このアニメーションは、ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートン宇宙天文台からのデータをベースにした、渦巻銀河メシェ83(M83)のX線の視界を示している。これらのデータは、 0.2~2 keV (赤)、 24.5 keV (緑)、 4.5 ~ 12 keV(青)で、2003年1月、2014年1月と8月、2015年1月と8月2016年1月の六回で集められた。約 1500 万光年の位置にある M83 は、毎年新しい星達が生まれている現在激しく星を形成している、ミルキーウェイと形で似た棒渦巻銀河である。これらの点の大部分は、超新星爆発の残骸、中性子星、コンパニオンの星から物質を食しているバイナリシステム、ブラックホールのような星達の命のサイクルの終点を表している。特に、銀河の中央領域の左下の大きな点は、天文学者達が超大光度X線源(ULX)と呼ぶ、コンパニオンから通常のX線バイナリより非常に高い割合で質量を付着しているコンパクトな残骸、バイナリシステムである。この視界の中心の赤いエリアにある源は M83 の内部にあるオブジェクトである。イメージ全体に散らばるほとんどの源は銀河の周辺にあるが、それらのいくつかは、我々の銀河の手前の星達、背景の遠い銀河達である。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 約 27 MB の GIF 画像です。表示にはやや時間が掛かるかも知れません。なお、X線は強いエネルギー源から発せられます。このイメージは M83 付近の強力なエネルギー源のみを描いたものです。