あやのぶらり温泉

源泉調査から高級旅館まで、2700温泉地以上の湯巡りの一部を記録しています。

野尻川の川中足湯

2010-10-22 | 福島の温泉
奥会津の玉梨温泉と八町温泉の間に流れる
野尻川の中州にある足湯。
川の水量が少ない時期の季節限定で利用できます。

八町温泉共同湯脇より河原に降りて行くことができます。
その時の状況によって違うようですが
訪問時は大小3つの足湯が出来ていました。
薄茶色、金気臭、炭酸少塩味のする温めの湯が
川底からポコポコ激しく湧いています。

地元の有志の方々のご好意により開放されています。
マナーに気を付けて利用しましょう。

入湯日:2009.9月

※追記 2012年8月現地で確認しましたが、豪雨災害により足湯はなくなり源泉は湧出していませんでした。


横向温泉下の湯 滝川屋

2010-07-15 | 福島の温泉
1日1組限定の秘湯、横向温泉下の湯 滝川屋旅館に
宿泊しました。木造の建物が鄙びています。

案内された部屋は「ほまれ」二間続きの広い部屋でした。
布団はすでに敷いてありました。


標高が高い場所にあるためか暖房器具はありますが
クーラーはありません。浴衣、タオルあり。

混浴の浴槽は足元自噴で源泉温度45℃の温泉がポコポコ湧出して掛け流しです。
泉質は単純温泉ですが笹濁りで黄土色の湯花が多数浮遊しています。飲泉すると少炭酸味微塩味鉄味、湯口少炭酸金気臭。女将さんの談では湯花は乾燥させるとおしろいのかわりになる、とのこと。

左脇の隅にもポコポコ自噴している箇所があり
ここで目を洗うと良いとのことでした。


女湯の脱衣場の巨岩にびっくり。じつはこれ玄関にもあるんです。
そのまま建物を建ててしまうところがすごいですね。
宿の分析表では女湯は35℃と別源泉のようです。


夕食は地元の食材を生かした手作りの食事。山菜、筍など。
福島牛の炭焼きが特に美味しかった。
朝食

足の不自由な女将さんと持病のある息子さんが、がんばって切り盛りされています。
「この素晴らしい温泉を守っていきたい。」と女将さんは語ってくださいました。
山奥ですので時期によっては虫が多いですし温泉以外何もありませんが本当の温泉好きの方にはお勧めしたいと思いました。

入湯日:2009.5月
住所:福島県耶麻郡猪苗代町大字若宮字下ノ湯甲2970
TEL:0242-64-3211
入浴のみ不可。値段は応相談。

※2011年現在、経営は親戚の方が引き継いでおられます。

滝の原温泉 三滝温泉旅館

2010-07-05 | 福島の温泉
奥会津の秘湯、滝の原温泉 三滝温泉旅館は
川と沢が滝となって合流する絶景が印象的な鄙びた宿です。
会津鉄道 会津高原尾瀬口駅から徒歩5分の立地にあります。

「つげ義春の温泉」という著書の中で
昭和45年に撮影された滝の原温泉の写真が紹介されています。
何もしない、スローライフの旅には良いかもしれません。
 
テレビ、お茶セット、浴衣、歯ブラシセット、タオルあり。

窓の外の絶景

無色透明のアルカリ性単純温泉、源泉34.5℃のため
加温掛け流し。対岸に源泉小屋ありホースで引き湯しています。

男女別の内湯。

夕食は部屋出し。山菜、川魚など地元の食材が並ぶ。
手作りのゴマ豆腐も美味しかったです。

入湯日:2010.5月

住所:福島県南会津郡南会津町滝原字向山1435
TEL:0241-66-2313
入浴のみ不可。
1泊2食付8650円(税込)のところ1泊夕食付で7650円(税込)で宿泊利用。 
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大塩温泉 民宿たつみ荘2010

2010-05-06 | 福島の温泉
今年もまたご訪問しました、大塩温泉季節限定露天風呂。
ご主人、女将さん、お嬢様、ありがとうございました。
今年もTV取材でいろいろ悩みやご苦労があったとのことで心情お察しします。
今年は訪問は遠慮しようと思っていたのですが、potさんの親友ご家族が、たつみ荘に宿泊するとのことで急遽会津へ走りました。
ご主人が今日露天風呂の湯口の温度を測ったところ40℃だったとのこと。温度が例年より若干上がったのですね。いつまでもマナーを守り大切にしたい温泉ですね。



追記:露天風呂脇の「リック桜」満開で綺麗でしたsakurasakura


湯岐温泉 岩風呂

2009-07-27 | 福島の温泉
福島のヌル湯の秘湯、湯岐(ゆじまた)温泉。
開湯500年という歴史のある温泉が山奥にひっそりとあります。和泉屋、井桁屋、山形屋とあり最奥に共同湯「岩風呂」があります。
この共同湯は山形屋が管理しています。車は山形屋の駐車場に止めさせて頂いて、徒歩で坂を下って行き山形屋で料金を支払います。

浴室は1つのみの混浴足元自噴風呂。

源泉は無色透明の単純温泉。38.7℃なので上がり湯があり気温の低い時は入浴に適した温度に加温します。 足下の岩の間から少量、ぬるーい湯が時折ぷくぷくと湧出します。上がり湯のオーバーフローとパイプが浴槽内にあり湯がでて掛け流されています。つるすべ、温めの温泉です。シャワーは1つのみでこれも温泉のようです。
脱衣場は一応アコーディオンカーテンで仕切ることは出来るものの 男女の区別はありません。混浴に慣れない方は男女とも戸惑うかもしれません。
訪問時は誰も入浴しておらず夫婦でのんびり温泉を楽しみました。そうしていると、入浴者がやってきて気にせず湯浴みと世間話が始まりました。

日帰り入浴:6-21時 300円
入湯日:2009・7月

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湯岐温泉 和泉屋旅館

2009-07-25 | 福島の温泉
湯岐(ゆじまた)温泉は福島県の山奥にあり、湯治宿が3軒の静かな温泉地です。3連休のど真ん中、湯巡り当日の昼過ぎにダメもとで予約を取ったらOKでした。
本館・2号館・別館とあり全30室の比較的新しい建物で廊下で繋がっています。料金は平休日とも一泊2食付きで6,450円~+冷暖房費

非加熱掛け流しの鹿の湯と加温した上がり湯
鹿の湯と八幡の湯、2つの異なる源泉があり1本は自噴もう1本は50メートル程掘削して湧出した温泉です。
鹿の湯は脱衣場は男女別ながら浴室は混浴で37.2度の非加熱掛け流しの浴槽と加温した上がり湯があり透明でつるすべの湯は浸かっていると体中に気泡が付きます。1時間から2時間じっくり浸かるのがこの温泉の入浴法。
源泉槽がすぐ脇にありパイプから浴槽内に湯が多量に投入されています。上がり湯の足元からも、ぷくぷく気泡とともに湯が出てきます。シャワーも温泉で微たまご味、ほのかに温泉臭を感じます。
午後5時40分より清掃を開始し午後6時50分には入浴可能で宿泊者は新鮮なお湯を堪能できます。

八幡の湯  
八幡の湯は昔は混浴だったものを真ん中に無理やり衝立をつけて男女別にしたような造りですが39.8℃のやはり、つるすべの湯は気泡は付きませんが多量に掛け流され気持ち良いものです。漬物用の重しが沈められているのはご愛敬。節約のためでしょうか?ここのシャワーも温泉です。 シャンプーすると髪がサラサラになりました。
入浴時間は朝6時半~午後9時半頃まで
食事は朝7時45分、夕食6時に部屋食です。土用の丑の日で鰻がつきました。
ゆっくり湯治できて、お気に入りの宿になりました。

日帰り入浴:10時~16時 500円 1回入浴2時間以内
入湯日:2009・7月
(2011.5月 文章の一部改正)

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五色沼温泉 裏磐梯健康センター

2009-03-23 | 福島の温泉
裏磐梯五色沼より徒歩6分。平成20年10月にオープンした温泉宿泊施設。日帰り入浴も行っています。

源泉は剣ヶ峰温泉の引き湯。

内湯、ジャグジー、サウナ、水風呂あり、内湯は掛け流しで茶色湯華があり、湯口は微温泉臭がして、少すべすべ、きしきし感のある意外に良い温泉です。ボディーソープ、シャンプー、リンスあり。2階には休憩室もありますのでスキーや五色沼散策の後に立ち寄り湯はいかがでしょうか?

住所:福島県裏磐梯五色沼温泉1093-360 
TEL:(0241)32-3224(代)
日帰り入浴:700円 10時~21時
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉 54.2℃
成分総計 1.901g/kg 106 L/分 pH 8.5

国道459号を猪苗代方面からアクセスするとENEOSスタンドを左折します。

裏磐梯健康センター公式HP
http://www.justmystage.com/home/spa/

※追記 2012年8月現在、現地で営業していないのを確認しました。

大塩温泉 民宿たつみ荘(宿泊編)

2008-04-21 | 福島の温泉


早春の景色が美しい奥会津の秘湯、大塩温泉に宿泊しました。(2007.5.4訪問)
民宿たつみ荘さんの敷地内にはこの季節だけ自然湧出する露天風呂があり毎年大勢の人で賑わいます。湧出時期には変動がありこの日は湧出していませんでした。宿のご主人のご厚意で近くの親戚の方が経営する旅館のお風呂に入らせていただきました。(特別許可。通常は不可)
小さな浴槽が一つありシャワーも使えるようになっていました。
加熱循環ですが簡易分析表有り、15.6℃ 1.4L/分自然湧出の鉱泉でした。洗面台の蛇口からは少炭酸味の冷たい源泉が出てきて飲めるようになっていました。

  
宿泊すると隣の大塩温泉共同湯が無料で入浴できるので行ってみると玄関前が綺麗に改装されていました。残念ながら休憩室はなくなっていました。
訪問時はゴールデンウィーク特別加熱で朝7:30~9:30加熱していると表示書がありました。カランからはピリッとした炭酸味がする源泉がでてきます。鄙びていますがとても気持ちの良い温泉です。
 
お待ちかねの夕食は馬刺し、採りたての山菜のてんぷら、地元で採れた珍しい川魚の塩焼きなど、とてもおいしいです。
朝食は、女将さんが試しにやってみました、と温泉で炊いたおかゆをつくってくれました。手作りのヨーグルトもおいしかったです。

大塩温泉 民宿たつみ荘
福島県大沼郡金山町大塩3106-2
TEL 0241-56-4158

たつみ荘ご主人のブログ(2011.9月より)↓
http://tatsumisou.blog.ocn.ne.jp/

*お願い:季節限定露天風呂は無料ですが、たつみ荘さんの敷地内なので必ず断ってから入浴してくださいね。



西山温泉 神の湯

2007-06-06 | 福島の温泉
5月の連休は大好きな奥会津をのんびりまわっていました。
ここ、西山温泉 神の湯は数年前訪問した頃は雑草が生い茂り、虫も多く、硫黄臭がしても源泉を確認するのを躊躇うほどでしたが訪問時は周辺の草が綺麗に刈り取られ源泉に到達するのは容易になっていました。付近にあった湯小屋もこんな場所にあったかなあ?という印象です。

河原に降りると底から硫黄臭、白湯華が舞う温い源泉が湧き出し小さな湯船が出来ていました。

二岐温泉 新・湯小屋旅館

2007-01-15 | 福島の温泉
二岐温泉 新・湯小屋旅館は地元の有志が集まって運営している旅館です。「つげ義春」という漫画家の作品に登場した温泉だそうです。外観は簡素な建物でとてもB級な雰囲気。マニアな人もこれが旅館?と、ちょっとびっくりするでしょう。
 女湯
とても綺麗で柔らかい湯が掛け流し。
内湯は熱め、露天風呂は温め。
 
混浴内湯及び混浴露天風呂

なんといっても渓流沿いの2つの露天風呂がとても気持ちが良いです。目の前を川がドウドウと流れていきます。周りの自然の景色に心が癒されます。混浴ですが女性は廊下に掛けられている浴衣が無料貸し出し出来るのでぜひ、勇気を出して。しかし、基本的にお客が少ないので貸しきり状態に近いです。
冬季も営業しているとのことです。
今度はゆっくり宿泊してみたいなあ、と思いました。
(入湯日:2006.10月)

住所:福島県岩瀬郡天栄村大字湯本字下二俣22-7
電話:0248-84-2210
日帰入浴:10~15時 500円
素泊まり 3,000円~ 一泊二食 8,500円

宿泊予約スタッフ連絡先:
第一週 090-9424-2949(高萩さん)
第二週 090-3366-8717(山内さん) 手打ち蕎麦が付くそうです。
第三週 090-1493-5519(竹内さん)
第四週 090-8254-2779(石澤さん)



湯野上温泉露天風呂

2007-01-07 | 福島の温泉
湯野上温泉露天風呂は大川の河原にある野湯に近い無料の混浴露天風呂です。
(冬季は入浴不可)

脱衣場もなく頭上は会津鉄道や車が通り、丸見えなので女性はタオル巻きや水着を着けて入浴していました。

湯野上温泉は多くの源泉があり、あちこちの河原からも湧き出しており湯量豊富な温泉地です。
 

↑画像の大川脇の湯溜まり。砂底から無色透明の熱い源泉が沸々と湧きだしています。
一見温そうに見えますが実はけっこう湯の温度は熱め。
(入浴日 2006.10月)
湯に浸かりながら、ドウドウと流れていく川を眺めご機嫌な入浴になりました。

アクセス:国道から郵便局を目印に小さな案内板をたよりに河原方面にすすみ線路を渡ると非常に細い下り道があります。途中急なカーブあり普通車でも切り返し困難の箇所あり。そこをクリアすれば広い河原に出るので駐車できます。
湯野上温泉駅からは徒歩で約25分。

湯野上温泉の詳細は下記を参考に。↓
湯野上温泉旅館組合HP


高湯温泉 安達屋旅館

2006-12-04 | 福島の温泉
高湯温泉は泉質が良く福島県で大好きな温泉地の一つです。今回は洒落た旅館の安達屋旅館に立ち寄り入浴しました。

大露天風呂 大気の湯(混浴)


内湯 姫の湯

白濁ブルーの硫黄臭漂う温泉には白湯華が多数浮遊しています。肌触りは柔らかくすべすべする温泉です。一番気に入ったのは内湯 姫の湯です。浸かっているととても気持ちが良いです。浴室の雰囲気も良く湯口の上のウサギの置物が、可愛いかったです。

酸性・含硫黄・カルシウム・アルミニウム・硫酸塩泉 pH 2.8

日帰り入浴
10~18時 受付~17時 火曜、金曜日は清掃の為、14時~ 700円
今回は自遊人のパスポートで無料。

高湯温泉 安達屋 HP http://www.naf.co.jp/adachiya/welcome.stm


飯坂温泉共同湯

2006-12-02 | 福島の温泉
飯坂温泉には立寄り入浴できる共同湯がありますが、いくつかの共同湯が建て直されるというので再訪してみました。(2006.9月)
温泉街の地元の方にお聞きすると「鄙びた温泉が好きであれば切湯か波来湯が良いよ。」と薦められました。残念ながら訪問時、波来湯は9月1日~休業、その後解体し公園となる予定とのことで波来湯見学と切湯に行きました。

旅館が立ち並ぶ狭間に存在する共同湯。画像右下の小さな建物が波来湯。切湯の源泉は波来湯分湯。黒いホースで送られている。
波来湯
切湯 入り口
受付で料金を払い階段を下っていく。共同湯マニアにはたまらないワクワクする瞬間。

熱めの単純温泉が掛け流されている。素朴な共同湯で地元の方と温泉談議。

飯坂温泉 切湯
営業時間 8~22時 200円 月曜定休
駐車場はありません。共同湯の道路脇に停めて良いよと言われました。

仙気の湯
木曜日で定休日でした。

鯖湖湯
温泉街から少し離れた場所にある。立て直されたが風情ある建物は素晴らしい。

足湯もある。鯖湖湯周辺は風情があり何度訪れても心惹かれるものがあります。


会津野沢清兵衛温泉

2006-11-26 | 福島の温泉
蕎麦と温泉を目的に、会津野沢清兵衛温泉に行きました。
ここは3回目の訪問。以前と変わらず、洪水のような掛け流しの温泉があり思わずうれしくなってしまいました。スコップの栓も変わっておらず、懐かしい。
新鮮で温めのあわあわ、すべすべ温泉が無料で貸切。いつまでもマナーを守って入れたら素敵ですね。

天ざるも美味しかったですが\1700は高いです。やはり蕎麦弁当がお徳かな。。?


4回目の訪問 2008.11月 温泉に入浴・蕎麦弁当を食べた後、会津→新潟行きの磐越西線SLを眺めました。

※現在は廃業されています。