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2月16日: クレータの縁

2021年02月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この画像は、火星の巨大なヘラス衝撃盆地の北に数百キロに位置する小さなクレーターの南東の壁を示している。クレーター全体は直径約12キロである。このイメージは5X10キロメートルの領域を示している。‎ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ(‎ExoMars)ガス追跡軌道船に搭載されたカラーとステレオ画像システム(CaSSIS)は、2020年10月19日にこのイメージを撮った。‎ ‎CaSSIS のカラーフィルターで見ると、このイメージは例外的な色の多様性を示している。この多様性は、波長の異なる光を反射する様々な鉱物の存在に関連しており、明るい色調の堆積物は、恐らく水の存在の下で形成されたであろう古代の粘土に豊んだ鉱物を含む地域の、岩盤の露出を強調している。また、クレーターの床には波紋を形成する風に吹かれた砂の堆積物も見えている。独特な黄褐色は、酸化鉄鉱物が含まれていることを意味している。‎ ‎ExoMars プログラムはヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスの共同の計画である。

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week:ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: NASAのマーズ2020パーサビアランスの着陸が近づいていますのでしばらく最近の火星の記事を中心に掲載しています。 

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