Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

今朝は「孤独」、ではなさそうな

2024-12-10 08:26:14 | 

昨日、たまたま見たNHKのあさイチのエンディングで、今日のゲストが松重豊さんと紹介されて、今日のネタはこれしかないなと思った私。

                

雑誌クロワッサンは年に1~2回くらい、興味のある特集のときに買うくらいだけれど、その一番最後のページに連載されているエッセイをまとめた単行本。

今年は珍しく3回も買ってしまったクロワッサンだけど、このエッセイは毎回楽しみにしていたので、単行本化されたのを知って迷わず購入。

松重さんは本当にマルチな方だなと思っていて、今度のあのグルメドラマの映画化では脚本、そして監督までやってのけるんだもの。もう凄すぎる。

文章を読んでいると、あのドラマの中に出てくる五郎さんの心の声が頭の中に流れてくる感じ。以前メイキング映像を見たことがあるけれど、収録後すぐに

食べたものの感想は松重さんがいわばアドリブで入れていたような。道理で実感がこもっているはずだと感心すると同時に、それをすぐに文としてまとめあげる

ところにも驚いた記憶があります。

そして、添えられるイラストがねぇ、またいい。

絵がうまく描きたいとずっと思っていて、そうした本も買ったりしたけれど、なかなか練習しようともしない私。特に食べ物をうまく描いているイラストには

強い憧れがあります。あべみちこさんのイラストは実においしそう、かつ、香りまで漂ってきそうなリアルさ。写実的ではあるけれど、どこかほっこりする

感じ。温もりのあるイラスト、と言えばいいのかな。

巻末を見ると、すでに2刷となっていました。さもありなん。

 

それにしても既に還暦越えの松重さん、あのスリムな、まるで電信柱のような(あえて電柱、ではなく)体躯のどこにあんな大量の食べ物が入っていくのか。

若い頃のようにたくさん食べられないことを自覚している相方と私からすると、本当に信じられない。うらやましいような、いや、あんなに食べたら健康に

よくないとも思う。特に私の場合は。

このところ週末にまとめて5本くらい、一気に過去のシーズンのものを再放送しているけれど、10年以上前のシーズン2なので当然のことながら松重さん、

若いっ!なのに原作の久住さん、今とほとんど変わらないのって、当時から老けてい・・・いやいや、今が若い?つやつやお肌だし、アルコール大好きな

せいなのかな。飲めぬ私にはわからないが。

今、横目であさイチ見ながら書いています。松重さん、ただいま調理中。いつもは食べる姿しか見ませんが、料理をすることもあるようなので手際よさそう。

本も面白いし、1つの話が短いので隙間時間に読むのにもおすすめです。


書評どおり、でした

2024-09-09 08:43:28 | 

予定通りにいくと、明日明後日とまた畑、翌木曜は膝のリハビリのあと出かけることになっていますので、ブログは三連休ということになりそうです。

スマホから記事を更新することは出来なくはないだろうけど、やらない。だってきっと誤タップの嵐になると思われるので。

LINEでもよくやらかすんですよ。入力自体間違えることもあれば、変換時に違うものを選んでとんでもない文章になってしまうこと。LINEは相手が限定されて

いるからいいものの、ブログの場合はそうじゃないですからね。笑い飛ばせるミスはいいけれど、真逆な場合もあり得るので。

 

相変わらず米売り場に米がないことが多いのですが、先日行った畑近くの農協のスーパーですら全くなくて驚きました。その上パックごはんも1家族1パックと

制限つき。原材料が不足しているからというのが理由だけれど、先月の臨時情報で防災食として備蓄した人が多かったからというのもあるでしょうね。

田んぼには稲が実っていたり、収穫を済ませたところもあったしはざかけしてあるところもありました。お米は収穫後乾燥させないと出荷出来ないので、店頭に

豊富に並ぶにはまだ時間がかかりそう。今日は買い物に出かけますが、まだ余裕はあるけれど見かけたら買ってしまうかも。

 

さて先日買ったサライ9月号。隅々まで読んだわけですが、書評の最後にあった一冊が面白そう・・・とつい買ってしまいました。最近小林聡美さんの本を

買ったばかりだというのに。

本のタイトルは「書店員は見た!」というもの。そんなタイトルなのに、ポチっとネットで買ってしまった私っていったい・・・・・・

書評のタイトルは「本を介して生まれる笑いと涙の小さなドラマ」。表紙に描かれたながしまひろみさんの書店の風景のイラストもほのぼのとした雰囲気で

そそられてしまったわけで、届いてちらっと読むだけにしておこうと思ったのに、読む手が、いや目が止まらず、一気読みしちゃいました。

何度も声を出して笑ったし、これ絶対電車やバスの中で読んではいけない本(個人の感想です)。

雑誌に連載されていたものなので、ひとつひとつのエピソードは短めですが、微笑ましいもの、考えさせられるもの、しんみりするものetc.。そして書店員で

ある筆者がお客様におすすめした本の紹介があって、これがなかなかいいんですよ。私が知っている、または読んでいるものはほとんどなくて。

その中には漫画もあったりしますが、私が最後に漫画を読んだのはいつだったんだろう・・・若い頃は漫画家になりたかったのに。

娘が子ども時代には一緒に「りぼん」なんか読んでいましたが、若い頃はちょうどベルばらがオンタイムで連載中。少年ジャンプも好きで借りて読んでいたはず。

おっと、話を本に戻して。筆者の森田さんはそんな漫画から青春小説、ミステリーなど、実に守備範囲が広く、正に書店員向き。

それにとてもコミュニケーション能力が高いなと思いました。ご主人が転勤族のため本の途中で転居しているけれど、それでもすぐまた書店員になっているし、

結構ご自分からお客様に声掛けしているのですが、多分声掛けを心中望んでいるのを見分ける能力も高いかも。

転勤族にありがちな、引っ越しても友達や知り合いがなかなか出来ない・・・なんて悩みは、森田さんには無縁かと思われます。すっごく羨ましい性格!

おばさん(もしくはおばあさん)力がしっかり身についてきた昨今では、知らない人にいきなり話しかけられても普通に対応できるようにはなったけれど、

自分から話しかけることはよほどでないとありません。いきなり話しかけられたり道を尋ねられたりするのは、多分危なくなさそうと思われているから、と

都合よく解釈していますが。

 

本の奥付けを見ると、6月に初版で既に4版となっていました。売れすぎじゃないか!?面白いから当然かも。

本の中のおすすめからそのうち読んでみたいなと思ったりしていますが、今度は書店で取り寄せしようかしら。でも私が利用する書店には森田さんみたいな

フレンドリーな感じの人はいないんですよ。いや、感じ悪いわけじゃないんです。丁寧な対応なんですが、いわゆる型にはまった感じ。

自分がもう少し若かったら書店員になってもよかったかも、とも少し思ったものの、本の中に重いものを持つことが多いため「腰痛もちが多い」とあったのを

見ると、若くても無理そうです。

 

さて、今日は腰のリハビリや買い物など、比較的出入りの多そうな一日になりそう。ちょっと掃除もさぼっていたのであちこちの汚れも気になります。

猛暑日予想だし、気づいたら熱中症、なんてことにならないようにしなくては。それでは次は金曜に。

 


読書は心のサプリメント

2024-08-27 08:56:49 | 

昨夜ちょうど寝る頃から雨が激しくなりました。

今朝も南の海にはカラフルな雨雲がレーダーに映し出されています。そんな日には出かけないのが一番なのだけど、相方が使っている髭剃りの刃が破れたから

買いに行きたいとか。

他にも彼のジーンズなど買いに行くという前々からのミッションもあるので、それも一気に片づけようかと思います。

それにしても足の遅い台風で予定が立てづらくて。畑にも行きたいけれど、雨続きで土をさわれるようになるのはいつのことか。

 

録画予約をするために番組表を見ていたら、土曜の午後に「孤独のグルメ」の再放送をしているのに気づきました。そのときはシーズン9の終わり頃を一挙3本。

これはもう録画してCM飛ばして観るに限ると早速予約。今はシーズン10になって1回1本になっています。

シーズン9のときはコロナ禍真っ只中。みんなマスクをつけ、店に入るとアルコールで手指消毒はもちろんのこと。

番組の終わりに原作者の久住昌之さんが食事をするときノンアルビールを飲んでいるのを見て、すっかり忘れていたけれどこの頃はまだアルコールが出せな

かったことを思い出しました。

それがシーズン10になると久住さんがうれしそうにアルコールを注文するように。

そんな様子を見て、コロナ禍のことがいつしか過去形になったんだなと思いましたね。流行の初めの頃終息まで3年はかかると聞いて、そんなに時間が

かかるんだ・・・と思ったけれど、喉元過ぎればとはこのことだな。

 

さて先日。お中元などを買っていくらかポイントが貯まっていたのを使って、また1冊本を買いました。

                

いつの頃からか、女優、という表現があまり使われなくなって、男女問わず俳優と呼ぶようになりましたが、私は女優という言葉の独特な響きや雰囲気が好き。

そしてその響きに似合う雰囲気のある女優さんは、最近少なくなっているような気がします。昔のほうがいかにも、な女優さんが多かったような気がしますね。

それも「大」のつくような。

小林聡美さんは「大」がつくような女優さんとは少し違って、すぐその辺にいそうな気もするけどちょっと違う、何か独特の雰囲気があって好きな女優さん。

とは言ってもあまり作品は観ていませんが、我が家にある数少ないDVDのうち2本は小林さんの主演作。

この本、出版当初に面白そう、とは思ったものの、買うまでには至らなかったもの。今回はポイントの力を借りて?ポチっとしました。

小林さんご本人から受ける印象は「肩に力が入っていない、自然体な」というものだったけれど、この本もそんな小林さんそのものな印象でしたね。

アラ還ということだから、私より当然若いわけだけど、実はこの世代は私にとって、年齢差以上にジェネレーションギャップを感じる世代。若い頃にバブル

絶頂期を体験していて、そんな頃仕事はまだしていたけれど、既に家庭に入って子育てしていた私は、泡がもりもりと盛り上がって一気にしぼんでいくのも

冷めた目で見ていました。

この差って、かなり大きい。

この本の中にもバブル期を経験した彼女が、当時買ったブランド物のバッグや服をまだ持っている話があり、その中でひどく共感した文章があって。それは

 

 買う時よりも手放す時のほうがエネルギーが要る    に続いて   

 

 もうものは要らない、といいながら、心ときめくものに出会うと心が揺れる。でもその時、それが将来ゴミになることも想像できる自分でありたいと思う。

                                           (「買い物」)

 

だよねぇ、まったく。

 

芸能界という華やかな世界で仕事をてしてきた小林さんだけれど、本に書かれている暮らしぶりはごくごく普通。普通、って、何?と言われたら困るけど

まぁ一般的と言いますか。

見習いたいところも多々あって、例えば近所の健康体操に通ってみたりピアノのレッスンを始めたり。ピアノなどずっと我流の私と違って、ちゃんと教室に

通って教えを受けているところが偉いよなぁと、人から教えを受けることが昔から嫌いで苦手な私はつくづく思ってしまう。だから進歩がないのよね。

なんとなく想像していたけれど、文章から受ける感じもテレビなどから受けるものとまんま同じ。お名前の「聡美」の聡は聡明の聡だもの。名は体を表すとは

このことかな。

 

今、暮らしの本で目立つのは、〇〇歳と年齢を掲げて、その人のおしゃれや暮らし方、生き方などをまとめたもの。御年百近い(超えている強者も)方から

私と同年代まで、主にブログやVlogでフォロワーがウン万人!みたいなもの。

同世代や人生の先輩方の書かれた(本当に本人が書いているかはさておいて)ものにも興味がないわけではないけれど、あまりに似た感じのものが多くて。

そういうものを読むこともあるにはありますが、最後は「ま、私は私だし」となることがほとんど。

それでも自分以外の人の考え方や生き方を知るのは面白い。ただ、だんだんと興味を引く本との出合いが減っているのを感じるこの数年。歳と共に好奇心が

減っているみたいです。好奇心こそ人生の潤いだもの。

「いつも好奇心」とモットーにしていたのに、いつの間にか忘れていました。そういう気持ちを意識しないと持ち続けられないのも、全部歳のせいにして

ばかりじゃいけませんね。


現状維持に甘んじてばかりでは

2024-08-18 08:38:50 | 

昨日孫たちが来たのは午後3時過ぎ。

それから9時過ぎまでいましたが、そんな短時間だったのにかなり疲れた感がありました。何に疲れたかと言うと、食事の後片付け。

メインにはローストビーフなど、買って来たものをそのまま出しただけなのに、5人がそれぞれ取り皿を、時に複数使ったし、晩ごはんには味噌汁が欲しいというリクエストにも応えた

ので、普段はないお椀も5つ。

今の季節は水切りかごとして使っている食器乾燥機だけでは入りきらず、ざるも使って水切り。しばらくして拭いて片付けて・・・と、正月の集まり以来の量でした。

正月のときには紙皿も使いましたが、5人くらいならそこまでしなくても、と思うじゃないですか。昔は6人家族だった時代もあったのに。もっともその頃は後片付けは義母の役目で

私は作る人専念でしたが。

絶対そんなことはないだろうけど、もし家を新築するなんてことになっても、食洗機は設置しないんじゃないかな。これが子どもたちと同居とかなら話は変わるでしょうけど、そんな

ことはほぼ考えられないので。

 

膝骨折と猛暑で、エアコンのついた部屋で時を過ごすことが多いこの夏。これ、結構気分が悶々とします。

前にもあったなぁ、こんなこと。と気づいたのがコロナ禍のときのこと。

回数は減らしたけど自力で買い物に出られたから、今よりまだましに思えます。それに世の中の人ほぼすべてが同じような状態だったから、諦めもつく。

でも今はそうじゃない。みんなあちこち出かけたりしているのに、自分がそうできないから悶々の度合いがより深い気がする。

家の中で出来ることをすればいいじゃないかと思うものの、例えばやりかけの2階の片づけなど、日中は暑くてやれたものじゃないし、膝の屈伸がうまく出来ない今はやれない動作

ばかり。

こう書いているだけで、闇落ち気分が増してくるわ。

おそらくどんな人でもこういう気分が落ち込むことってあると思うんです。いずれは上向きになる、とは思うけれど、そこでなんとなくあがいてしまうのが私の常。

そんなときには言葉の力を借りることが多いです。過去に読んだ本を読み返すのもいいけれど、なんとなく新しい風を自分の中に取り込みたい。

でも最近読みたいと思う本になかなか出合えないんですよ。それでも無理やりに?選んだのがこの本。

                      

一応試し読みをした上で買いました。そのときも思いましたよ、これは私よりずっと若いひとが読んだ方がいい本だなって。それなのに、なんで買う?

昔、そうですね、40代とか50代の初め頃、こうした自己啓発ものをよく読みました。そんな頃はいつも、今よりもっとよくなろうという気持ちを持っていたような気がします。

いわゆる向上心ってやつでしょうか、

それが60代後半の今、向上心どころか、現状維持ですら危うい。この前リハビリに行ったとき、持ち歩く診察票に66歳6か月と6が並んでいてちょっと笑えましたが、年齢による

気持ちの萎え方が最近特にひどいような、急坂を転がり落ちるような印象があります。

 

この本、ひとつのテーマが見開き2ページと、ちょっとした時間に読むのにちょうどいい文章量。

読んでいくうちに、自分の現状を受け入れることも大事かもしれないけれど、いくらシニアとは言え、いやシニアだからこそ、もっと前向きにいかなくちゃ!という気持ちが、

少しは芽生えてきました。でも芽生えてはすぐ萎えますが。

すぐに萎えても、また前向きの種を蒔けばいいだけのこと。そう考えるきっかけ作りにはこの本はなったと思います。

ちょっと残念だったのは、あるテーマの終わる最後のほうのほんの数文字が欠けていたこと。おそらくイラストでレイヤーを上からかけたときに消えて気づかなかったのではないかと

思うのですが、センスいいとタイトルにある本なんだもの。編集や校正担当の人、もう少し細部まできちんと見てほしい。この状態で出版したことで評価の星がひとつは減った

感じです。

 

さて明日なんですが、相方と日帰りでちょっと出かけてきます。名古屋よりは少しは涼しいといいのですが。ということで明日はお休みです。


GW、読書もいいかも

2024-04-29 08:59:10 | 

真夏日予想だった昨日でしたが、なんとか28℃台で済みました。でも日差しの下は暑かったですね。

毎朝6時過ぎには洗濯物を干していますが、昨日はカラッとしていたこともあって10時過ぎに乾き具合をみるとすっかり乾いていたので取り込んで。

ついでに2階の窓の網戸を外して洗い、窓拭きもしました。久しぶりだったので窓の汚かったこと!

そんな気になったのは、一昨日届いたエッセイストの小川奈緒さんの新作を読んだ影響があったから。

きれい好きと自認している小川さんの暮らしの様子を読んでいると、自分のずぼらな毎日が恥ずかしくなってきます。

一時的にでも心を入れ替えて少しはきれいにしようと思えるのなら、読んだものに影響を受けやすい単純な性格もいいんじゃないかと思えます。というところからして単純だな。

その新作のタイトルは「家 が 好きで」というもの。

なんだかシンプルなタイトルではあるけれど、なんだかちょっと気になることが。よくよく見ると「家」と「が」と「好きで」の間に半角程度の空きがあるんです。私もそれに倣って

みましたが、シンプルなタイトルがこんなわずかなことで目に引っかかるというか、視覚に影響があるものなんだなと思いました

カバーのコバルトブルーが小川さんのお宅にあるゴールデンベルという証明の金色の補色になって、ぐっと目を惹きます。

昔装幀家の栃折久美子さんの「製本工房から」という本を読んでから、本を買うたびに装幀にも注目してきました。残念ながら最近の単行本は価格を抑えたいというところもあれば

電子書籍の台頭もあって、以前のような上製本での出版はほとんどありません。

本を読みかけで置いておくときに開きっぱなしに出来ないものばかりで、スピン(細い紐状の栞)もないから、本の帯だったり時には輪ゴムを栞代わりにすることも。

先日買った本は帯とは呼べないほど幅が広いもので、まるで腰巻。栞代わりに使うにはちょっと大きすぎましたっけ。

本の中身についてはまた改めて書こうかなと思っています。とりあえず一読は終って二読め中。一読めはかなり突っ走って読むので読み飛ばしが多いんです。

 

本と言えば、今月に入ってからEテレで放送されている「理想的本箱」を録画して観ています。これ、結構面白くて。

自分の好みだけで本を選んでいるだけではなかなか出合えないものに触れることが出来るのが、この番組のよさ。この番組ではその本を紹介する「映像の帯」という数分の映像で

中身の一部を紹介するのだけれど、文字で書かれた(時に絵本もあるけれど)ものを映像化した人がどのようにその本を感じたか視覚化することの面白さがいい。

最近はコミックがドラマ化されるほうが多いけれど、小説をドラマ化するときにその小説をまだ読んでいないときには、私は先に本で読んでおきたいタイプ。

文章だけで作り上げた自分の脳内イメージと映像化されたそのイメージとの比較したいんです。先に映像化されたものを見てから本を読むと、頭に浮かぶ主人公が某俳優さんになって

しまうじゃないですか。そうではなくて逆に、自分がドラマ化するとしたらどの俳優さんを選ぶか、などと考えるのも楽しみのひとつだと思うんです。

となると、「映像の帯」はあまりありがたくないか?と言われると、そうでもない。

全く興味のないジャンルの本に対するとっかかりをもらえるように思えるからです。

この前の放送は、「同性を好きになったときに読む本」というコンセプトで選ばれた本3冊。そういった経験はないけれど、最近はドラマなどでも取り上げられることが多く

なりましたよね。私はドラマはほぼ見ないので、中身はよく知りません。まだこれは観ていなくて、時間があるときにさっさと観なくては。

毎回思うのは、本を選ぶブックディレクターの幅さんの本に対する知識の豊富さと造詣の深さ。職業柄とはいえレベルが違いすぎますね。