渦巻銀河で磁場はどのくらい広がっているだろう。天文学者達は、何十年も、いくつかの渦巻銀河のみが磁場を持っていることを知っていた。しかしながら2011年に NRAO の超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)が改良された後、これらのフィールドが、予想外に数千光年、ディスクから垂直に広がっているかもしれないことが発見された。近くの銀河達の連続するハロー(CHANG-ES)調査で観測された、このエッジ・オン渦巻銀河 NGC 5775 の示されたイメージは、渦巻で一般的かもしれない磁場のラインのスパイクをも明らかにしている。棒磁石の周りの鉄に似たこの電子からの放射線は、ほぼ光速でこれらの線の周りで渦巻く銀河の磁場のラインを追っている。このイメージのフィラメントは VLA データでのそれらの軌跡から造られた。ハッブル宇宙望遠鏡のデータから造られた可視光線イメージでは、ピンクのガスの領域に星達が生まれているところを示している。それは、これらの領域からの風が引き伸ばされた銀河の磁場の形成を助けているように見える。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。