ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションは、南アメリカのアマゾン川に多い ブラックウォータ の水系、ブラジルのネグロ川(Rio Negro)とソリモス川(Solimoes River)の「合流(meeting of waters)」に我々を導いた。黒く見える ネグロ川 はアマゾン最大の支流であり、また世界最大のブラックウォータ(black-water)の川である。コロンビアから 2300 キロメートルのそれは、腐敗し流れに溶けた葉と植物の物質からその濃い色を得ている。ネグロ川は、その下に見える、砂、泥、沈泥を含む堆積によって褐色に見えるソリモス川と顕著な対照をなしている。ソリモス川は約 1600 キロメートルの後にネグロ川と出会い、この重要な合流地点を形成している。最終的な合流の前に、この二つの川は、温度、速度、水の密度の違いによって、並行して数キロメートル流れる。アマゾン川流域最大の都市 マナウス(Manaus) が、ネグロ川の北岸に見える。海から 1500 キロメートルにも関わらずマナウスは内陸の主要な港である。この都市の北東にアドルフォ・ドゥッケ(Adolfo Ducke)保安林が見える。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>:英語解説ビデオ(位置がわかります)は こちら(Youtube) から。原版は こちら(7816x6943 pic) から。
<お知らせ>: 国際宇宙ステーション貨物船 HTV-8 「こうのとり8号」は、日本時間土曜日午後8時13分に、ステーションのロボットアームによって捕らえられました。 イメージはNASAテレビから捕捉の瞬間。