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7月24日: 渦巻、楕円、不規則

2019年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、ミルキーウェイを含む我々の宇宙近傍の50以上の銀河達の集合であるローカルグループのメンバー IC 10 と呼ばれる不規則な銀河を示している。 IC 10 は、注目に値するオブジェクトである。それは、冷たい水素ガスの十分な補充によって燃料を供給された、星形成の凄まじい期間にある最も近い未知の爆発的星形成銀河である。このガスは、星達の新世代を引き起こす核融合に十分な点まで圧力と温度が達する、密度の濃い節を形成する広大な分子の雲の中に集まっている。 IC 10 のような不規則銀河は、ミルキーウェイのような渦巻銀河の堂々とした形に、また楕円銀河達の丸められた外見に欠けている。それは220万光年の相対的な近くにもかかわらず微かなオブジェクトである。実際に、 IC 10 は、ある観測キャンペーンの間にアメリカの天文学者ルイス・スウィフが見つけた1887年に、初めて人類に知られた。この小さな銀河は、宇宙のダストと星達が一杯に詰まった視線に沿った位置にあるので、今日でさえ調査するのが難しい。このイメージのバージョンは、競争者 Nikolaus Sulzenauer によってハッブルの秘宝イメージ処理競技に入れられ、10回目の賞を獲得した。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 明日7月25日午後3時から、「はやぶさ2」のその後(第二回着地後)の運用状況について、記者説明会が予定されています。ホームページの「国内機関による中継放送とビデオ」から。

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