その店のことは、ずっと気になっていました。
畑に通う道すがらにお店の看板があり、行き帰りに必ず目に入るから。
ネットで調べると、牧場が経営するレストランで、ステーキやBBQが楽しめるらしい。
いつか一度行ってみたいね、と相方といつも話していましたが、ついにその日が。
なのに、天気はつれない雨。しかもしとしとと言った秋雨ではなくて、かなり強めの降り具合。
でも予約しちゃったからには、キャンセルなどという文字は我々ふたりの頭には存在しない。
出かけたのは、ばんじゃーる駒が原。
私たちが住む愛知県内にありますが、今まで一度も行ったことのない場所にあります。
奥三河と呼ばれる地域になると思うのですが、標高900mにもなる高原地帯が愛知県内にあるなんて、なんだか信じがたい。高原という言葉から連想するのは、
もっと山の多い長野県や岐阜県ですから。
もっとも日本の国土の7割は山地だと言いますから、あっても不思議ではないんでしょうね。
雨の中車を走らせて到着したのは、予約した午前11時少し前。
冷たい雨が降る中、辺りを少し歩いてみると、周りにはシンビジュームの鉢植えが並んだハウスがたくさんありました。涼しい高原で夏越しをするためかと
思われます。寒冷紗を上にかけて強い日差しを遮っていて、どの鉢にも花芽がたくさんついていました。
相方は前からシンビジュームを育てているので、興味津々。シンビジュームは比較的寒さに強いので、特に温室でなくても育てることは出来ますが、売っている
もののようにきれいじゃないんです。強い日差しで葉が焼けてしまったり、長年育てているうち、株の形が悪くなってしまったり。
そうこうするうち開店時間が来て、ようやく店の中へ。
なのに、相方が選んだのはテラス席、なんですよ。どこまで外が好きなんだか。
雨のせいで、気温は多分15℃に届いていなかったと思うくらい冷え冷えとしているっていうのにね。お天気の良い夏場は特に涼しくて快適だそうです。
オーダーしたのは、相方がサーロインステーキセットのMサイズ、私は赤身ステーキを単品で。他にラクレットチーズの温野菜を注文。
まず最初に、ラクレットチーズの温野菜がやってきて、寒さで温かいものに飢えていた私たちは夢中で食べてしまって、写真を撮り損ねてしまいました。
上の写真の奥に残骸が無残な姿で横たわっております。もちろん、残さずいただきましたけど。
手前の鉄板にあるのが、赤身ステーキ。相方のサーロインステーキの写真も撮り忘れましたが、どちらもMサイズは150gで、Lになると倍の300gになるとのこと。
「お客様の中には、90歳を過ぎてもLサイズを召し上がる方もいらっしゃるんですよ」というお店の人の話にびっくり!
でも確かにお肉はやわらかくてサーロインですら脂くどくない。私たちは温野菜を食べたせいでこれで充分満足しましたけど、お肉だけなら300gもいけちゃうかも。
ここのステーキはステーキソースではなく、塩でいただくスタイル。テーブルにも追加でかけるための藻塩しか置いていません。
しょうゆ好きの私としては、わさびしょうゆでも食べてみたかったな。肉は販売もしているので、お土産に買って帰るのも手ではあります。
食事をしている間、我々の他には来客なし。あまりの天気の悪さにもしかしたら本日の客は我々だけかと案じていましたけど、私たちが席を立つ頃に2組来店。
リピーターも多そうなので、心配することはなさそうです。
高所にあるので、秋の終わりから春先までは休業。これからは紅葉がきれいだそうですよ。
わざわざ車で1時間以上かけて出かけましたけど、相方も私もまた行ってみたいと思いました。ここでお昼を食べてから畑、というのもありかもしれない。
ようやく念願叶ったお店への訪問。次の目標?は前回食べ損ねた海鮮丼のリベンジです。
本日のブログ
保存決定なり
保存決定、ありがとうございます。
私は飲めないし、緊急事態宣言下だからノンアルコールビールとソフトドリンクしかなかったけど、いける口の良子さんならお肉と一緒にビールもおいしく飲めると思いますよ。