モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

大人のクリスマス会も♪

2011-12-16 22:28:22 | 大人 イベント
Kuripa11shougaku
オバラです。怒涛のクリスマスパーティー週間もいよいよ大詰めになって参りましたが、水曜小学生クラスのパーティーの様子です。
もー、ごちゃごちゃわちゃわちゃで楽しそうでしょう!?
もー、楽しいですよぉ!
小学生25人+講師5人の計30人!
大金持ち(って最近言わないか。セレブ?)のダイニングのような長~い机に、小さなゲスト達と執事達がそれはそれは楽しい夢のようなパーティーを開いている、の図です。
水曜小学生クラスは一番人数が多いので、ことさら賑やかに見えますね。でも、他のクラス同様1年で一番平和な授業でした。お菓子を目の前にしたら誰だって幸せな気分になりますから、講師も子どももずーっとニコニコしっぱなし。
ハ~、もー、楽しかった~!

Kuripa112_4
さ、初の大人クラス(月曜・水曜/お菓子作りは希望者のみの参加)のレポート登場です!
親子・幼児・小学生・学生のクラスは楽しそうな様子が伝わってくるレポート満載でしたが、実は大人クラス、打って変わってお通夜のごとく静かです。
普段の制作中は生徒さん同士の会話の声や筆を動かす音が聞こえてきたり、水を汲みに行ったついでに他の方の作品を見たりしているのですが、お菓子制作中は眉間に皺をよせたり、腕組みしたりの“話しかけないでオーラ”が漂い、むなしく奏でられているクリスマスソングが終わると、講師が慌ててCDを入れ替えてしまう程、怖い真剣な空気が流れています。
小学生クラスの平和さと、大人クラスの真面目さは、どちらも信じられない光景で、もしかしたら私達の普段の授業のやり方が間違っていて、こちらが本来あるべき姿なのかと疑いたくなりますが、それだけクリスマスパーティーが特別ということなのでしょうね。
Kuripa11_2

作品もそれぞれ個性的!前々から準備万端で考え抜いて挑む方も多く、ケーキ屋のショーウィンドーに置いておいても見劣りしない完成度の高いケーキばかりです!しかも食べてもちゃんとおいしそうなところが素晴らしい!
キレイな状態で持って帰れていますように…
しかし心なしか4月から美大生の女子高生3人組が一番美的感覚がなく、野暮ったい作品になっているように見えるのは、気のせいでしょうか?せっかくのクリスマスにまた説教臭くなりそうなので、これ以上ツッコミませんけど…

さぁ、ラスト大人3クラス17人の参加者の方々!こだわりのケーキを期待しています♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親子で☆サンタ!

2011-12-15 23:00:33 | 親子
Oyako1
親子クラス・クリパー

伊藤です。
クリパー週間のレポート4日目は、親子クラスと幼児クラスのケーキ作りの様子をお届けしますね!
親子クラスは全員クリパー初参加の方なので期待度が高く、何日も前から楽しみにしてくださっていて、「この1週間誰一人風邪をひかないようにドキドキで過ごしてました~!」とやる気満々のお母さん達でした。0歳児きょうだいを連れて参加される方も多いので、お母さんもきょうだいもみんな元気でないと参加できなくなってしまうのです。体調管理バッチリで全員参加でき本当に良かったです!

2~3歳児のご家庭にはとうていあり得ない超大量のお菓子。お母さん達もこの日ばかりは多めにみて、「どれでも好きなもの食べていいよ~!」と言ったのは良いけど、ケーキ作りに使おうと予定していたお菓子までパクリ!と食べちゃって途中から制作方向転換する一場面も。

制作中に背中におんぶした0歳児が寝ぐずって泣き出してもさすがお母さん、体をスウィングさせてあっという間に寝かしつけ、ケーキ作りに戻り即制作再開。
他のクラスより制作時間が短いのですが、そこは母の強い集中力にプラスして楽しいアイデアと精巧な技術で完成度の高いケーキが仕上がりましたね!スバラシイ!!

Youji1
幼児クラス・クリパー

そして幼児クラスです!
今年最後の授業となるクリパーでは、お母さん達も一緒に楽しみましょうということで総勢30人参加!!お母さんもお父さんもサンタ帽やサンタの服着て、クリスマスカラーは盛り上がりますね☆

今年は親子も幼児クラスも、ウエハースケーキ&ロールケーキ&プチロールケーキ&チョコ棒をベースに「汽車」型のケーキを作りました。基本形の作り方がシンプルなのであっという間にでき、お楽しみの食べながらOKのお菓子の飾りつけに十分時間がとれたのではないでしょうか?
親子クラス同様幼児クラスも保護者の方々がアイシングを巧みに操り、緻密なデコレーションを完璧に仕上げていてとっても感動しました!汽車型ケーキのどの方向から見ても楽しさとユーモア溢れるデコレーションですね!
メインの汽車の他にもクリスマスサブスウィーツまで作る余裕もまであり、終わりの時間が近づいてもまだまだ作りたいものが尽きない感じでした。

本当にたくさんの保護者の皆様にご参加いただきありがとうございました。
ご家庭でのクリスマスはこれからですね。楽しいクリスマスを・・・♪





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎年恒例の

2011-12-14 02:43:00 | スタッフ講師
Nomikai
赤尾です。クリスマスパーティーの中、今日は水曜夜大人クラスの忘年会でした!
毎年生徒さん主催で企画していただいているこの飲み会、もう10年以上続いています。
下は21歳から上は70歳まで、幅広い年齢層の中、皆さん和気あいあいとトークが続き、気づいたら夜11時半になっていました。
最初に写真を撮り忘れたので伊藤さんと藤原さんが帰られたあとだったのですが(すみません!)この楽しそうな雰囲気伝わりますでしょうか?美大についてや酒井先生が飼う予定のタランチュラについて、旅行の話や今後の夢など話は広がり、帰る頃もまだまだ話し足りない様子でした。
ぜひまた来年もよろしくお願いします!
それでは私もお酒を飲んで眠いのでそろそろ失礼しまーす!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンタがいっぱい

2011-12-13 03:06:00 | 小学生 イベント
Kuripa

「さかちゃん先生がお母さんだったら、超うるさそう!」なんて小学生に言われて、ちょっとしょんぼりした酒井です!火曜日のクラスもクリスマス会が順調に終了しましたので、様子をご紹介!去年よりもベース部分の作りが少し簡単になったため、今年はみんな思う存分デコレーションに力を注げたかな、といった雰囲気です。アトリエにあるコスプレグッズをノリノリで被って、和気あいあいと制作していました。今日の機会に新しく仲良くなれた子たちもいたようで、微笑ましい会話に思わずにやにやしてしまったり・・・・・。

1


小学生クラスはアイシングに加え、生クリームにも色をつけたので、みんな違ったカラフルな作品がずらっと並びました。濃い色のアイシングや駄菓子と上手く使い分けてあげると、とっても可愛いですね!


続いて学生クラスです。学生は小学生たちより人数が少なくお菓子も持ち込みOKなので、個性豊かな大作ぞろい!

Gakusei

外からは見えないお家の中に、家具や階段まで作るこだわりっぷり!去年まで小学生クラスにいた子たちも、今日年までとはまた違うクリスマス会を思う存分楽しんでくれたようです。クリスマス会週間はまだ始まったばかり!まだまだ続きます。皆様お楽しみに!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎年恒例の

2011-12-12 01:35:00 | 小学生 イベント
201112131
月曜 クリスマス会

どうも!!もちろん今年もサンタからプレゼントを貰う男(27歳)幸介です!!先日の授業中に生徒と「先生サンタは信じてるのー?」「おう!だっていて欲しいし、いたほうが良くね?」「たしかにー!!じゃあ俺も信じる!!」「よしじゃあ何貰えるか予想しようぜ!!!」なんてワイワイキャッキャとやりとりをしてたら、女子に「先生もう30近いのに……」とつぶやかれて、すこし辛かったです。。

まぁそんなことは置いときまして、本日よりクリスマス週間もスタートです!!今年はベースとして「汽車」か「お家」の2種類の作り方を用意しましたが、土台がシンプルな分、今年のデコレーション用のお菓子の多い事!結構食べながら作ってもなくなりません。

201112132

そしていつもの月曜クラスらしからぬ穏やかで真剣な表情……もしかしたら今日が一年で一番平和だったかもしれない…いつもの「先生ーー!!」って呼ばれまくる自己主張ラッシュ(?)は無く、むしろ「ちゃんと考えてるから口出ししないでよね」と言われるほどでした。喜ばしいことではありますが、ちょっぴし複雑。しかしまぁ、今日は無礼講というか何でもアリですので、一年の締めくくりに楽しく授業を終えれるというのは本当にいい事だなと思いました。微笑ましきかな。

というわけで、ミオスクリスマスのトップバッター、月曜小学生クラスの紹介でした!!毎年クリスマス週間の最初にブログを書いて数年、過去の記事を読み返してみると、ほんとみんな大きくなったもんだ(しみじみ)

最後の締めくくりは月曜の皆の笑顔で締めくくり!!明日以降もご期待くださいね!

201112133

田中幸介



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス週間

2011-12-11 03:32:00 | 小学生 イベント
Pc110538_2


酒井です!今日はクリスマス会の準備で大忙しな一日でした。

今年は飾りつけのモールも新しくして、例年以上に豪華な飾りつけになりましたよ。毎年のことながら、鮮やかすぎるアイシングもしっかり準備!この時期になると一生分かという程お菓子を見ることになるので、講師陣は甘いものはもう勘弁!な状態になります。

私が小学生だった頃も先生たちは裏でこうやって準備をしていたんだなぁ、なんて粉砂糖を延々と溶かしながら感慨深い気分になってみたりしたのでした。皆様、明日からのクリスマス会ラッシュお楽しみに!!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合格したくば肉を食え?

2011-12-10 11:32:00 | 学生

St330579_2清美 高3 バック(布・アクリル絵具)

チノです。昨日月食に興奮してブログアップが遅くなってしまいました!すみません。
今日は、小学生クラスの9月の課題、「バック」づくりの学生バージョンをご紹介します。まちもつけて、お弁当箱を入れるのにぴったりなサイズに仕上がりました。
しかし、小学生が9月に作ったものなのに、完成が12月とは遅くはないかと思いませんか?実は彼女、制作の途中で大学受験の為の猛特訓をしていたのです・・・!
結果から申しますと、無事合格!!(一般大学の芸術学科)したのですが、初めは小論文で試験を受けようとしていて、実技はあまり対策をしていなかったので、最後の追い込み3週間は週4日ミオスに来て、宿題でもデッサンを描くという、デッサン漬けの日々でした。何せミオスでも片手程しかデッサンをしたことがなかったので、基礎からみっっちり。
試験では傾向として「でかい金属物がどんとでる」それを構成して描く、という内容だったのですが、どんなものがでても焦らないように、石膏デッサン、ビンを沢山、などなど、他のクラスの講師もモチーフを考えて、課題にしました。
さて、ブログに「合格体験記」載せたいので感想書いてもらいました。

・今まで(試験は)構成だったけど、当日いきなり自画像になって焦ったけど、いろいろなモチーフを描いたから、当日ビビらないで描けた。
・いろいろなお話を聞けたのがとてもメンタル的に力になった。
・上のことから短期間だったけど、自分なりに力強く絵を描けて、時間内にちゃんと終わることができた。(オバラ先生にもらったおまもりを待ち時間じーっと見てた)
・メンタル的に弱かったので、肉をいっぱい食べた。あと眠れないのがつらかった。

に、肉?!受験とまったく結びつかなかったので驚きました。
実はこれもオバラ先生の教えなのです。食べる物からエネルギーや体が作られている訳で、農耕民族ではなく、自ら合格を勝ち取る狩猟民族になれ!!ということです。(最初聞いた時はそんな暴論な!と思いましたが案外大切なことかもしれません)

そして、清美は受験が終わった今も肉を食べ続けているそうです。立派な肉食系女子のできあがり!?
「母親からの強くなれって言うメッセージなのかな・・・」とつぶやいておりました。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人ピンホールカメラ

2011-12-09 00:30:00 | 大人 イベント
Fujiwarashasin
藤原 『盗撮』 ピンホールカメラ (蓋付きの空き缶・黒い紙・アルミ板・黒ビニールテープ・印画紙・現像液・停止液・定着液・水滴防止剤)

おぉ!アトリエ!大人クラス授業中!
10人ほどの人影がブレて写り、モチーフや画材は動かないのではっきり写っています。
甘いニュアンスでありながら全てにピントが合うのがピンホールカメラの特徴なので、手前で自画像描いている方の机上の鏡から、奥の窓【絵画】の文字まで、同じ焦点で見えますね。
なんて面白いんだ!
先週のブログで「大人クラスの方、ラストチャンス」と書いたら、水曜夜間大人クラスの藤原さんが「やりたいです!」と、慌てて電話してきてくれました。
お菓子とお茶の缶にドリルで穴を開けて、やすりで削って、アルミ板に針で穴開けて、缶の穴のところに貼り付けて、缶の内側を乱反射しないように黒い紙貼って、穴に黒ビニールテープでシャッター付けて、暗室で印画紙中に入れて、シャッター外して、5分待って、シャッター閉じて、暗室で現像して、と、大人クラスの2時間でできた写真です。小学生クラスは同じ作業に1ヶ月掛かりました。当たり前ですが、大人の人って説明少なくても理解してくれて、作業がきれいで、無駄がなくて、自分で時間を計ってくれて、何も言ってないのに片付けまでしてくれて、すごーい!私にとってはどちらのクラスも甲乙付けがたく、楽しいですけど♪
今日はクリスマスパーティーのお菓子の振り分けで大忙しなので、この辺で…   オバラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この季節になると・・・

2011-12-08 23:47:38 | 親子
12_08
親子クラス

毎年11月の最終週になると松ぼっくり拾いをする伊藤です。
場所は山梨県の富士五湖湖畔。いつもは、スーパーの袋2~3袋分くらい拾えば良いかなという感じですが、今年は絶好の松林スポットに遭遇し、思わず無心に300個以上の松ぼっくりを拾ってきました!!しかも定番のクロマツだけでなく、非常に上質な直径7cmもあるアカマツの松ぼっくりが最高です!(フルマラソンに出場する家族を待っている間に松ぼっくり探しをするのですが、今年は辺り一面の松ぼっくりに無我夢中になりすぎて、湖畔を回って戻ってくる家族を2度も見失ってしまいました・・・)

この山梨産のちょっと小ぶりなかわいいサイズの松ぼっくりを使って、紙粘土を土台にしたクリスマスリース作りをしました。紙粘土は柔らかいので、数種類の材料を小さい子の力でも簡単に粘土に差し込み接着できます。真っ白い粘土の上の松ぼっくりと小枝の茶色の隙間に見えるカラフルに着色した卵の殻がアクセントになっています。リースとして飾るだけでなく、平面状に机の上に置いても素敵ですね。

もうひとつは、ダンボールを土台にマカロニと端切れで飾りつけしたクリスマスツリーです。
マカロニ制作はお子さんが担当し、端切れ制作はお母さんが担当し、二つを組み合わせた親子ジョイント作品です。
マカロニの面と布の面と絵の具の面が十字にクロスしているので、隣り合う素材の組み合わせが見る角度によって違い、なかなか豪華なクリスマスツリーですね☆とっても身近な材料でも組み合わせ次第でこんなに素敵な作品になります。

いよいよ来週は今年最後の授業ですね。皆さんお待ちかねのクリスマス会です!親子クラスのお子さんは、きっと産まれて始めてのケーキつくりになりますね。
既に試作汽車型ケーキを見て、電車好きの彼らのハートを射止めているようです。
ごきょうだい一緒に参加の方も多いので、親子皆さん一人も風邪をひかないように・・・。ご参加お待ちしています。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色鉛筆画とみせかけて・・・

2011-12-07 03:40:00 | 大人 水彩
Yokosechurippu横瀬 透明水彩
赤尾です。本格的に寒くなって、鍋の美味しい季節になりましたね!最近は鶏肉のみぞれ鍋にハマっています。
日本画が終わって一段落、いつもの水彩画を楽しまれている横瀬さんの新作です。
えっ、水彩じゃなくて色鉛筆じゃないかって・・・?実は、アトリエにある色鉛筆画を水彩絵の具で模写された作品なのです!
この色鉛筆独特のざらざらしたタッチも、実は細い筆を使ったハッチングなのです。びっくりですよね!
色鉛筆風の色味、ハッチングを色々試された結果、写真ではどう見ても色鉛筆にしか見えない力作が生まれました。
もちろん横瀬さんならではの鮮やかな色彩も健在です。この質感を似せる技術、今まで色々な模写に取り組まれた横瀬さんだからこそできるものだと思います。ぜひ模写以外の作品を制作する際にも、模写で身につけた観察眼を活かしていただければ、と思います!





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐怖の暗室

2011-12-06 23:32:11 | 学生
Pinhorusatueiピンホールカメラ(空き缶)で撮影中

オバラです。暗室と言えば思い出す出来事。
7年前に経済学部3年の学生だった西田君が「自分が本当にやりたいことは美術だった。普通の会社員にはなりたくない。」と、親の反対を押し切り大学を中退してアトリエにやってきました。
元々覚悟して入会しているのですから、こちらも当然ものすごく厳しく教えます。当時のブログを振り返っても、一言も褒める言葉は書いていません。
中高とサッカー部だったので、ボコボコにされるのは慣れてはいたでしょうが、時々うつむいてグッと悔し涙をこらえているような様子も見られる程、厳しく厳しく接しました。
そんな折、小学生クラスのカリキュラムで今回のような暗室があった1ヶ月は教室が狭かった為、西田君だけ暗室の中でデザインの課題をやっていました。当時一番の鬼教師と評判だったあかね先生が暗室に入ると「そんなデザインのCDジャケットで売れると思ってんの?聞きたくないどころか、手にも取らない程かっこ悪いよ!ダッサイ色合いで汚い塗り方。デザイナーになりたいなんて聞いて呆れる。」と、机を叩くような音と声だけ聞こえてきて余計怖く、他の大人クラスの生徒さんが縮み上がっていたのを思い出します。
当時同じクラスだった生徒さんも、いまだに「暗室事件はすっごく怖かったから覚えてる。」と口を揃える位です。

そんな西田君も現在は大手スポーツメーカーのデザイナー。「僕がデザインしたサッカーウェアーが、ようやく発売されることになりました!」とメールが来ました。就職が決まった時に挨拶に現れ、「人よりずいぶん遠回りしましたが、好きだった美術とスポーツが両方活かせる仕事に辿り着きました。アトリエで厳しくされたから、学校の授業の方が楽だった位です!」と笑っていました。
暗室の怖い思い出が美談に塗り替えられて、サイコーに嬉しいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色彩の氾濫

2011-12-05 04:11:00 | 学生
20111205左/紗彗 高3

どうも幸介です!本日ご紹介するのは高校3年生、つい先日大学より合格通知の来た紗彗の作品です!

上記画像の左が彼女の作品ですが、中学3年のときにアトリエに通いだしてから、彼女はその「色使い」に関して才能を開花させて来ました。今回のこの作品も多数の色を使用していますが、途中「ちょっと色合いが散漫になりかけてるから白いラインとかでバランスが欲しいかも」と助言したら「自分でもそう思ってました。すでに白を用意して塗り始めようとしてるところです」など、色彩感覚には確かな可能性を感じます。極彩色でカラフルな絵の場合、ある一定の色彩の量を超えてしまうと、とたんに下品になってしまうことがあります。そこらへんのバランスの調整が難しいのですが、彼女はそこを感覚で分かっているようなので「あぁ。この子は大丈夫だな」と感じました。

彼女がアトリエに通いだして、それに影響された小学生の妹も現在アトリエに通っていますが、ここの姉妹の出す年賀状がカラフルでちゃんとオリジナルの絵を描いてくるので毎年楽しみです…はたしてことしはどんな年賀状になるのか……受験からも解放されたことですし、思う存分に派手な年賀状を送ってくれる事を期待しております!

そして右の写真は、今年のクリスマスケーキの試作品!アトリエの階段下に展示してあるのをご覧になった方もすでにいらっしゃるかと思います。今年の試作は僕が行ったため、わりと派手な色合いになってしまいましたが、たまにはこういう青いケーキがあってもいいですよね!……でもすでに試作でお菓子を触りすぎて「甘いものはもういいや」って感覚になってしまっているので、もともと甘いものが得意ではない僕にとっては厳しい1ヶ月となりそうです……っていうかそもそも、甘いものが苦手なのって毎年アトリエのクリスマス週間で一年分以上の甘いものに触れているせいなのかも…!?とにかく今年のクリスマス会も来週に近づいて参りましたので、大人げない大人クラスの皆様も、ぜひふるってご参加ください!!今年もパティシエコンテストばりの力作待ってます!

田中幸介

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色鮮やかな花たち

2011-12-04 03:19:00 | 大人 油絵・アクリル
Pc040513

坂元  油彩

一緒に家を借りている友達が「タランチュラ飼おうよ!」とか言いだして困っている酒井です。どんな動物でも飼いたいと思う人はいるものなんですね。どこのペットショップに売ってるんだか・・・。


さて今日は水曜クラス坂元さんの油絵を紹介します!風景画が続いていた坂元さんですが、今回はちょっと趣向を変えて、小さいキャンパスに花の絵を描きました。鮮やかなピンクがとても印象的な一枚です。もとの写真は家の前の植木鉢に花が植えられている風景の写真なのですが、花の部分だけ抜き出して拡大したかたちで画面におさめました。

花びらの感じを表現するのに苦労されていたようですが、べったりと筆で撫でるのではなく独特のタッチでぺたぺたといろんな色を重ねることで、坂元さんにしか出せない花びらの表現になったと思います!花の色もひとつひとつ違っていてとても綺麗ですね。個人的なお気に入りは、右上にそっと描いてある青い花です。ほんのり入ったピンクが神秘的な雰囲気を醸し出しています。

大作に挑戦するのも楽しいですが、こんな風に小さなキャンパスにひとつのモチーフをじっくり描くのも素敵ですよ!プレゼント用にも丁度良いので、オススメです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自画像はいかが?

2011-12-03 03:47:00 | 大人 油絵・アクリル
St330565_2英保 「自画像」 油彩

チノです。いつかのブログで酒井先生がビターチョコのことを書いていたので、つられてカカオ70%のビターチョコを買ってしまいました。寒い季節、チョコはおいしいですね・・・・!危険な誘惑です。

さて、今日は誰の作品なのか、見た瞬間に分かった方もいらっしゃったのではないでしょうか?!・・・・そう、土曜クラスの英保さんの自画像です。ただでさえ、作品から人柄が伝わってくるのに、自分自身を表した作品ならば、他人の私が言うことなど、もはや何もないくらいの完成度です!

私がこの絵の中で良いな~と思うポイントは、真っ白な輝くばかりのキャンバス。今絞り出した鮮やかな絵具色の乗ったパレット、そして、好奇心に満ちた「目」です。
さぁ、描くぞ!という強い意志が感じられます。でも、背景は夕暮れのような、朝焼けのような、どちらにも感じられる表現で、不思議さも兼ね備えた作品だと思います。

アトリエに長い姿見(鏡)が来てから、もう3人以上の方が自画像に挑戦されています。
みなさんも次回の作品は「自画像」いかがでしょうか?!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴミから生まれた名作

2011-12-02 23:05:41 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Kureyoniroiro
左上 創太 中2 / 真ん中上 佑香 小5 / 右上 斎藤
左下 実希 小6 / 右下 上橋
クレヨン・ベニヤ板

オバラです。11月は大人も子どももクレヨンの魅力にハマりました。上の作品を見ても、どれが子どもでどれが学生でどれが大人かわからないクオリティーの高さです。
クレヨンは幼稚園でなんとなくいつも使っていた画材なので、子どもたちは「えー、まだ終わりにしちゃダメなの?」「全部塗ってあるのに、どこがいけないの?」と、ネチッこくダメ出しされるのに最後はちょっと解放された感がありましたが、学生・大人は「もう完成しちゃった!早いのに油絵みたいに重厚!また描きたい!」とご満悦でした。
Kureyonhako
ちなみに画材はコレ。
子どもたちは幼稚園の頃使っていた12色や16色のクレヨンを持って来ましたが、学生と大人はアトリエのクレヨンを使って描きました。こんなゴミにしか見えない画材なのに、上記の作品が出来上がってしまうなんて、腕が良すぎ!
まさに“弘法筆を選ばず”ですね。
(もちろんレンタル代はかかりませんので、チャレンジしたい方はいつでもコチラのクレヨンをお貸ししますよ♪)

そうそう、暗室は12月8日(木)18:00に撤去します。ピンホールカメラやってみたい大人クラスの方、お早めにお申し出下さい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする