宇宙からの地球:東地中海
ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル3号の広い視野が、地中海とその周辺諸国の東端を捉えている。
この広い視界には、南にエジプト、東にイスラエル、ヨルダン、レバノン、シリアが含まれている。サウジアラビアの一部が紅海の東に、スーダンが西に見ることができる。北にはキプロス島とトルコの南海岸がある。
周囲の砂漠とエジプトの肥沃なナイルデルタの緑色の三角形が対照的である。エジプトの土地の3%未満のみが農業に適しているために、このデルタは重要な農業地帯である。エジプトの首都カイロがデルタの下に茶色がかった灰色で見えている。
ナイル川がはっきりと見える。約 6650 km を流れるナイル川は、世界で最も長い川である。この巨大な川は赤道の南を上り、北東アフリカを北に流れ、地中海に流れ込む。
イメージでは紅海が目立っている。地中海とインド洋は、世界で最も重要な水路の一つであるスエズ運河によって、直接結ばれている。
イメージの中央右にある小さな水域は死海であり、地球の表面で最も低地であり、外洋の10倍の塩分がある。
死海の南の薄緑色の地域は、化学工業と人間が消費する塩を生産する蒸発池の大きな複合体である。
コペルニクスセンチネル3号ミッションは、大規模な環境の動きを理解するために地球を観測している。二つの同一の衛星の編隊によって、海、陸、大気、氷を測定するための一連の機器を搭載し、海洋の観測から広域の植生の監視まで、さまざまなアプリケーションに重要な情報を提供している。
<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 左上のイメージからズームインして10メートルのフル解像度で探索するか、あるいは、上のリンクから表示されるイメージの〇印をクリックして詳細を確認しよう。
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