オバラです。再びインド話しで、美術と全く関係ない話題ですみません。
土産話漫画でも描きましたが、知恵熱を出し36時間ホテルに缶詰になった時、さすがに井戸水、水道水は危ないかとフロントにミネラルウォーターを買いに行くとツーリストの日本人に会い、薬や冷えピタ、梅干などをもらいました。
翌日すっかり良くなってガンジス河でジャバジャバやっていると、助けてもらった日本人に会い御礼も兼ねて半日一緒に行動しました。
色々話す内「今まで一番悲しかったことって何ですか?」と聞かれ、「6歳の生徒を病気で亡くしたこと。元生徒が18歳でお母さんを殺してしまったこと。」と答えると、「6歳の子は確かにかわいそうです。でも親を殺してしまった彼は、きっとあなたが悲しみ哀れに思っているほど、弱くはないはずだ。俺も高校生の時親父を殺したのでわかります。」と。
お父さんは事業がうまくいかず、だんだんお母さんを暴行するようになった。彼の怒りが頂点に達した時「死ぬ勇気もないくせに弱いお袋を殴るんじゃねー!」の言葉が出て・・・お父さんはその翌朝部屋で首をつっていたそうです。
別れ際、「人間は弱くない」と言い切る彼の、それでも決して強くはないように見える後姿にただ頭を下げ、私がインドに来て熱を出したのは彼に出会う為だったのではないかと思いました。
土産話漫画でも描きましたが、知恵熱を出し36時間ホテルに缶詰になった時、さすがに井戸水、水道水は危ないかとフロントにミネラルウォーターを買いに行くとツーリストの日本人に会い、薬や冷えピタ、梅干などをもらいました。
翌日すっかり良くなってガンジス河でジャバジャバやっていると、助けてもらった日本人に会い御礼も兼ねて半日一緒に行動しました。
色々話す内「今まで一番悲しかったことって何ですか?」と聞かれ、「6歳の生徒を病気で亡くしたこと。元生徒が18歳でお母さんを殺してしまったこと。」と答えると、「6歳の子は確かにかわいそうです。でも親を殺してしまった彼は、きっとあなたが悲しみ哀れに思っているほど、弱くはないはずだ。俺も高校生の時親父を殺したのでわかります。」と。
お父さんは事業がうまくいかず、だんだんお母さんを暴行するようになった。彼の怒りが頂点に達した時「死ぬ勇気もないくせに弱いお袋を殴るんじゃねー!」の言葉が出て・・・お父さんはその翌朝部屋で首をつっていたそうです。
別れ際、「人間は弱くない」と言い切る彼の、それでも決して強くはないように見える後姿にただ頭を下げ、私がインドに来て熱を出したのは彼に出会う為だったのではないかと思いました。