
月曜小学生クラス 9月課題 「なんだ、これは」の絵
どうも幸介です!本日ご紹介するのは、今月の小学生クラスの課題、「なんだ、これは」の完成作品。この課題は、11月の中旬より岡本太郎美術館で開催される『キッズTARO展』に応募するために制作しました。作品のテーマはというか、募集のお題は「なんだ、これは」です。この言葉をテーマに空想画を描きました。岡本太郎の有名な言葉のひとつ、「何だこれは!!醜悪だ。それが美しい、逆に。キレイと美しいとは正反対」は、昔にテレビ出演していた際のセリフとして有名ですね。
「なんだこれは」ということは、非日常とリアリティの入り乱れた混沌とした様子、小学生彼らの空想の得意な部分ですね。一応半数ぐらいの生徒は「形状のある物体や生物」などを描写しているのですが、上記の画像を見て、大人の皆様は何に見えますでしょうか。こういう絵になりますと、もはや作者の性別も年齢も推測できませんね。偶然性を持ったラインや色面の構成は僕には描けないものばかりで、彼らのセンスを羨ましくさえ思います。
応募にあたり、絵の説明を書いたりや題名もつけるんですが、題名も↓
「火山のふんかでうまれた、へびと犬の合わさった動物」
「し(死)」
「ゆうほうの(UFO)中のまつり」
「感情の芽生え」
と、なんだか題名までも体温を持っているようで面白いですね!
というかタイトルの温度差が激しい!!
どの題名がどの絵だか分かりますでしょうか。
説明も、自分で自分の絵に「とてもユニークな絵です」って自画自賛したり、「このUFOに乗った人は、みんな不死身で最終的にダンゴに進化する」とか自由だったり、とても微笑ましいなぁと思っております。
余談ですが、今回の制作で、ある生徒が「こんな生き物がいたらいいなと思って描きました」と、ド真面目な説明文を書いたので「岡本太郎展なんだし思い切って”この不思議な生物を、私はこの目で見た!”ぐらい書いちゃいな!!」とアドバイスしたところ、「嘘は書きたくない」と却下されてしまいました……アグレッシブな子に育てたつもりだったのに……月曜クラスの生徒は、僕とノリ先生を反面教師にして保守的になってしまったのでしょうか。
ということで今回の課題、今週中に他のクラスも完成いたします。お楽しみに!!
田中幸介