3日目
連泊したホテルを出発して、カウナスに向かいます。
カウナスは、ヴィリニュスの北西の方にあり、中世の面影を残すリトアニア第2の都市です。
そこは、かつて6000人のユダヤ人を救った杉原千畝さんの記念館がある街。
まさか、自分がこの地に来られるなどとは思ってもいませんでしたので、
行く前から胸がドキドキ高鳴っていました。
旧日本領事館 杉原記念館
杉原記念館前の道
まわりには立派なお宅が多い、閑静な高級住宅街という印象です。
上映室
まず、15分間のビデオ上映があります。
少し古い映像でしたが、日本語でしたし杉原千畝さんの生涯についてわかりやすく説明されてありました。
男女問わず、泣いている方もおられました
感動、そして戦時下でもこのような人がいたという同じ日本人としての誇り。
そんな思いが溢れました。
1階だったと思います。
執務室
杉原千畝さんは、日本政府の命令に反してユダヤ人たちにビザの発行をし続けました。
この窓から外の景色を見られたでしょうか?
ある朝、領事館前にできた突然の人だかりに杉原千畝さんは驚かれたそうです。
ビザの発行を願うユダヤ人が押し寄せていました。
2階のプライベート空間だったお部屋
ご一家の写真などが飾ってありました。
裏庭の方にもまわってみました。
当時はお子様たちが遊ばれていたそうです。
売店
記念品やチョコレート、珍しい菩提樹やたんぽぽのハチミツがあります。
あ、菩提樹のハチミツは、今はないそうです。
スタッフの方、流暢な日本語を話されるシャイな可愛い方
次は、メトロポリス・ホテルに行きました。
ここは、杉原千畝さんがソ連から領事館を退去させられ、一時滞在したホテルです。
そこでも、杉原千畝さんはビザを書き続けました。
メトロポリス・ホテル
このホテルに8日間滞在されたそうです。
記念のプレート
杉原千畝さんの言葉
「彼らは人間で、助けが必要だった。
喜ばしいことは、自分の中にその助けを与える決定をする力を見出したことである」
ヨーロッパには魅力的な所がほんとにたくさんあります。
その中で、ここは小さな記念館でしたが充実した気持ちになりました。
日本人として杉原千畝さんのような方がいらしたことに感謝いたします。
次回へ続く
それではまた~
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