昨日午前中から降り出した雨、まだ降っています。それも「絶好調」・・・・・・
雨が上がったらお墓参りに行きたいと思っているのですけれどね。さて、どうなることやら。天気予報では、昼過ぎには上がることになっているようです。期待しましょう。
京都の旅の話も終盤になってきました。
できれば河合寛次郎記念館で、もう少しゆっくりしたいところではありましたが、相方が行きたがっている六波羅蜜寺にそろそろ行かないと・・・
「京の冬の旅」の特別拝観は4時半がタイムリミット。遅くとも4時には入りたい。記念館を出たのは3時40分過ぎくらいだったし、歩いてどのくらいかかるかわからなかったので、ちょっとばかり急ぎ足で向かいました。
バス通りですらそんなに広い道ではない京都、一本裏に入ると、文字通りの小路ばかり。
そんな細い道を歩いていると、前方は突き当たり。ここを左に行くと目的地のあたり・・・と思って進むと、その突き当たりに目が留まりました。
そこには「子育飴」という文字が見えたのですが、その文字の上にとんでもない!文字が書かれていたのです。それは
「幽霊」の二文字。
えぇ~~~~!?何よこれーっ!!??
確かめたい気持ちは山々なれど、先を急ぐ私たち。ちょっと後ろ髪を引かれる思いでその場を通り過ぎました。
ほどなく六波羅蜜寺に到着。おぉ、4時10分前。意外に早く着けるのね。
本堂での説明を途中から聞きました。
ここのご本尊は十一面観世音菩薩。秘仏ということで、普段は厨子の扉は閉ざされて十二年に一度、確か辰年に御開帳なのだそうです。
しかし、今年秋(11月後半)と来春、特別に御開帳になるそうで、仏像大好きな私としては、なかなか魅力的な話でした。
秘仏と言えばこの前の日曜、購読している中日新聞のサンデー版の特集で、十一面観音を取り上げていましたが、奈良の二月堂の十一面観音は「絶対秘仏」ということで、誰もその姿を見たことがない・・・と記されていました。そのため、文化財指定もなされていないとか。
誰も見ていない、というものほど、見てみたい心をそそられるものはないですねぇ・・・・・・
本堂での説明が終わって、宝物館へ。
ここには、教科書でほぼ誰もが一度は目にしたことのある「空也上人立像」があります。
私は二度目のご対面。久々に細部までじっくり拝みましたが、足の指に力がこもっている様子などのリアリティーはすごいの一言。運慶の四男康勝の作。
運慶と言えば、昨日のニュースで運慶作の大日如来坐像がクリスティーの競売で12億とか13億で落札された、と大きく報道されましたねぇ。
海外流出は防げましたが、公開もせず・・・となると、う~ん、どうなんでしょう?
元の持ち主は文化庁に事前に打診したそうですが、買い取れないということだったようです。
さて宝物館に話を戻して。
ここには空也像のほか、平清盛像など、重文指定の仏像や彫像が納められています。
そのなかに、「鬘掛地蔵」という仏像がありました。
よく見ると、左手に長い髪の毛を持っているのです。そして、その仏像の前には、紙に包まれたものがいくつも供えられていて。
何でも、その昔貧しい両親とその娘が住んでいて、そのうち母親が亡くなったのですが、弔うこともできずにいたところ、一人の僧が現れて、母親の亡骸を背負い、丁寧に葬ったそうです。
貧しい娘はお礼にするものはこれくらい、と自分の髪の毛を渡しました。
娘が名前を尋ねると、「六波羅の者です」とだけ言って立ち去り、後日娘がいくら探してもそのような僧は見つからなかったのです。
すると、お地蔵様の手に髪の毛が!
お地蔵様が僧に姿を変えたものだったのですねぇ・・・と確かそのような由来でした。ちょっと違っているかもしれませんが、その後、お地蔵様に願をかけて、叶うとお礼に髪の毛をお供えする・・・ということらしいです。
う~ん、してみると、そのお供えの山は多くの女性の思いがう~んとこもっているのですね・・・・・・ちょっと怖い気もします。
規模は小さなお寺だけれど、ずいぶんたくさん書いてしまいました。
そうそう、ついでに言うと、パンフレットもここのが一番立派でしたっけ(笑)。
雨が上がったらお墓参りに行きたいと思っているのですけれどね。さて、どうなることやら。天気予報では、昼過ぎには上がることになっているようです。期待しましょう。
京都の旅の話も終盤になってきました。
できれば河合寛次郎記念館で、もう少しゆっくりしたいところではありましたが、相方が行きたがっている六波羅蜜寺にそろそろ行かないと・・・
「京の冬の旅」の特別拝観は4時半がタイムリミット。遅くとも4時には入りたい。記念館を出たのは3時40分過ぎくらいだったし、歩いてどのくらいかかるかわからなかったので、ちょっとばかり急ぎ足で向かいました。
バス通りですらそんなに広い道ではない京都、一本裏に入ると、文字通りの小路ばかり。
そんな細い道を歩いていると、前方は突き当たり。ここを左に行くと目的地のあたり・・・と思って進むと、その突き当たりに目が留まりました。
そこには「子育飴」という文字が見えたのですが、その文字の上にとんでもない!文字が書かれていたのです。それは
「幽霊」の二文字。
えぇ~~~~!?何よこれーっ!!??
確かめたい気持ちは山々なれど、先を急ぐ私たち。ちょっと後ろ髪を引かれる思いでその場を通り過ぎました。
ほどなく六波羅蜜寺に到着。おぉ、4時10分前。意外に早く着けるのね。
本堂での説明を途中から聞きました。
ここのご本尊は十一面観世音菩薩。秘仏ということで、普段は厨子の扉は閉ざされて十二年に一度、確か辰年に御開帳なのだそうです。
しかし、今年秋(11月後半)と来春、特別に御開帳になるそうで、仏像大好きな私としては、なかなか魅力的な話でした。
秘仏と言えばこの前の日曜、購読している中日新聞のサンデー版の特集で、十一面観音を取り上げていましたが、奈良の二月堂の十一面観音は「絶対秘仏」ということで、誰もその姿を見たことがない・・・と記されていました。そのため、文化財指定もなされていないとか。
誰も見ていない、というものほど、見てみたい心をそそられるものはないですねぇ・・・・・・
本堂での説明が終わって、宝物館へ。
ここには、教科書でほぼ誰もが一度は目にしたことのある「空也上人立像」があります。
私は二度目のご対面。久々に細部までじっくり拝みましたが、足の指に力がこもっている様子などのリアリティーはすごいの一言。運慶の四男康勝の作。
運慶と言えば、昨日のニュースで運慶作の大日如来坐像がクリスティーの競売で12億とか13億で落札された、と大きく報道されましたねぇ。
海外流出は防げましたが、公開もせず・・・となると、う~ん、どうなんでしょう?
元の持ち主は文化庁に事前に打診したそうですが、買い取れないということだったようです。
さて宝物館に話を戻して。
ここには空也像のほか、平清盛像など、重文指定の仏像や彫像が納められています。
そのなかに、「鬘掛地蔵」という仏像がありました。
よく見ると、左手に長い髪の毛を持っているのです。そして、その仏像の前には、紙に包まれたものがいくつも供えられていて。
何でも、その昔貧しい両親とその娘が住んでいて、そのうち母親が亡くなったのですが、弔うこともできずにいたところ、一人の僧が現れて、母親の亡骸を背負い、丁寧に葬ったそうです。
貧しい娘はお礼にするものはこれくらい、と自分の髪の毛を渡しました。
娘が名前を尋ねると、「六波羅の者です」とだけ言って立ち去り、後日娘がいくら探してもそのような僧は見つからなかったのです。
すると、お地蔵様の手に髪の毛が!
お地蔵様が僧に姿を変えたものだったのですねぇ・・・と確かそのような由来でした。ちょっと違っているかもしれませんが、その後、お地蔵様に願をかけて、叶うとお礼に髪の毛をお供えする・・・ということらしいです。
う~ん、してみると、そのお供えの山は多くの女性の思いがう~んとこもっているのですね・・・・・・ちょっと怖い気もします。
規模は小さなお寺だけれど、ずいぶんたくさん書いてしまいました。
そうそう、ついでに言うと、パンフレットもここのが一番立派でしたっけ(笑)。