二万人もの日本軍関係者が命を捧げたガダルカナル。撤退間近の激戦地で、上官にあてた「短歌」を書いていた者がいた。
愛媛県松山市の民家で
母親の遺品から見つかった短歌は
果たして本物なのか。
絶対服従の軍隊の中で、
上官に短歌を渡すようなことが本当にあったのか。
この、二人の関係は?
死に急ぎ、狂信的であると敵に見られていた日本兵だが、
短歌には生きることを諦めず、
部下などを思いやる真の強さと優しさがあらわれていた。
それは、現代を生きるわたしたちと、なんら変わらない人間の姿だった。
ふたりの軍人の消息を追って松山へ、
そして今のガダルカナル島へ。
関係者の証言や、専門家のお話、
今回の取材で発見された貴重な音源などをもとに、
短歌の謎と、ガダルカナルの戦いとは何だったのかを追求します。
放送は今月30日木曜日夜8時から。