
酒井です。沢山の学校で新学期が始まりましたが、ミオスの学生クラスも、4月から新メンバーが沢山加わり、新しいスタートを切ったところです。いつも賑やかに楽しく授業をしている火曜学生クラスですが、今年はさらに盛り上がりを見せてくれるのではないかと期待しています。今日はそんな学生クラスから作品をひとつ、紹介します。
迫力のあるこの一枚。黒いボードに色鉛筆で描いています。白い紙に絵を描く場合、影の暗い部分には色を濃くつけたり色を塗り重ねたりします。逆に、明るい部分は紙の白をそのまま残したり、薄く色を塗ったりしますね。でも、ボードが黒い場合は逆で、影が濃い所ほど黒を残すため「描かない」ことになります。これがなかなか難しい!良かれと思って描きすぎてしまうと、バランスが崩れてしまいます。ななの絵は影の部分の消し方が本当に上手くいっていて驚きです!元の写真は昼間に撮ったものだったので、夜の光をイメージするのが難しかったのではないかと思いますが、眼光の鋭さや頭の上にほわっと落ちた光が、昼間の日光とは違う淡い月明かりをイメージさせてくれます。色鉛筆は、ななのお気に入りの画材だそうで、時間をかけて丁寧に描いていただけあって滑らかな毛並みの表現も素敵です。いつも繊細な色鉛筆のイラストを見せてくれるなな、次はどんな作品に挑戦するのでしょうか!楽しみにしています!!