定例会などと仰々しく呼んでいる、数十年来の友人たちとの月一回のお出かけ日。
今月は、バブル期の贅を尽くしたゴージャスさをとどめるホテルとして有名な
ホテル川久でお泊りしてきました、の続きです。
ホテル川久のシャトルバスでJR白浜まで送ってもらいました。
今回は、白浜まで行ったのなら、帰りにどうしても日高川町の道成寺へ一度行ってみたいと思っていました。
白浜発12時の在来線に乗る予定ですが、まだ1時間あります。
ん~、どうする?
せっかくの青空、白浜の海はキラキラ輝いてきれいでしょうね。
友人御一行様は何度も白浜へは訪れているのですが、このまま帰るにはもったいない。
タクシーに乗ってちょこっとだけ見て帰りましょうか。
白良浜から円月島へと回ってもらいました。
円月島
ちょうど島の間から灯台が見えます。
12時の在来線に無事間に合い、道成寺へと向かいました。
白浜から約1時間。
道成寺は、能や歌舞伎で有名な恐ろしくも悲しい恋物語「安珍と清姫」の舞台となったお寺です。
踊りの娘道成寺としても良く知られています。
でも、道成寺を建立されたのは藤原の宮子姫、文武天皇夫人で聖武天皇のお母様であるのも忘れてはなりません。
道成寺 仁王門
仁王門
まず、絵解き説法と参観をお願いしました。
縁起堂
絵巻を使って「絵解き説法」をするのは、今では日本中探してもここだけです。
「髪長姫の藤原宮子姫」「安珍と清姫」のお話をぜひ聞きたいと思い伺いました。
宝物殿や仏殿を拝観していると、僧侶の方がいらして「絵解き」が始まりました。
絵巻をくるくると回しながら説法は進んでいきます。
奥州から来たイケメン僧侶の安珍さんに一目惚れした清姫、
安珍に猛アタックしますが、修業の身の安珍は口約束だけして立ち去ります。
欺かれたと知った清姫は怒って安珍を追跡。
追って追って日高川でついに清姫は蛇の姿となってしまいます。
安珍は道成寺に逃げ込み鐘の中に隠れるも、蛇体となった清姫に巻き付かれ焼き殺されてしまいました。
絵が描いてあるので、お話もとてもわかりやすかったです。
特に、安珍が焼かれた後の姿が物悲しいのですが、ちょっと面白く描かれていて印象的でした。
とても貴重な体験をすることができ、頑張って来た甲斐がありました。
陶壁「日高川」
安珍を追って、日高川で清姫が変化したという蛇の模様です。
宝物殿
本堂
安珍塚
安珍と釣鐘を埋めたと伝わります。
なんとな~く、木がドクロを巻いたように見えるような…
二代目鐘楼跡
道成寺の近くに新しくカフェができたそうですので行ってみました。
カフェ ルリエ
2023年2月にOPENしたおしゃれなカフェです。
安珍さんの釣鐘がカフェのロゴマークになっているようです。
店内 キッチンカウンター
店内
コンクリート打ちっ放しがステキです。
ソフトパフェをオーダー。
黒みつきなこ
名物つりがね饅頭も乗っかっていて、白玉やスポンジケーキに
黒みつ、きな粉がかかっていて食べたい物満載のパフェです。
「絵解き」の絵巻では、釣鐘から安珍さんのガイコツが出てきます。
…安珍さん、いるかなぁ~
友人のオーダー マンゴー
JR道明寺駅
たぶん、無人駅だと思う小さな駅でした。
ここは、白浜から1時間ほど大阪寄りに来ています。
なので、ついでに大阪まで在来線で帰りました。
オバ様4人、おしゃべりしていたらあっという間に大阪駅です。
神座 ルクア店
初神座の友人御一同様、〆のラーメンにご満悦でした。
それではまた~
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