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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

3 人寄れば・・・

2013-10-21 | 日記
ご報告が遅くなりましたが、過日(10月5日/伊勢神宮外宮遷宮の日)に「高の原」であった「山崎亮さん(コミュニティデザイナー)の講演会」で私の感じたことについて、(3回に分けて)お伝えします。

まず、一番印象に残ったのは、その「スピード」(時間の使い方のうまさ)です。
短い間にもの凄い量の情報を圧縮、凝縮して手渡された気がしました。

いまだにそれを「ほぐす」ことが出来ていない(咀嚼出来ていない)気もしますが、まるで言葉のシャワーを浴びたかのように、細胞が目覚める!?というか、その存在感(生身の臨場感!)と共に、私は大きな刺激を受けました。


非常にたくさんの情報量なので、どういうふうにまとめたらいいのか、何をどう伝えればいいのか、私のメモも不正確なので、ここに書くことの中にもしかしたら間違っていることもあるかもしれませんが、せめてその人柄のニュアンスだけでもお伝え出来れば、、と思います。

また、実際にその場で彼の提案する方法で、(グループに分かれての)「非常に短時間のワーク」も参加者同士で体験し、それも大変面白かったし、また、その中から出て来たたくさんの質問に対して、山崎さんがどんどん返答していくその速さと「適確さ」にも圧倒されました。


質問そのものも大変面白い、興味をそそられることばかりだったのですが、さらにその質問の意図するところを彼は一瞬に理解し、なおかつそれを一層深め、その質問者=聴衆 の最も聴きたがっているところをズバリ話されるのには、さすが!というか、まさに「プロ中のプロ」という辣腕の腕前を感じて、感服してしまいました。


ほんとうに「頭のいい人」の見本のようで、常に頭脳がフル回転していながら、しゃべり過ぎるという感じは全くせず、どんなに大きな声で鉄砲玉のようにしゃべっても、決して「うるさくは感じ無い」のです。

それは例えば「阿吽の呼吸」以上のものがありました。
そして、その回答は本当に適確であると共に、過不足が無く、ちょうどいい長さだったことにも驚きました。

質問は全部で15ぐらいあったかと思いますが、そのどれに対しても同じ長さというのではもちろん無く、さっさと切り上げるものもあれば、質問者にさらに質問をし返したりすることもあり、付け足すこともありといった中で、どの質問に対しても、まさにぴったりの、全く余計なところの無い、どれ一つとってもみても無駄の無い「見事な回答」でした。

かと言って政治家や官僚のように、無味乾燥というのでは無く、どれも誠意のこもったというか、「ニーズにきちんと即して応える」(聴衆を満足させる)もので、ユーモアもあり、時には辛辣な面もあり、またサービス精神も満載でした。


そして、「甘い、優しい人」という側面だけでは決して無く、「スタジオL 」という彼の主宰する会社の中では、彼はスタッフたちに対してかなり厳しく、むしろ、なあなあになることを避けて「緊張を維持する」ようにしているという意外な話を聴いて、びっくりもしました。

それは山崎さんが組織の中でトップとしての権威を保つためではもちろん無くて、地域に入っていって何かをやり始めたら、必ず誰か反対する人や、批判する人はいるので、もしも「叩かれて簡単に心が折れてしまうようではプロとしてダメ!」だからです。

だから山崎さんは徹底的にしごき、叩き、鍛えて、どんなことがあっても、へこんでもすぐに立ち直って「次の展開へ進んで行ける」ように、「スタジオL 」の人材を養成しているそうです。
(その具体的な育て方もかなりユニークなのですが、長くなりますのでこの話はまたの機会に、、)


ところで、実際にご本人を初めて拝見し、お会いする前にマスコミや彼の書いたものを通して感じていたその印象とはちょっとまた違った面も、私は感じることがありました。

山崎亮さんは、想像していた以上に、いかにも「出来る人」(頭の切れる人)そのものでした!!!
こちらがよほどしっかりしていないとその発信するところのものを受け止め切れないと感じました。

今まさに「旬の人」であり、売れに売れているだけあって、勢いが普通の人の何百倍もある気がしました。


さて、彼自身の印象についての前置きが長くなりましたが、彼が話された中で私の印象に残ったことを下記にご紹介します。


それはプロジェクトをスタートする前に、まず「自分の同士となる人(仲間)を探す」ということです。
ほんとうにやる気のある人、本気の人、「覚悟を決めた志士」が3人いれば、そこからやれる!そうです。

山崎さんたちがある地域で新しいプロジェクトをスタートする時にも、その地域に詳しい地元の人、3人に一時間ずつ話を聴く(合計3時間)ところから始めるそうです。

そして、その人たちにそれぞれ3人の人を紹介してもらう(計9人)。
そしてその9人がまたそれぞれ3人の人を紹介してくれて、27人となり、、というふうにして、最低100人ぐらいの人が関わるようになったら、そこから動きをさらに具体的に進めていくそうですが、まずは「人の話を聴く」ところから、、なのです。


そして、「お前、そんなことも知らんのか」と言われる方がよくて、前もって詳細に下調べするよりも、その「地元の人の方が地元のことは一番よく知っている」ので、何でも教えてもらう(ヒヤリングする)のです。

もしも質問者が先に何でも知っていたら真剣に訊く気になれないし、話す方もつまらないからです。
それに誰よりも「生活者のプロ」というのは地元のことをよく知っていて、地元のことに関してはプライドも持っているわけなのですから。

そうやって、まずは仲間を集め、やりたい人がやりたいことからやっていき、どんどん「本気を拡げていく」のだそうです。


この話を聴いて、私は毎年5月に1ケ月間開かれる伊豆高原の「アートフェスティバル」のことを、ふと思い出しました。
あの大きなイベントも、実は最初はたった3人から始まったそうなのです。

「南庭工房」の宮迫千鶴さんと谷川晃一さんという画家夫妻と、彼女たちの家を見つけてくれた地元の不動産屋さんのたった3人でスタートしたのです!!!


そういうわけで、(「三人寄れば文殊の智恵」ということわざもありますが)それは本当のことだったのだなぁと、山崎亮さんの話からもしみじみ感じたのでした。


☆ この話はまだ続きます。(3回に分けて書きます)
一つでも参考になることがあれば幸いです。

続きをお楽しみに♪



ご愛読に感謝です。



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