鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

百宅登山口の紅葉

2015年11月15日 | 鳥海山

大清水園地から見る新雪の鳥海山頂

何年ほど前だったか、これほど鮮やかに赤く染まる紅葉はこの後にも先にも見たことが無い。

ブナの黄色もまた綺麗。

山形県旧八幡町枡田の集落の右手に見えるお店屋さんを最後にその先人家はまったく無し。
奥山林道の悪路をひた走り続ける。車に万が一のことがあっても携帯は圏外。JAFは呼べません。

その途中の写真を探しているのだけれど、毎日帰ってくると飲むことが優先、休日は睡眠が優先。今までとりためた膨大な写真データを整理するのが億劫でたまりません。
その途中の赤沢の写真などをお見せしたいのですが。

百宅口登るのもかなりしんどいですよ。
以前、この登山口で知人に会ったのだけれど、ちょっと登った大倉の滝のあたりで、トラックのハンドルほどの大きさの顔をした熊と出会い、慌てふためいて下山してきたとのこと。
この登山口は登る人も少ないので熊さんと出会う確率も高いのかも知れません。

秋田県側からだったら道路も整備されているのでアプローチもそう大変ではないです。

ただし、紅葉の時期、法体の滝には寄らないこと。
大音量で演歌や歌謡曲が拡声器より垂れ流しにされ、とても自然を味わうことはできません。

大清水避難小屋

2015年11月11日 | 鳥海山

鳥海山百宅(ももやけ)登山口、大清水(おしず)には、新旧二つの避難小屋があります。
写真は上は古いほう。左の梯子は以前は階段だったけれど、腐ってしまい簡単な梯子に取り替えられました。
下の写真が駐車場から歩いて行くと目に入る新しい(今となっては古いけれども)方の避難小屋。

かつては、10月10日が体育の日で休日だったので、その前日にみんなで休みを取り、この新しいほうの避難小屋の二階ですき焼きを食べ飲んだものでした。
かれこれ10年以上続いたなあ。
ここへたどり着くまでは、こちら山形県側は秋田県側と違い、全くの悪路。でも眺望は最高。

この写真は林道途中の柱状節理を見上げたところ。

旧避難小屋の前には写真にあるとおり、冷たい湧き水がふんだんに流れているので、ビール、食材をたっぷりと冷やす。
その夜の酒宴の様子がこれ。


ここの避難小屋の想い出はまだまだあるけれどまた思いついたら書いてみようと思います。

つい先日、このときの仲間が鬼籍に入られたので彼を偲びつ書いてみました。

※ 現在避難小屋は改修工事のため利用できないようです、古い方は老朽化が著しいため取り壊しの予定だそうです。