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天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

1月16日:闇の中の光

2017年01月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

昨年の冬至の数時間後に、太陽からの大量のエネルギーに満ちた粒子が地球の周辺で磁場に激しくぶつかった。この強い太陽風の流れはカナダの北で北極光を誘起した。スウオミNPP米国極周回パートナーシップ衛星(Suomi NPP)は、2016年12月22日に、北極光のこの視界をとった。北極光は、多くの場合オーロラの卵形に入るエリア、ブリティッシュコロンビア、アルバータ、サスカチュワン、マニトバ、ヌナブット、ノースウェストテリトリーズを横断して伸びた。スウオミNPPのこの機器は、オーロラ、大気光、ガスのフレア、月の光などの薄暗い光の信号を検出する。そのセンサーは、エネルギーに満ちた粒子が地球の磁気圏から超高層大気のガスの中に雨のように流れたときの可視光線の放射を検出した。地球の磁気圏への太陽の粒子と圧力の衝突は、放射ベルトなどの地球周辺の宇宙で捕らえられる粒子を加速する。それらの粒子は、高度100~400キロメートルで地球の超高層大気に崩れ落ち、酸素と窒素分子を励起し、光の光子を解放する。その結果、空で、光の放射、シート、カーテンが踊る。スウオミNPPは、NASA、海洋大気局、国防総省の協力の成果である。

<出典>: 「Suomi NPP

<大判>: イメージをクリック。文字入りの大判は こちら から。

 

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1月15日:宇宙必須の自画像

2017年01月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

初めての船外活動でのヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケ(フランス)。彼は、宇宙ステーションの外の電力システムを改良するために、NASAの宇宙飛行士シェーン・キンブローと共に、2017年1月13日金曜日に5時間58分を船外で過ごした。
トーマスは、この写真についてコメントした。「宇宙必須条件の自画像! ヘルメットの素晴らしい地球の反射。信じ難いほどの感覚!」

<出典>: 「プロキシマ(Proxima)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関の記事です。大判はイメージをクリック。 Proxima はフランス宇宙局がミッションにつける呼び名。地球近傍の天体の名(この場合は星プロキシマ)からとられている。宇宙服のヘルメットのサンバイザー(日除け)にカメラを向けている彼自身の手とカメラが見える。この形の写真は多くの宇宙飛行士達が船外活動で撮っており、いわば定番の写真になっている。

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1月14日:ソンブレロ銀河 M104

2017年01月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

M104は、春の代表的な星座であるおとめ座とからす座の間にある銀河です。ほぼ真横から見る銀河円盤とそれに沿った暗黒帯、円盤部から突き出したまるい形が特徴的で、その形からメキシコのつば広帽子「ソンブレロ」にたとえられ、「ソンブレロ銀河」とも呼ばれます。小口径の望遠鏡でも比較的見つけやすいメシエ天体の一つですが、眼視でこの特徴的な形を認識するのはなかなか難しいようです。
M104は、その形の特徴から銀河の形状分類(ハッブル分類)上は、これまで「渦巻銀河」とされる場合がほとんどでした。しかし、近年の大口径望遠鏡による観測や赤外線による観測から、中央のまるい突出部を囲む淡いハローがひじょうに大きな範囲に広がっていることが明らかになりました。加えて、M104のハロー内には、渦巻銀河では通常数百個しか存在しない球状星団が、何千個と存在していることも分かりました。これらの特徴から、現在では、実際は楕円銀河でありながら、その中に円盤状の構造を持つに至ったと考えられるようになりました。今後、巨大望遠鏡や宇宙望遠鏡による観測を重ね、この複雑な構造に至るシナリオが解明されていくのが楽しみです。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

<大判>: 上のリンクからご覧ください。

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1月13日:NASAの宇宙飛行士ペギー・ホイットソン7回目の船外活動/お知らせ

2017年01月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ペギー・ホイットソンは、先週の国際宇宙ステーションにおける船外活動の間に、六つの新しいリチウムイオン電池の三つを完成させるために、遠征50指揮官シェーン・キンブローとともに、成功裏に3枚の新しいアダプタプレートを設置し電気接続を行った。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ぺギー A. ホィットソン博士は現在遠征50/51の一員であり、彼女の国際宇宙ステーションへの3回目の長期ミッションである。彼女は、これまでに、2002年の遠征5、2008年の遠征16(ステーション指揮官)に参加し各6ヵ月を務めた。彼女はこの二回のミッションで累積377日を宇宙で過ごし、合計39時間46分6回の船外活動を行った。

<お知らせ>: 日本時間今日13日金曜日夜、国際宇宙ステーションでは、日本の「こうのとり」貨物船が届けたリチウムイオン電池をインストールする2回目の船外活動が行われます。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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1月12日:ハッブル、ボイジャーの銀河の旅の星間ロードマップを提供する/お知らせ

2017年01月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのボイジャー1号・2号宇宙船は、我々の太陽系を超えた旅で未踏の領域を突進している。それらはその途上で星間の神秘的な環境、星間の媒体を測定している。10年くらいで起きるであろう、ボイジャーの電力が尽きて、新しいデータを送り返すことができなくなった後でさえも、天文学者達は、これらの無口な大使が滑空するであろう環境の特性を評価するためにハッブルの観測を使うことができる。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 40年前の1977年に打上げられたボイジャー1号・2号宇宙船は、今、太陽圏を出てミルキーウェイ銀河の星間宇宙の旅を始めている。これらの宇宙船は今後4万年ほどはどのような星とも遭遇しないと言われている。これらの発する信号は引き続きNASAの深宇宙通信システムで受信されているが何時まで受信できるかはわからない。宇宙船は自身の周りの比較的近くを調査しながら進んでいるが、それが向かう先の宇宙に何があるかはわかっていない。科学者達は、ハッブルを使って、ボイジャー1号と2号の向かう先のロードマップをつくろうと考えた。
・・・・・詳細は「ホームページ」の 「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」 から。

<お知らせ>: 日本時間明日13日夜、国際宇宙ステーションでは、日本の「こうのとり」貨物船が届けたリチウムイオン電池をインストールする2回目の船外活動が行われます。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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1月11日:2017年を予測する(動画:ヨーロッパ宇宙機関)

2017年01月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

非常に刺激的な2016年の後、ヨーロッパ宇宙機関にはこの先の忙しい年が待っている。2017年は、地球観測から有人宇宙飛行、通信、ナビゲーション衛星まで、ヨーロッパ宇宙機関の優秀さを示すであろう多くの新しい打上による挑戦的な年になる。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の今年の予定を解説したビデオです。ビデオはイメージをクリックしてヨーロッパ宇宙機関のサイトから。新しい技術を加えた通信システム(GM)、新規の通信中継システム(EDRS)、22機構成が予定されている位置情報・誘導システムガリレオ(Galileo)の追加、コペルニクス(Copernicus)計画に基づくセンチネル(Sentinel)衛星群の追加と新しい計画、新開発の地球大気・風観測衛星(ADM)、国際宇宙ステーション滞在計画などが挙げられています。

 

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1月10日:キュリオシティ、火星のシャープ山の麓を調査する

2017年01月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星を探査するキュリオシティローバーは、先月、このシャープ山の麓の息をのむようなパノラマをとった。このイメージの色は地球人に馴染みのある照明に合わせるように調整されている。ここで調査されたのは、高さの増す起伏の丘の前の岩の平原である。硫酸塩ユニットと呼ばれるこの中間距離の起伏の丘は、キュリオシティの現在計画されている最も高い目的地である。これらの丘が興味を持たれる一つの理由は、硫酸塩がある微生物にとってエネルギー源となり得るからである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: ここに挙げたイメージは一部です。全貌はイメージをクリック

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1月9日:火星から見た地球とその月

2017年01月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星から見た地球とその月のこの合成イメージは、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラによって2016年11月20日に得られた四つのセットのイメージからの最高の月のイメージと最高の地球イメージとを結合している。それぞれは結合する前に別々に処理されているので、月は見られるように十分に明るくされている。月は地球より非常に暗く地球と同じ輝度ではやっと見える程度である。この視界は二つの天体が正しい大きさと位置で示されている。 HiRISE は、赤外線、赤、青緑色の三つの波長帯でイメージをとった。これらは、ここでは、赤・緑・青で表されている。これは植物を赤で見せたランドサットイメージと似ている。地球イメージの中央の赤い形はオーストラリアである。東南アジアが上の赤いエリア、南極大陸が左下の明るい塊として見える。他の明るいエリアは雲である。これらのイメージは、月の近い側のスペクトル反射率が良く知られていることから HiRISE データの較正のためにとられた。

<出典>: 「火星偵察軌道船(Mars Reconnaissance Orbiter)」

<大判>: イメージをクリック

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1月8日:宇宙飛行士達、二回の船外活動の一回目を完了

2017年01月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征50指揮官シェーン・キンブローとペギー・ホイットソンは、東部標準時午後1時55分(日本時間午前3時55分)に彼らの船外活動を終えた。6時間32分の船外活動の間に、二名のNASAの宇宙飛行士達は、3枚の新しいアダプタ・プレートを設置し、国際宇宙ステーションの6台の新しいリチウムイオン電池の3台の電気接続を取り付けた。彼らはまた、アルファ磁気分光計の写真調査を含むいくつかの先行する作業を行った。この新しいリチウムイオン電池とアダプタ・プレートは、現在ステーションのソーラーアレイによって発生した電力エネルギーを保存するために使われているニッケル水素バッテリと置き換えられる。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 写真は船外活動が始まる前の宇宙歩行者達、ペギー・ホイットソン(左)とシェーン・キンブロー。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。写真は船内から協力したヨーロッパ宇宙機関のトーマス・ペスケ(フランス)が撮影してツィッターに投稿したもの。なお、二回目の船外活動は、一週間後の金曜日に予定されています。

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1月7日:小型衛星、宇宙ステーションから展開される

2017年01月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年12月19日、国際宇宙ステーションの日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型衛星軌道展開装置から衛星が放出された。この衛星は、実際には、ステーションから安全な距離で互いと分離されたが、まだ長さ100メートルのケブラー綱によってつながれている二つの小さな衛星である。NASAの宇宙飛行士ペギー・ホイットソンは、JAXA のグランドチームが、この STARS-C (Space Tethered Autonomous Robotic Satellite:宇宙で綱で結ばれた自律的なロボット衛星)と呼ばれる人工衛星を配備するのを支援した。この STARS-C は、一つの衛星を惑星の近くに押し、地球の方向を指して分離するためにスプリングと重力システムを使うだろう。この調査では、技術デモンストレーションの他に、電流の発生を分析するために宇宙のプラズマ環境からの電子を集めるだろう。この衛星の展開能力は、ステーションで使用するユニークな衛星打上システムを提供する。 JEMRMS (実験モジュール遠隔操作システム)と呼ばれる日本のロボットアームで処理されるこのシステムは、軌道に配置される小型探査衛星の、信頼でき、安全な、経済的に実現性のある手段を提供している。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

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1月6日:北極星の星間フィラメント/お知らせ

2017年01月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

新しい暦年が始まるとき、ダストとガスのこのネットワークは星の誕生がまだ始まっていない空の一部を示している。この領域は490光年離れた北極星にある。これは2011年にヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙天文台によって撮られ、カラー合成写真によってここに示されている。ここでは数十のもつれ合った星間のフィラメントが示されている。そのようなフィラメントが宇宙を通して何十光年にも伸び、多くの場合最も密度の濃い部分に発見される新生の星達の星の形成の始まりに先行している。フィラメントの中に埋め込まれているのはいくつかの密度の濃い素材の片であるが今は将来の星達の種であるようには見えない。このフィラメントは今は星の形成をサポートするのに十分な規模ではない。この領域は、ハーシェルによって、 250、 350、 500 ミクロンの赤外線波長で撮られた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 今夜1月6日夜、国際宇宙ステーションでは、日本の「こうのとり」が届けた新しいリチウムイオン電池をインストールする船外活動が行われます。電池は既に年始の地上からのロボット操作で、所定の位置に届けられています。作業予定は6時間半、ただし目的とする作業の完成度によって変わります。また、第二回は13日金曜日に予定されています。詳細は 「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今」 から、中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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1月1日:謹賀新年

2017年01月01日 00時14分04秒 | 天文・宇宙

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 <お知らせ>: 1月1日~1月5日の新情報は休ませていただきます。

 

 

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