あやのぶらり温泉

源泉調査から高級旅館まで、2700温泉地以上の湯巡りの一部を記録しています。

中の湯(泥湯)

2006-07-07 | 福島の温泉
磐梯山の登山口の途中にある廃業した温泉宿跡に温泉がポコポコ自噴して湯沼となっています。周辺は濃厚な硫黄臭が漂います。

画像手前の2つの小さなボッケは激熱で奥の沼は冷たいです。本来はこの真ん中のボッケに沢水を混ぜたりして適温に調整するのですが、私が行ったときはあまりにも熱そうでしたので奥の小さい窪みに持参した桶で沼の湯を混ぜたり、枯れ草をかき出して掃除して寝そべって浸かってみました。底には白っぽい泥が多く溜まっており、熱いです。

湯沼は薄ブルー白濁ですが、かき混ぜると薄グレー白濁になります。
濃厚な泥湯。
私の目の前を登山客は少し羨ましそうに??眺めて行きました。(^^;

注意:脱衣場もないまったくの野湯です。

湯ノ花温泉 石湯

2006-06-20 | 福島の温泉
湯ノ花温泉の共同湯の一つ石湯は、やはり木賊の共同湯のように川に向かって下っていくとある鄙びた混浴の湯小屋です。

近付きびっくり。巨大な岩が湯小屋に突き刺さっています。

箱の中に料金を入れると、シンプルな熱い内湯と板を隔てた川沿いに温めの湯船があり、熱さに慣れない人はここで体を慣らしてから隣の熱い内湯に入るといい、と入浴中の老人のご夫婦に教えてもらいました。

岩側と右側の浴槽内の2箇所から57.6℃の弱アルカリ性単純温泉が少しずつ自噴しています。とにかく、熱い湯です!しかも、混浴なので浴槽から出れば丸見えです。共同湯ですのでバスタオル等も巻けませんので女性には難易度が高いかもしれません。私はタオル1枚で隠してなんとかしました。

温泉の分析表をメモっていると、お爺さんが「勉強熱心だねえ。」と声を掛けた。「素敵な温泉、どうも有り難うございました!さようなら!!」
私は奇跡的な湯小屋とお爺さんに手を振って別れました。

湯ノ花温泉 石湯
協力金 200円以上
夜8~9時は地元専用タイム。
石湯に下る手前の小さな空き地は手前の住民の駐車場です。
私は住民のご好意で停めさせていただきましたが、本来は湯ノ花温泉に入ってはじめに右側にある大きな橋を渡った広い空き地に停めてください、とのこと。



木賊温泉共同湯

2006-06-19 | 福島の温泉
すぐ隣が川というロケーション。訪問時は雪解けシーズンということもあり湯小屋が流されそうです。事実、一週間前は湯船にまで川の水が流れ込み温くて入浴不可だったそうです。

ここは、男女混浴の内湯のみ。手前右に女性の着替え場所があり、ここから扉を開けて浴室に行く事が出来ます。訪問時はお爺さん、お父さんと思われる方と、男の子が。バスタオルを巻いて「すいませーん、失礼しまーす!!」

浴室は天然の岩を利用した岩風呂のようになっており、2つ湯船が。
画像の湯船のパイプからと足元の石の間からポコポコと45℃の熱めの湯が自噴しています。隣の湯船にはこの湯が流れ込み、少し温めで微白濁していました。
透明で白湯華が漂い微かに硫黄の臭い。微たまご味もする単純温泉です。
湯小屋の雰囲気にしばしまったり。
木賊温泉共同湯の向こう側に小さく見えるのは、有名な井筒屋さんです。

木賊温泉共同湯 協力金として200円以上。
売店前に数台駐車場有、そこから階段を下り川沿いを歩きます。





大塩温泉 民宿たつみ荘

2006-06-13 | 福島の温泉
奥会津の秘湯、大塩温泉。 民宿たつみ荘はその共同湯のすぐ隣にあります。ここに、春の雪解けのシーズンになると湧出する季節限定の露天風呂があります。足元からボコボコ炭酸が湧き上がり天然のジャグジーです。
例年では4月中旬~5月上旬位までだそうですが今年は長く湧出していたそうです。



訪問時は独占状態でしたので只見川の景色と温泉を堪能しました。
ここはテレビ等で紹介され、全国からたくさんの人たちが入りに来たそうです。無料ですが、たつみ荘の敷地内ですので一言断ってから入浴してくださいね、とのことでした。
野湯に近いので脱衣場もない混浴ですが、女性の方はたつみ荘さんに相談してみてください。私はご好意で部屋を貸していただきここで着替えをしてバスタオルを巻いて行きました。

入浴後もいろいろとお話を伺いました。
ここは一人旅にやさしい宿だから、いつでも入りにおいで、と女将さん。
宿泊は1泊2食付で6,825円(税込)で季節限定の露天風呂の時期は季節の山菜などを出すそうです。民宿の風呂には温泉はありませんがすぐ隣には共同湯があります。
また来年、温泉とたつみ荘さんのご主人、女将さんに会いに行きたいなあと思いました。
付近にある明治時代からの炭酸井戸。

大塩温泉共同湯の案内はこちら。↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~fumiko/kengai/fukushima/ooshio/ooshio.htm

大塩温泉 民宿たつみ荘
福島県大沼郡金山町大塩3106-2
TEL 0241-56-4158
*季節限定の露天風呂の湧出時期は電話で確認のこと。


穴原温泉元湯富士屋旅館

2006-01-22 | 福島の温泉
飯坂温泉のお隣の穴原温泉を冬の夕方に訪問しました。さて、何処に入ろうかなと思案して大きな旅館群を眺めていると、ふと、奥まった地下から明かりが見えました。それが元湯富士屋でした。
歴史がありそうな立派な看板。
立ち寄り入浴をお願いすると快く案内してくれました。

小さな内湯のみですが湯口は白い細長い湯華が漂い、硫黄臭がして掛け流し。飲泉コップあり飲むとたまご味がします。建物は古いですが熱くてとても気持ちよい温泉でした。
(2003.12月訪問) 立ち寄り入浴 500円。天王寺穴原湯はここの引き湯。

檜原温泉 檜原塾

2005-08-24 | 福島の温泉
集落のはずれに以前の檜原塾のビニールハウスの仮設風呂が復活していました。40℃位の無色透明無味無臭の単純温泉でしたがビニールハウスの仮設が気に入りました。外来入浴は夜8時まで、300円。浴槽は男女別に分かれておらず1つのみでした。シャワー1つあり。石鹸タオルは持参のこと。椅子などもあり中で休憩できるようにもなっていました。
 



農産物直売所の湯

2005-08-24 | 福島の温泉
夕方に行きました。誰もいませんでしたが湯小屋の鍵は開いており、近くの地元の方にお聞きしたら「入ってもいいよ」と言われたので寸志を置いて入ってきました。バルブから源泉が弱く掛け流しになっており38℃位と温めで気持ちよい湯でした。口に含むとはっきりとした石膏味が感じられる温泉でした。

沼尻元湯 

2005-08-23 | 福島の温泉
以前からずっと行ってみたかった沼尻元湯に行ってきました。温泉宿から白糸の滝方面へ、思ったより傾斜のある砂利道を車で登り、登山口へ。草木が足元を邪魔して少し歩きつらいです。40~50分はかかったでしょうか?濃い硫黄臭が風に乗って漂ってきます。そして、眼下に源泉地帯が広がっていました。ここからパイプで宿に送られているのですが、ここの側を流れる川自体も温泉になっています。
この日は体感で36~37℃位でしたが暑い日でしたのでとても気持ちいいです。浸かると体が溶けそうなほどつるっと感じる酸性泉。足元は石が細かい砂状態になっています。この足元が温かく今思うとここからも源泉が湧いていたのでしょうか?硫黄が濃いので岩に成分が白く付着しています。川の流れに身をゆだね素晴らしい野湯を体感しました。帰りは登山道でなくパイプ沿い道を通りましたが、途中は崩落していて危険な箇所あり。女性一人で行くところじゃないぞ、などど独りつっこみをいれつつ無事通過。(^^;;30分程で駐車場に戻りました。

現在は立ち入り禁止です。




微温湯温泉

2004-10-31 | 福島の温泉
福島の微温湯温泉にいきました。
冬季休業になる前に行こうと思いつつなかなか行くことが出来なかったので
行けてよかったです。細い砂利の林道を走りながら温泉が本当にあるのか半信半疑。紅葉の中、突然と現れた木造の歴史のある建物は夢のようでした。
泉質は含緑礬・酸性明礬泉、透明で薄いレモン水味のする温泉で赤茶湯花が多数沈殿してます。31℃の源泉が掛け流しで排水溝に渦を巻いています。隣に加熱のポリ浴槽があり交互に入浴します。