年の瀬になるとなぜか日本酒が飲みたくなります。そこで今日は日本酒を買い出しに。
白露垂珠(はくろすいしゅ)、鶴岡市の酒ですが、以前アルバイトしていたところの若いお兄ちゃんんが自分の兄がこの酒造元竹の露で杜氏をしているんだとよく自慢していたものでした。当時のアルバイト先の長は正月は仕事を始める前にみんなに御神酒として飲むように勧めるものでした。大変厳しい人で、社員はみなピリピリしていましたが信頼はしていたようです。何故かっていうと、何か事が起こっても責任は自分が負うという人でしたから。俗にいうケツを拭く人でしたからね。今はそういう人はいませんね。責任は人に押し付けるお偉いさんばかり。これじゃ誰もついては來ません。
ついでに日本酒で思い出しましたが、我々の一つ前の世代でしょうか。工場なんかでは上がり酒といって勤務が終わると湯飲み茶碗に一杯日本酒を飲んで締めたそうです。そのころの新入社員の一日の最後の仕事は茶碗を準備して並べることだったと言っていました。今もどこかに上がり酒の習慣が残っているのでしょうか。
当時の会社の社長は二言目には「伊達や酔狂で商売をやってんじゃない!」とか「商いとは利を求めてやるもんだ!商法を読め!」と言っていた人ですが、定時を過ぎるとピタッと仕事の話は終わります。飲みに行けば「酒の席で仕事の話は止めなさい。」。ある日、社長と誰かが会社の裏にある飲み屋に定時になる前に飲みに行きました。しばらくすると電話かかってきて「君、今からのみに来い。」「社長、まだ勤務時間です。」「いいから、仕事は誰かに任せて来い。」
結局飲みには行きましたけど、そんな時代もあったのですね。この社長、桜の季節になると花見を予定していた日より開花が早くなると、花見の幹事に「君、これからやれ」。幹事は大慌て。嚴しいけれど、やることはやる人でしたね。決算時利益が見込まれると、法人税払うよりは従業員に還元しろ、といって臨時賞与を出したものです。だから賞与は年四回。そのあとの社長は真逆。法人税をたくさん払った方がいい、社員にくれると癖になる。社員旅行は取引先から嫉妬されるからやめなさい、などと、これではだれもついてきません。
いやいや、日本酒が脱線してしまいました。甘いお団子でも食べましょう。
子供のころは「だんご」といえば「黄な粉だんご」しか知りませんでした。餡団子、みたらし団子なんて売っていなかったですね、今と違って。だんご専門の店もあったくらいです。写真の団子は柔らかくておいしいですよ。三~四人前で540円。フルーツサンドはこうしてみる高いですね。
そういえば酒を買ったところでこんなものを売っていました。
鳥海山・飛島ジオパークって結局これかよ。まあ、まじめに地質調査などに取り組んでいる人もいるんでしょうけれど究極は鳥海山・飛島を利用した、格好つけたいい方で地域活性化の切り札、早い話が金儲けの道具。ジオパークの審査機関だって金儲け、ISOと同じですね。今年のジオパークの審査で新聞が報道したのは観光地を巡る審査員たちと誘導者。審査するほうも楽だわ、こりゃ。ジオパークだって経費ばかりかかって儲けにならなければ自治体は継続するはずがありません。
「鳥海山は、人間社会の思惑とは無関係に、ただ聳えているだけであり地域活性化の切り札ではない。」との一文に共感する人は少なからずおります。