
オバラです。大人クラスの佐藤さんと神宮さんから「二人でホキ美術館行って来ました。すっごくよかったですよ!武蔵小杉からJR横須賀・総武線・上総一ノ宮行なら直通で1時間半くらいで行けちゃうし、土気駅からは歩いて15分くらいです。先生もぜひ行ってみて下さい!私たちが行った時は館長の保木さんも入り口にいらして、挨拶してきちゃいましたよ!」と絶賛されたので早く行こうと思っていたら、芸大で非常勤講師をやっている友人の作品も土曜日から飾られていると連絡を受け早速行って来ました。
作品もすばらしかったですが、美術館もステキでした。自然光を取り入れた明るい部屋や、空中に浮いている階段や、真っ黒な部屋、森が見える大きな窓など、居心地がいい優雅な時間が過ごせます。地方の美術館は大抵あまり大きくなく、贅沢な作りが施してありいいですね。
ため息のでるような作品たちは、もう見て頂くほうがいいので語りませんが、よく写真家が「このショットを撮影する為に何時間も待った」など言いますが、画家がこつこつと緻密につくりあげた作品は、何十日も掛かっています。カメラマンがチャンスを待つのも大変ですが、画家が時間を積み重ねる努力はまたすさまじく、労いたくなりました。
写実画について…芸術とは方向性の問題であって優劣のあるものではないので、写実だから最も優れているという訳ではなく、精密さにおいての方向性が強い作品であると言えます。写真のようにリアルに表現する手段を、画材の発明や透視図法などの技法の開発、理論を追求してきた歴史があります。