
今年初めて、桜木町まで通っている貸しアトリエに行き制作してきました。私が少し大きめの紙(80×110cm)に刷毛でシャカシャカ描いている横では、ダウン症の青年が窓から見える貨物列車を描き続けていました。
せっかく横浜まで行ったので帰りがけに馬車道にある東京芸術大学の映像学部(北野武教授などがいます)で行った“最新フランス映画の紹介-CAHIERS DU CINEMA”という上映会に行って来ました。ここは元富士銀行で赤レンガのクラシカルな建物の中に重厚な金庫が残っています。(今は機材置き場)『“男たちと共に演技する”レオ』という映画は、字幕が英語で理解に苦しみましたが、アルノー・デプレシャン監督のトークショーで聞いた制作にまつわる逸話は大変興味深いものでした。
血液のシミなどがキーワードになっている映画でしたが、「ポロック(キャンバスの上にペンキをダラダラ垂らした絵を描く画家)は抽象画家ではなく具象画家である。シミは神秘的な謎であるから美しい。」「ジャスパー・ジョーンズ(アメリカ国旗や的などを絵にする画家)の作品は、絵でありながら画面の端ではなく中心に向かってのみ意味が突き進められている。僕の映画もまん中に深く意味が込められている。」話す言葉も洗練されていますよね。かっこいい! で、関係者のみのパーティーに潜り込みましたよ!ワインがんがん飲みながら監督に絡んで来ました。魅力的な方でステキでした☆


木曜クラスとは何も関係ありませんが・・・
シンプルなものっていいですよね。
単純であればあるほど、逆に想像力が膨らむからですかね?!
作品を作っていて、アイデアの段階でパッと作ったものの方が、
作りこんで深みにはまってしまった複雑な物より面白い。なんて事は多々あります。
『それしかない』という、超単純な状況がどれだけ我々に
豊かな物をもたらしてくれたかを考えて、だれか僕に教えてください!
そんな事を考えてパソコン打ってたら、深みにはまっちゃいました!
シンプルなものっていいですよね。
単純であればあるほど、逆に想像力が膨らむからですかね?!
作品を作っていて、アイデアの段階でパッと作ったものの方が、
作りこんで深みにはまってしまった複雑な物より面白い。なんて事は多々あります。
『それしかない』という、超単純な状況がどれだけ我々に
豊かな物をもたらしてくれたかを考えて、だれか僕に教えてください!
そんな事を考えてパソコン打ってたら、深みにはまっちゃいました!

今年、最初のブログは1枚の写真について・・
アトリエに今まで無かった写真が1枚、出入り口の横に飾られていると思います。(まだ見ていない人は見てね)
オレンジ色で本当に写真なのか?何が写っているのか?少しわかりにくいかもしれませんが、この写真は「植田正治」という写真家が撮ったものです。
植田正治の写真は生まれ故郷の鳥取を舞台にした「砂丘シリーズ」が有名で、歌手の福山雅治が師事していたこともあるのでTVとかで見たことがあるかもしれません。(10年ほど前に福山の「HELLO」を買ったことのある人は『あれかぁ~』と思うかも(^o^))
と、ひと通り植田正治についてのネタを書いてみたので、このブログを読んでからアトリエの写真を見てみると少し違って見えるかもしれませんよ(^o^)丿
※今、ちょうど東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)で展示しています。2月5日まで
けいご