
今回はバレエをやってる女子高生がモデルをしてくれますので、2時間の固定ポーズではなく、20分ごとに踊りのポーズを変えて5ポーズしてもらいます。(コスチュームはレオタードではありません)
「さらっとラフに描く」「勢いのあるタッチを練習してみる」「動きを表現してみる」など自分で課題を見つけてスケッチブックに向かってみると面白いと思います。
ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。
アドバイスが必要な方はお申し出下さい。
日時 7月3日(土) 16:00~18:00
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物 スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。 044-411-1600
ぜひ皆様のご参加お待ちしております!

どうも幸介です。仮面の課題、木曜クラスも一挙に完成しました!!みんなそろっての集合写真です。こういう子供らしいというか”小学生クラスならでは”な感じもたまにはいいですね。無理を言って皆にポージングをつけてもらいましたが、ちょっと恥ずかしかった子もいたかな?その甲斐あってか、ちょっと動きのあるかわいらしい写真が撮れました!
木曜日クラスの上半期は授業日数が削られる日が多く(年間通して見ればどのクラスも授業日数は同じなんですが)、毎月後半の「作品の仕上げ」の授業がとても忙しいんです。しかも、そんな忙しいクラスなのにこだわりが多い子がとても多い!!さらに、そのこだわりが強い子ほど大作を作る(しかもマイペースに)!!…ということで、子供達自身は非常に落ち着いて作業しているんですが、僕や小原先生は月末はいっつも教室内をカツオやマグロのように止まることなく周回しています。
無事に大作のお面も完成し、既に始まっていますが油絵の制作も徐々に本番へと移行していきます。木曜日クラスの油絵のモチーフはかなり豪華に、そしてダイナミックにセッティングされていますので、出来上がる作品も今から楽しみでしょうがありません。みんな大作になりそうな予感!
ちなみに本日の写真、なにげに僕も映り込んでいますが、洋服の色的に考えても我ながら違和感無く溶け込めたと思っております!!
今日のオマケ↓

田中幸介

アトリエ入った正面の窓にしばらく飾ってあったこの作品に皆さん気づかれましたか?隅々まで良く描かれており、構図にも緊張感があります。・・・・このお洒落でモダンな日本画、作者は誰だと思われますか?
正解は、ヒコーキのモビールを作った今年の春高校卒業した絵莉奈です!普段の喋り口調では「ほにゃ~」としているのですが、画面には几帳面さが現れていて、何か内に秘めたものをもっているな・・・と感じさせます。(普段話している限りは感じませんが・笑)
人の作品を鑑賞するとき、そうした表面にみえる人柄と作品(画風)の違いを感じるのも楽しみの一つにしています。大雑把にみえて繊細な作品を描いたり、優しそうな人が力強い作品を描いたり。その人の違う一面をみたような、本質をみたような、、、感じ方はあなた次第。
さぁ、おおいに作品とのギャップを感じて下さい♪
本人コメント「タイトルはなんとなく。夏だからすずしい感じ

私はかなり「キュン」としちゃいました。
チノ

幼児クラス
新聞紙・粘土・ワイヤー・珊瑚
私が作品をもらいたいくらい愛着が湧いてしまった魚達!
幼児クラスで先週から2週に渡って完成した粘土制作です。
通常は、1週間ごとにカリキュラムが変わるので、一日で制作してその日に作品を持ち帰るのですが、今回は1週間粘土を乾燥させるためアトリエで保管していたので、日に日にかわいさが増し手放したくないほどの心境になってしまいました。
というのも、しっかりと魚の両面が乾くまでの間、小原先生が5時間ごとに網焼きの魚のように表と裏を交互に返して乾燥してくださったり・・・、魚をしっかりと固定させる為補強作業をついつい熱中してやっていたことなどがあり・・・、まるで魚を育てているかのような感覚で愛おしい気持ちにまでなってしまいました。
このカリキュラムでは魚のリアルな形と美しい色の表現をねらいとしたかったのですが、そこにプラスして、ナント本物の珊瑚と魚がジョイントしたことで、またリアルさアップ!(土台の白い部分が珊瑚です)
全く気の早い話ですが、もうこれは10月の展覧会に出すべし!と勝手に想像までして、それなら魚の背景にはみんなで一緒に海の絵を描いて一緒に展示しちゃおう!!なんて、私の頭の中はすでに展覧会会場にいる魚の映像まで思い浮かべるほどです。
カラフルな魚の写真を見ながら作ったので、本当にリアルですよね。
実物は展覧会にてお楽しみに~♪
私も魚との再会を楽しみにしてるよ~♪
伊藤

ついこの間日本画第一弾の絵をご紹介したばかりですが、もう水彩画が二枚同時完成した坂元さんの水彩画をご紹介します!
左の勺薬とデルフォニウムは幼児クラスでも使ったモチーフです。
勺薬は大きくて花びらも数えきれない程あるため、水彩だけで雰囲気良く描くにはこのボリューム感と華やかさを表現する必要があります。
枯れない綺麗なうちに形をある程度決めるため、今回鉛筆デッサンはせずに最初から水彩絵の具で色を塗りました。
そのため花びらの形に惑わされずに全体の印象を捉えられており、初夏に咲く華やかな芍薬らしさが出ていますね!
花びらの数が多い花は、水彩絵の具だけで大胆に描いてかたまりを捉えると、印象がぐぐっと近づきます。
この時期はあじさいや勺薬、ひまわりなど一輪でも絵になる大きな花が多いので、ぜひ皆さんも試してみてください♪
時間があれば最初に鉛筆デッサンをして、それを観ながら別の紙に水彩だけで色を塗っても描きやすいと思います。
赤尾

高野辰之の“朧月夜”は教科書にも載っているので、皆さんご存知ですよね?
菜の花畑に 入日薄れ
見渡す山の端 霞ふかし
春風そよふく 空をみれば
夕月かかりて 匂い淡し
懐かしいような切ないような情景、この唱歌を思い浮かべてしまいました。
滲んで見えるのは花霞みか、潤んだ瞳のせいか…
と、こんな心の風景の滲みは、“洗い流し”という技法を使っています。
一度しっかり細部まで描いた後、水をたっぷり含ませた筆でゴシゴシと擦り、滲ませるというよりは洗い流して、雰囲気を出します。
その後乾かぬ内に大きくぼんやりとまた色を重ね、色調を整えます。
消してしまうなら最初から細部は描かなければいいと思われますが、この無駄に見える描き込みこそ、深い味わいに繋がるのです。
松岡さんの風景画から醸し出される味わい、どうぞ噛みしめて見つめて下さい。 オバラ

小学生クラス 仮面
どうも幸介です!!皆様もすでにお気づきかとは思いますが、続々と小学生クラスの仮面が完成してまいりました!!…我ながら月曜クラスの仮面はバラエティに富んでいて中々良い出来ですね。女の子達は少々恥ずかしかった子もいたかと思いますが、男子は照れながらも内心ノリノリでポージングしてくれました。中には動き過ぎでブレて写真が撮れない子も……
そして今回の課題で気づいた事があります。今アトリエの壁には曜日ごとに仮面が飾ってありますが、ちょうどアトリエの入り口の小さなホワイトボード周辺が月曜日クラスゾーン。他の曜日と月曜日クラスの作品を比較してみると、子供の作品の割には月曜日クラスは原色が目立たず、なんだかダークな色合いの作品が多いような…。ダークと言うか、混色して作った色での作品がほとんどですね。女の子が作った花のコサージュも赤や黒だったりして、ダーク&アクが強いような気もしますがいかがでしょうか。おそらく、月曜日ゾーンを見ていただければ「あぁ、幸介先生と小原先生の担当曜日の作品はここね」と一目瞭然なハズです。講師も生徒も少しひねくれているのが月曜日らしくて良いですよね!
余談ですが、先日髪型を地味な金髪にして(いや金髪の時点で派手かもしれませんが)洋服を無地の白いワイシャツで月曜日クラスへ行ったら子供達に大不評。さんざんな言われようでした…。ゾンビやモンスターのTシャツの方が幸介先生らしいだとか、髪の毛は赤や緑が似合うだとか……。子供達も感覚が少々麻痺してるような気もしますが(笑)、そんな意見を聞いてなんだか僕は安心してしまいました。月曜クラスらしいですね。類は友を呼ぶとは言いますが、彼らにはこのまま色彩感覚をどんどん養っていってもらいたいです!!
課題の仮面、もう完成した子も多いですが、大人クラスの方々にも見せびらかす為にもう少しの期間飾っておこうと思います。皆様、この期間中に是非とも彼らの作品からインスピレーションを得てください!!
田中幸介

「大きな森の中に、たった一人で探検に行くことになりました。
森に持っていきたいアイティムを3つ考え、絵の中に入れましょう。
あとでなぜその持ち物を選んだか、説明もしてもらいます。」
という課題です。
とてもよく描けていますが、みなさんにより楽しんで頂きたいので、左から補足を入れます。
左―「虫かごと地図と蚊に刺されないようポケットに虫除けスプレーを持っていきます。切り株に座って地図を見ていたら、鳥が遊びに来て頭に止まって一緒に地図を見ているところを描きました。」
中―「お弁当とバックと網を持っていきます。途中で摘んだきれいなお花をバックに入れたかったので、バックの中に入っていたお弁当を食べているところです。」
右―「クレヨンとスケッチブックと望遠鏡を持っていきます。森で出会った不思議な生き物は捕まえたらかわいそうなので、全部絵に描いて、おうちで待っているお父さんとお母さんのお土産にします。」
絵だけ見ても楽しい雰囲気が伝わりますが、説明を聞くとより堪能できます。
受験絵画では作品の上手い下手より、制作を通して意欲や柔軟な考え方を見られますので、自分の世界を相手に伝える言葉が重要です。
夏期講習もお申込み受付中です。 オバラ

チノです。今日は月曜に幸介先生、次いでオバラ先生が紹介していた「アクリル絵具」を使っての作品をご紹介します!どうですか、この空気間!見ているだけで、「ほわぁ~」と和みます。あたたかな日常の目線、その一つをそのまま切り取ったような、実感のある、しっとりとした作品です!「絵具の色」としてではなく、レンガの色、葉っぱの色、影の色、それぞれが、見事にそのものの色として定着し、お互いに調和しています。さらっとした水彩でもなく(かといって暗くなり過ぎず)、重厚さの感じられれる油絵でもなく、そのどちらも併せ持つ、アクリル絵具の性質を見事に生かしている作品だと言えます。紹介する時期もまさにグットタイミング♪
いつも「青い色」使いにセンスが光る菊地さんですが、今回はあえて作品に青を使わないように意識されたそうです。それでもやはり、後ろの陰の部分なんかに隠しきれないセンスを感じますね!愛犬の「momo」をあまり描き込んでいないことで、何とも言えない素朴さがでて、何を考えているんだろう??なんて、ずっと眺めていたくなります。

紙はどちらを上にしても構いません。
花火、お花以外のものを描くこと。
制限時間5分
これは小学校受験クラスで毎回行っているプリントの一枚です。
頭をやわらかくしなくては思い付きません。
みなさんはこの模様が何に見えますか?
何を描き足し、どんな絵にしますか?
実際にはシールも与えられ、それも使った上での問題でした。

これは5才の女の子が描いた絵。
「水遊びで水を思いっきり蹴飛ばしているところ。手でも水をバシャバシャ触っちゃったの!」だそうです。
昨日の伊藤先生の記事でも書いてありますが、受験絵画は本来は楽しく制作できるものばかりです。
難しく考えずに遊び感覚で乗り越えていってもらいたいものです。 オバラ

小学校受験 プライベートレッスン 年中
毎回プライベートレッスン時にお母様が大きな紙袋に、ティッシュの空き箱・トイレットペーパーの芯・ストロー・紙皿・紙コップなど、とにかくた~くさんの材料を持ってきてくれます。もう机の上には置ききれないほどの量なので、いつも床一面に材料を広げ、何を作ろうか、どれを使おうか、歩き回って選んでより取り見取り♪
こんな山盛りの材料を目の前にしたら、嬉しくて作りたくてテンション上がる事間違いなしですよね!
通常のプライベートレッスンは、先生と生徒が1対1で机上で制作しますが、時にはこのようにダイナミックにスタートしたり、空中にペットボトルをぶら下げて工作をしたり、課題の内容や生徒さんの性格などに合わせて制作の進め方も変えていけるのがプライベートレッスンの魅力のひとつでもあります。
こちらの作品は、「ロケットと発射台」を廃材を利用して作りました。また作ったもので遊んでいる絵も描きました。
何か飛ぶ物を作りたいというアイデアは、たくさんの材料の中からストローを選び息をふきかけて遊んでいたところ、ストローで何か飛ばせるかなと思いついた「飛ぶ物=ロケット」でした。頭の中で考えるだけでなく、材料に興味を持ち触れて関わっていくこと、楽しく作るポイントです!
小学校受験絵画工作というと難しく思われ、苦手意識を持ってアトリエに来るお子さんもいますが、本来は楽しく制作できるものばかりです。
受験校によって課題の特徴はありますが、その中でもこどもの夢が膨らむような課題やユニークな課題が実はとても多いのです。
どのような課題でも楽しんで取り組む為には、やはり基本をどれだけ身につけているかが大事になってきます。
基本的な人物や動物、身の回りの物が少しずつ描けるようになったり、ハサミなどの道具がきちんと使いこなせるように上達していくと、自信がつきもっともっと楽しくなります。
これから夏以降、年長さんは大切な時期でもあり技術もぐっと伸びる時期を迎えます。
その前に今!基本をしっかりおさらいしておきましょう!
昨年受験クラスを受講していたお子さんが今1年生になり、最近偶然にも数人にバッタリ会いました。
その時「きょうがっこうで、はなをつんでいるえをかいたら、せんせいにじょうずだねってほめられました!」と、とっても嬉しそうに話してくれました。
昨年の今頃の様子が思い出されたのと同時に、この子はずっと絵が好きで美術を楽しんで大きくなっていけると確信しました。
今受講しているお子さん達も絵や工作が大好きなまま受験を迎えられるように、山場でもあるこの夏、私も努力したいと思います。
伊藤

イタリアの穴蔵のようなレストラン。入口の奥から見える暖かな照明の明かりと楽しそうな人々の姿・・・
思わずこの絵の中に入ってしまいたくなるような光景です。
武田さんは今まで大きな仕事が苦手で、どうしても細かいところばかりを追ってしまうタイプだったそう。
そのため今回は参考にしている写真を1~2メートル先に離し、細かい部分が見えないようにして色を塗りました。
そのお陰でレンガ造りの入り口の暗さとレストラン内の明るさのコントラストがはっきりして、すごく絵が見やすいですよね!
よく石膏デッサン等でも、わざと眼鏡を外したり目を細めたりして大きな光と影の形や色の差をはっきり見せることがありますが、これは水彩や油絵でも有効です。
ついつい細かい部分を追ってしまう方は、ぜひ写真やモチーフを遠くに離して描いてみると、ぐんと全体が見やすくなるはず!!
紙を水張りして筆を大きく動かしやすかったのも今回の絵が良くなった大きな要因です。
ついつい細かい部分ばかり気になって絵全体のまとまりが薄いなあ・・・と感じてしまう方、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょう?! 赤尾