菜希 中1 / 彩希 中1 二人共油彩
課題やテストが地味に続き、春休みを迎えられずにいます…。サヤカです。今回は学生クラスの油彩をご紹介します。どちらもF4号(333mm×242mm)と少々小さ目のサイズのキャンバスに描きました。
菜希
朝焼けでしょうか?爽やかな空に生き生きとした太陽の光が眩しく描かれています。地平線が画面の下の方に設定されていることによって、開放感ある印象になり、また空の動きも魚眼レンズで写したように丸くなっていて、空の広がりや存在感が強調されています。赤や黄色、緑といった色を入れることによって空に複雑な表情が加わりました。本人が意識したかどうかは分かりませんが、このようなポイントにより臨場感ある景色が表現され、見応えのある作品になるのです!
彩希
パキッとしたレモンイエローが印象的で、見ただけでエネルギーを貰えそうな作品ですね!両手の中にあるのは柘榴。個人的に、柘榴は作品のモチーフとして扱われる時、ダークなイメージがあったので、ポップなレモンイエローとの組み合わせは新鮮でした!背景には黄色の他に緑も使われていますが、手の平や腕にも黄色と緑が使われていて全体の統一感があります。柘榴のつぶつぶ感を再現するのは難しかったと思いますが、よく観察したことが伝わってくる描写です。
二人共、基礎デッサンが終わって初めての油絵でしたが、それぞれが描きたい意思をしっかり持ち、表現できているように感じます。これからも2人の作品を楽しみにしています!