、中央は食が南太平洋上進んでいるとき、左の3分の一のイメージは影が通過する前を示している。
<出典>: 「地球(Earth)」
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