
上段左から 芽依 ・ 晴 ・ 尚史 4年生
下段左から 浩子(5年生) ・ ゆず(3年生) ・ 綾香(3年生)
甲子園が始まると夏休みが終わるなんて言われていますが毎年あっという間に甲子園でびっくりしています。ホノカです。
今回のブログもほぼ日刊になっている小学生クラス油絵報告誌です!学年が上がるほど自分のこだわりや実際の技量との差に四苦八苦しがちなのでかなり時間をかけて完成。という生徒も多いと感じます。ということで今回の油絵の紹介です。
3年生から
ゆず ‐落ち着いた梅雨のしっとりした雰囲気を感じられます。当初花びらは本当に多種の飴玉のようにカラフルでしたが最後に全体に青を入れたことで絵全体の雰囲気がしっかりまとまりましたね!また葉っぱがシンプルで鮮やかな色になっていることで深みのある落ち着いた花の色が引き立っています。
綾香 ‐小さい子らしい無邪気な様子が絵にも出ていて思わずにっこりしてしまいます!人の顔を描くことが難しいのは言わずもがなですが、綾香が意外と苦戦していたのは服!ですが光が当たって白っぽくなっている部分、腕の影になって暗い部分としっかり塗り分けられていますね。肩の辺りに寄っているシワも描けていて驚くべき観察力です!
4年生
芽依 ‐ゆずと同じ紫陽花ですが明るい水色と小豆色の紫陽花が可愛らしいですね!小さな花の間には少し緑色があることでチラッと見える茎の様にも見えてきます。そして注目するのは葉っぱの立体感!葉っぱの緑色の中でも明るさの違いをしっかり分けてあるのでまるで絵が奥に続くような立体感があります。
晴 ‐ランタンを空に掲げる幻想的な雰囲気がとてもきれいですね!ランタンを大きくたくさん描いていますが、人物は本人一人のみしか描かれていなので、まるでおとぎ話の主人公のようです。ランタンの光や夜空の少しオレンジの部分は丁寧なグラデーションにしていることで光の柔らかな感じが出ていますね。ランタンを全て同じ色にしなかったところに、こだわりとテクニックを感じます。
尚史 ‐鹿のこんなにくつろいだ姿を描くとは...!でもこの写真を選んだのはとても尚史らしいです!鹿の足が入り組んでいたため下描きの際もその難易度に頭を抱えていましたがハッキリ色を使い分けることで表現できていますね。また芝生も様々な緑が作られていることで鹿がちゃんと地面にいると分かる存在感があります。
5年生
浩子 ‐ぶたの細かい部分までしっかり観察された作品!目の周りは少し色がくすんでいたり鼻の赤みの強い色まで表現されているのは愛ゆえでしょうか。また点描の描き方をしっかり色を変えながらやっているので体毛の少しふわっとした感じや体の凹凸がわかる描写力の高い作品です。
人、動物、植物と今回も色々なモチーフがありましたがどの作品もこれが描きたいから選んだ!という気持ちが伝わってくるようです。これまでのブログでも他の先生方が捨てないでね!と口酸っぱく言っていますが、今後この作品を見るたびにその時苦労したことを思い出して作品がどんどん大切になってきます。意外とこの経験を思い出すことが楽しいのでとりあえず一年くらいは!捨てないでね!私は引っ越しの時に失くしちゃったけど後悔しています!なので皆は後悔しないように!
のり先生のユーチューブ解説もぜひご覧ください!こちら