
これ、なにを食べている表情だと思いますか?
片目を眇(すが)めて、細く開けた口でちょびっとずつかじる様子、そう梅干です。
腰に支点を置き、気持ちハスに構えた体と肘を張った腕の構図、小さなものを摘まむ手の形、小学生にしてすでに完璧!末恐ろしい才能!
小学生だったピカソの絵を見た画家の父親が、自分のふがいなさに筆を折った話しを思い出し、ちょっとドキドキ!でも良く見ると人物デッサンに力を注ぎすぎて立体感がなく、バックがいい加減なところで少し安心!?



この3人はペットボトルを持つ手の表現が、最もリアルで丁寧でした。形立体感を出す為に影もよく観察しています。 これからの作品が楽しみな逸材です! オバラ

今月の小学生クラスの課題は『箱庭作り』。10㎝ぐらいの正方形の紙の箱を利用して、思い思いの作品を紙粘土を使って表現してしています。箱を寝かせてお部屋を作る子、立てて使う子、顔の形にしてる子.....etc. 表現は様々です。
なかでもこのひろきの作品は最終日にこんなにステキな作品に仕上がりました。最近流行りの『東京タワー』を作りました。「東京タワーを作りたい!」とパソコンで東京タワーの画像を検索して、あっという間に作り上げました。色を塗って、箱の天辺に雑誌に載ってた写真を切り抜いて貼りました。


毎年『東京タワー』を作りたがる男の子が必ずいます。今年のひろきが作った『東京タワー』も素敵な作品になりました。『東京タワー』は不動の人気モチーフ!?
しまだひろみ


美術館なのに写真を撮ってもいいなんてうれしくてスタッフ集合写真なぞ撮ってみましたが、壁画が迫力ありすぎて人物なんてなんの意味もありませんでした。汐留では外にあったので大きさがイマイチ感じられませんでしたが、室内にあると迫り来る情念に圧倒され緊張します。一度ご覧になった方も、ぜひもう一度見に行かれてはいかがでしょうか?
ちなみにポップアートとは、ポップ(普通の人)が日常を再発見する為の芸術で、
*意味が一つではない
*見たり考えたりする装置としての芸術
*混沌とした思考の様子
*出来事以前のものの動き
*脈絡のない離れたものとものとの関係
などのコンセプトをもとに製作された作品です。ポップアートを体内に介入させ、波紋を起こし、脳を活性化させましょう!
毎年大人クラスの方々から、「子どもばっかり楽しいことしてズルイ!」とクレームが来る遠足。平日お仕事をお休みできる方は、ご一緒にスケッチと美術館鑑賞いかがですか?詳細はオバラまで・・・



莉子 2年
誠次郎 5年
一平 2年
こんにちわ。幸介です。
小学生クラスの人物画もほとんど終わり、多くの子が次の課題「箱庭」の作成に入っています。
今回の人物画はかなり時間をかけ、ゆっくり描き進めました。そのかいあって良い作品が沢山出来上がりましたが、子供達は「早く次のものをつくりたい!!」という子が多いようですね。皆、人物画から解放されたかのように賑やかに箱庭を制作しています。
人物画は1年生も6年生も、上手い下手ではなくそれぞれの味があって素晴らしい絵ばかりです。みんな同じ説明を聞いて制作しているのに、こうも作品の味わいが違うのは当たり前の話ですが面白いですね。
アトリエにまだ子供達の作品を保管していますので、見たい方は是非おっしゃってください!!
以上、幸介でした!
[ お詫び......昨日は田中先生のブログの日でしたが、PCの調子が悪くアップできなかったそうです。楽しみにしていた方、ごめんなさい。]
今日は小学生クラスの遠足の下見にスタッフで行ってきました。
今年は木場にある都立木場公園でスケッチ、東京都現代美術館で美術鑑賞です。(ちなみに写真はスケッチ場所のひとつ"木場公園大橋"です。)
東京都現代美術館では現代ポップアートの『MOTコレクション展』を一足お先に観て来ました。
アンディーウォーホルやリキテンスタイン、デビッドホックニーなどいわずと知れたポップ界の巨匠たちの作品や、日本の作家では横尾忠則、奈良美智などの今も活躍しているアーティストの作品を生で鑑賞してきました。また岡本太郎の長大な壁画『明日の神話』(縦5.5×横30m)。やっぱり原画の迫力はスゴイ!どの作品も原画のパワーに圧倒されました。私も久しぶりの美術鑑賞でいい刺激になりました。
現代アートは平面だけでなく立体や写真、映像など表現の方法はいろいろです。ひとつひとつの作品の表現はさまざまですが、どう感じるかは見る人の自由です。興味ある方は東京都現代美術館まで足を運んでみてはいかがですか?
さて当日、子供たちの反応が楽しみです!
しまだひろみ

今年は木場にある都立木場公園でスケッチ、東京都現代美術館で美術鑑賞です。(ちなみに写真はスケッチ場所のひとつ"木場公園大橋"です。)
東京都現代美術館では現代ポップアートの『MOTコレクション展』を一足お先に観て来ました。
アンディーウォーホルやリキテンスタイン、デビッドホックニーなどいわずと知れたポップ界の巨匠たちの作品や、日本の作家では横尾忠則、奈良美智などの今も活躍しているアーティストの作品を生で鑑賞してきました。また岡本太郎の長大な壁画『明日の神話』(縦5.5×横30m)。やっぱり原画の迫力はスゴイ!どの作品も原画のパワーに圧倒されました。私も久しぶりの美術鑑賞でいい刺激になりました。
現代アートは平面だけでなく立体や写真、映像など表現の方法はいろいろです。ひとつひとつの作品の表現はさまざまですが、どう感じるかは見る人の自由です。興味ある方は東京都現代美術館まで足を運んでみてはいかがですか?
さて当日、子供たちの反応が楽しみです!
しまだひろみ


突然ですが、2月17日~3月16日まで、南米のペルーとボリビアへ行って来ます。
みなさん南米は遠くてどんな場所か想像がつきにくいと思いますので、どんな場所へ行くのかちょっと紹介します。
今回行く主要な観光地は、マチュピチュ、チチカカ湖、ウユニ塩湖、アマゾンの予定です。
マチュピチュは皆さんご存知だと思いますが、今回私が同じ位楽しみにしているのが、画像右のウユニ塩湖です。標高3500m以上の場所にある、約120×100kmという莫大な大きさの真っ白な塩の湖なのです!
辺りは塩湖とサボテンの生えた岩山のみ、雨季の今頃は塩湖に水が張って表面が鏡のようになってとても綺麗だそう。
アマゾンではワニやピラニア、ピンクイルカなど日本では動物園でしか見れない野性動物がたくさん見られるようなので、そちらもとても楽しみです。
しばらく皆さんと会えませんが、たくさん写真を撮って帰りますので楽しみにしていてくださいね♪
それでは行ってきま~す!

こんにちは。千野紗織です。
小学生クラスのみんなが一生懸命描いている水彩画も、来週には全員が完成できそうです。
いろんな色のシャボン玉をふく絵だったり、おいしそうに物を食べる絵だったり、細かい所までよく観察して描けています!
それが終わると、次は「箱庭づくり」です♪
トリュフなどのお菓子をラッピングする用の小さな箱の中に自分だけの世界を作ります。箱を横に置いてみたり、たてにしてみたり、使い方は自由自在!上の作品は私が作ったものですが、上についている屋根のような飾りも、実は箱の中にあった仕切りで作っています。カラフルな色のついた紙粘土もあるので、小学生クラスのみんな、色々工夫して自分だけの「箱庭」を作ってね!



小学生クラスの遠足を、今年はどこにしようかとスタッフミーティングで話し合い、意見の上がった浜離宮恩賜庭園に下見に行って来ました。
ここは竹芝ふ頭にある史跡、江戸城の「出城」として機能していた徳川将軍家の庭園です。東京湾の海水を引く潮入の池と日本庭園が美しい都心のオアシス。私も初めて行きましたが、喧騒も届かずのんびりとした時間を過ごせ、スケッチするにも申し分ない場所でした。
が、9時に元住吉を出発して、渋谷乗り換え、新橋下車は、大人でもできれば避けたい人混み。また、大江戸線汐留駅も、通勤客の多さと、地下道のにぎやかさに大勢の子どもを連れては引率が難しい状況。水上バスは1時間に1本と本数が少なく、また発着場所が不便、とのことで遠足には不向きと判断しました。(ここはぜひ皆さん個人で行ってみて下さい!梅もたくさん咲き始めていましたよ!)
結果、木場公園スケッチと、東京都現代美術館に決定しました。火曜日に講師7人で下見と、美術館のキュレーターの方から事前説明や作品解説を伺ってきますのでまたご報告致します。 オバラ


今日の2枚の絵は、小学校受験クラスを受講しているお子さんの絵です。
左の絵:鬼の顔の表情を見てください。「もう!降参!」と言って逃げて行ってしまいそうな鬼ですよね。それに対して豆まきをしているこどもの方は、どっしりとした体に腕と手がとても力強く生き生きと描かれています。体全身で感じた楽しかった生活体験を見事に表現できました。いつもこのお子さんはクレヨンの塗り方に力強さと勢いがあるので、この絵のテーマをより一層引き立てていると思います。
右の絵:豆まきの絵と同じお子さんの絵です。こちらはお父さんと相撲をしているところです。先日人間の動きのある描き方を練習したので、それを思い出しながら体のパーツの向きに気をつけながら描いていきました。今にも立ち上がって動き出しそうな迫力のある絵ですよね。 伊藤