宇宙からの地球:エチオピアの絵画
アーティストのパレットを彷彿とさせる、コペルニクスセンチネル2号ミッションによって撮られたこの印象的な疑似カラーのイメージは、エチオピア北東部のアッベ(Abbe)湖を示している。
大きな丸く暗い領域として見える、アッベ湖としても知られるアベ湖(Lake Abbe)は、西のエチオピア、東のジブチの国境にまたがっている。湖は幅19キロメートル、長さ17キロメートルであり非常に塩辛い。蒸し暑い石灰岩の煙突の集団が点在し、白く見える大きな塩の平原とリフト火山に囲まれている。イメージ最大の火山は、湖の北西岸にそびえる幅25キロメートルの休火山ダマアリ山(Mount Dama Ali)である。
上部に見えるアッベ湖とアファンボ湖は、エチオピア最大の川の一つであるアワシュ川(Awash River)によって供給される六つの接続された塩湖のチェーンの一部である。
このイメージは、アワッシュ川沿いの左上に示すように、植生を明るい赤で強調表示するコペルニクスセンチネル2号の近赤外線チャネルを使って得られた。このタイプのバンドの割り当ては、アッベ湖の暗い海域の赤い縞模様で識別できる藻類の繁殖をイメージ化するのにも役立つ。西岸の水色は湖に排出された土砂を示している。
乾燥した砂漠のほぼ月のような風景と蒸し暑い硫黄の通気孔のために、アッベ湖は地球上で最もアクセスしにくい地域の一つと見られている。地球観測衛星は、このような遠い地の監視に重要である。
<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」---ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ(Week in images)」は、複数の記事が同時に掲載されます。リンク先から該当する記事を追ってください。
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