「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!
起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。(小学館公式ホームページより)
書店で何気なく目に留まり購入しました。
地方山間部の限界集落を舞台にした農業・地方再生エンターテイメント、といった感じでしょうか。
過疎、離農、疲弊していく地方都市、といった難しい題材をしっかりとエンターテイメントに仕上げています。
文章のテンポがよくて読みやすい作品です。
2015年には反町隆史さん主演でNHKでドラマ化もされていたようです。
フィクションエンターテイメントながら、農業業界に関わる人間には、コレ分かる~、なリアリティのある農家アルアルもたくさん盛り込まれていましたね(笑)
軽快な文章でサクサク読める良い小説です。
物語としても面白く、久しぶりに活字を一気読みしてしまいました(^-^)
続編も現在、読書中です。