本はベッドに転がって読むことが多いです。だから真面目な読書とは呼べないのでは無いかと。
ところで皆さんは畳に布団ですか。人の家まで、寝室なんて見ることも入ることもないのでわかりませんが、畳の上に布団を敷いて寝ている人とベッドに寝ている人とどちらが多いんでしょうね。ベッドだと万年床とイコール、畳に布団だったら毎日ちゃんと畳むのかな?
話を本に戻しますと、とにかく読みたい本がいっぱいあって困る、何かを読んでいたり、いろいろな記事を見ていると、あっ、この本も読んでみたい、そうするとすぐにインターネットで探し出します。
それらが溜まって本棚には収まり切らず床の上は積みっぱなし、ベッドの枕元にも堆積。
今一番興味のあるものを頭の近くに置いて幕の内弁当のおかずのようにあっちの本をちょっと齧りこっちの本をちょっと齧り。美味しいものがあるとそればっかり齧り付きます。それが美味しいとそばのおかずをほうって置いて似たようなおかず(本)を探して味わおうとするのです。
本を味わっているうちに昔食べた本をもう一度食べたくなることもしばしば。うちにはあるけれど焼けたりして鮮度の著しく落ちた本は買い直して食べます。
最近買ったものは
- アーネスト・サトウ「一外交官の見た明治維新」
- ペリー提督日本遠征記 いずれもかつて岩波文庫で出たもの。今は角川ソフィア文庫で新訳で出ています。
- アーネスト・サトウ「明治日本山岳記」
- アーネスト・サトウ公使日記
幕末、明治のものばかりですね。このアーネスト・サトウ「明治日本山岳記」という日本の山に登った記録をまとめたものがあります。これが登山に関して書かれたものでは抜群に面白い。「日本百名山」のような羅列の本がいかに面白くない本かよくわかります。山の記録はこう言ったものでないと山行の面白さは表現できません。
定期的に病院へ行くのも待ち時間が二時間くらいかかったりするので読書には最適、診察を待つ間に集中して本が読めるので待ち時間が苦痛ではなく快楽にまでなってしまいます。