いつ頃のものでしょうか。ピット・インに行ったときに購入したステッカーです。
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十代のころ、朝の部をよく聴きに行きました。朝の部というのは、午前11時から午後2時まで、新人の場です。初めて行った時ステージではホーン二管の演奏だったでしょうか、ステージから客席に来ていた楽器を持っていた仲間らしき人に声をかけると、その人もステージに上がると演奏が始まりました。Herbie HancockのTell Me a Bed Time Story。
Herbie Hancockはいい曲書きますよね。亡くなったピアニストの辛島文雄さんと飲んだ時も辛島さんは、「Herbieはいい曲書くよなあ。」と言っていました。ほかにもChan's Song これは最高にきれいな曲です。Dexter Gordon 主演の映画 'Round Midnight のなかでも何度か演奏されます。
ピット・インのライブは当時朝の部の後は昼の部、夜の部と続くのですが遅い時間になるほど名の知られたグループが演奏します。落語の寄席と同じですね。ナベサダ、ヒノテルは夜の部でないと聴くことはできません。
そのピット・インの左隣だったでしょうか、たしかサムライというジャズ喫茶があって、ピット・インのライブを聴く金のない連中はそこの店で壁越しにピット・インのライブを聴いていたそうです。
ちなみに、夜の部の料金ですが、当時のピット・インのライブ・スケジュール表をお持ちの方のHPを見ると、1974年12月24日 SADAO WATANAPITT at PITT INN が録音された日のステージは2,800円となっていました。秋吉敏子グループで2,500円、それ以外の日本人グループはずっと安かったようです、本田竹曠グループでさえ1,500円でした。とは言っても当時の貧乏学生にとっては何度も聴きに行ける金額でなかったのは確かです。
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この日の演奏です。LPもCDも発売即購入しましたが現在は廃盤、特にCDはこれだけ何故か再発されず、かなりの高値で出回っています。版権の問題なのでしょうか。
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何年ごろのマッチでしょうか。
数年前、新宿紀伊国屋の裏通りを通った時、ここにたしかピイト・インがあったなあと思う所を通りました。ここを右に行くとすぐに突き当り数メートル行くと右折、ちょいと歩くとDUGの看板が出ていて地下への階段が見えました。そこから少し行くと紀伊國屋書店の裏口です。
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その時は、ピット・イン・ミュージックという表示が出ていましたが現在もそこで営業しているようです。すぐ近くのDUGのあった場所は面影もなく、たしかここだったかなあ、という程度でしかわかりませんでした。