Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

ご近所の小さな変化がもたらすもの

2021-06-19 05:55:19 | 暮らしのあれこれ

昨日の朝、インターフォンが鳴ったのでまずモニターで対応すると、裏の通りにある工務店の男性。

我が家の真裏のお宅の隣の家をこの度壊すことになったので、というご挨拶でした。

実際に施工・・・ではないか、壊すのだから・・・作業する業者を伴っての挨拶でしたが、その業者の人が若い女の子だったのでちょっとびっくり。

取り壊すお宅には、義母とほぼ同世代の老夫婦が住んでいましたが、奥さんの方は脚がかなり悪くなっていて、確か義母より年下のはずなのだけれど、まだ

義母が自力で歩いていたときに既に手押し車を使っていました。古い昭和家屋では住みづらくなったのかもしれません。

来週から取り壊しにかかるようですが、そうなると洗濯物が外に干せないな・・・と思っていましたが、取り壊しが済んだあと、何かものが建つのか建たないかは

さておき、裏の通りから我が家の洗濯物がよく見えるようになる、という事実に気がつきました。

それほど人通りの多くない道ではあるけれど、なんだかちょっと気になります。

つい最近も、同じ町内でずっと空き家になっていたお宅が取り壊されて更地になったばかり。この界隈は規制であまり背の高い建物は建てられないのだけれど、

その取り壊しになった家から数十メートルのところに、これまたつい最近3階建てのアパートが建ったところです。

これも同じ町内の別のところでは一軒新築工事も行われています。

 

なんだか急に、いろいろと変わってきた感じ。

 

まぁ我が家とて、今はまだ義母が生きているのでどうにもなりませんけど、もしものときには相方と義弟で財産分与をしなくてはなりません。

住んでいる家は亡くなった義父の名義だったので相方が相続しましたが、義父は婿養子だったので、土地は義母の名義。

そして昔住んでいた家のあった場所、今は家の一部を解体せずに物置代わりにしている土地も義母の名義。その土地と隣接する同じ広さの土地は相方名義。

貯金などは折半するとして、これらの土地、いったいどうするんだか。相続人となる予定の相方も義弟も、日々の暮らしや仕事で頭も手もいっぱいで、

そこまで考えが及びません。義父のときもそうだったのだけれど、嫁の私が口出ししなくちゃいけないことになってしまいそうです。あ~面倒くさっ!

 

今、土地の所有者がはっきりしない土地が全国にかなりあるそうで、そのためだったか法律が改正されて、2年後だか3年後だかには所有者が亡くなったりした

ときには必ず新しい持ち主が登記申請を行わなければならなくなるみたいです・・・って、今まで義務じゃなかったんかい!?

義母の財産なんてお金持ちから見たら微々たるものではあるけれど、それでも相続人がふたりだと、相続税がかかる、かもしれないし。いざとなったら

プロにお任せしなくてはならないかなとは思いますが、相方と義弟の兄弟ふたりが揉めることのないようにだけはしたいところです。

翻って、相方や私が子どもたちに残せるものって、ほとんどないんじゃないでしょうか。

逆に言ったら、畑の土地や家など、不動産ならぬ「負」動産になる可能性大ですもん。

そういった諸々のことを考えると気分がかなり滅入りますが、自分の死後どうしたいかという意思表示はちゃんとしておきたいとは考えています。そして

自分のことが自分で出来るうちに始末のつけられるものはつけておかなくちゃ。コロナの時代、いつ人生がシャットダウンするかわからないしね。

 

でもそんなことばっかり考えているのも嫌だよね~。なんか楽しくないじゃないですか。

日々を楽しみつつ、行く末にも心を配りたいものですね。

 

さて、帰宅した相方に解体工事の話をしたのですが、相方は飼っている鳩のことが気になる様子。

解体後もし家なりアパートなりの建物が出来ると、鳩に対する苦情が来るのではないか・・・という心配が。

そして解体するお宅の真裏にあたる建物=うちの隣で作業をしている、木工職人のMさん。作業の時にかなり大きな音が出ることがあるので、相方同様

騒音に関する苦情が来ないかと心配していましたし、作業場の建物はかなりおんぼろなので解体工事のあとはそれが丸見え状態に。

借りている建物なので、大家さんにも話をしたほうがいいと相方がアドバイスをしていました。土地の境界のこともあるし。

そしてよくよく考えたら!洗濯物が丸見えになる以前に、私たちが寝ている離れが裏の通りから丸見えになるかも!?ということに気がつきました。

これまで40年近く、ほとんど見えないことをいいことに、昼間など窓開けっ放しにしていたのですが・・・

でも考えようで、よく見えるようになる、ということはプライバシー保護の観点からしたら望ましいとは言えないけれど、防犯にとってはそう悪いことでも

ないのかもね。

 

こうしてみると、受け身の変化というのはなかなか受け入れがたいところがいろいろとあるのだなと思いました。特に自宅周辺のように、今まであまり

変化がない地域に住んでいると、第三者には些細なことに思えるようなことでも気持ちがざわざわするものなんですね。