「天秤座とヘビ座の間に発見される美しい星雲は・・・」の記述で始まるこの星雲は、18世紀の天文学者チャールス・メシエの有名な星雲と星の集団のカタログの5番目のエントリーである。メシェでは不鮮明で、丸く、星達がないように見えるが、 メシェ5(M5)は、今では、重力によって結ばれ直径約165光年の領域に詰め込まれた、 100,000 以上の星達の球状星団であることが知られている。それは約 25,000 光年に横たわっている。我々の銀河のハローを歩き回るこの球状星団は、ミルキーウェイの古いメンバーである。 M5 は最も古い球状星団の一つであり、その星達は約130億年であると推定される。この美しい星の集団は地上の望遠鏡にとっては一般的なターゲットである。もちろん、1990年4月25日に低地球軌道に配置されたハッブル宇宙望遠鏡もまた M5 の中央領域の約20光年に及ぶ衝撃的なクローズアップの視界を捕えた。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリック。ただし、ファイルサイズが大きい(6.31MB)ので表示には少々時間が掛かります。