ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

彼の境界、我が中心

2007-07-06 19:35:57 | 世の中
宮崎県知事が韓国へ営業訪問にがんばっている映像がTVをにぎわしている。
「竹島の日」条例なんぞを制定して、韓国とは交流途絶状態の島根県知事や議員たちは、どんな感想をもつのだろう。

国境に位置する離島や辺境の住民は、こうやってワリを食う。

そもそも国境というのはなんだろう。
国と国の堺だけど、そこに生きる人の活動圏は、そんな境がなければ、
住んでいるところを中心に円をえがいていくはず・・・

国境というのは国の問題であって、人は恒に自分の生きる地点を中心として物事を考えて判断していいと思う。

日本の西国境にある与那国島は去年 「国境交流特区」申請をした。「辺境の島から、国境の繁栄の島」をめざして。与那国の「博物館」で聞いた「基隆へ行って映画を見たり買い物をするのが楽しみだった」という話のように、隣の石垣島よりも台湾のほうが近く、交流があった時代は現在の10倍近い人口があった。


「海洋基本法」という新しい法律を読んでみた。 「**基本法」という名称の法律は恒久法だそうで、改訂はあってもなくならないという。
その26条は離島の位置づけだ。
(離島の保全等) 
第二十六条 国は、離島が我が国の領海及び排他的経済水域等の保全、海上交通の安全の確保、海洋資源の開発及び利用、海洋環境の保全等に重要な役割を担っていることにかんがみ、離島に関し、海岸等の保全、海上交通の安全の確保並びに海洋資源の開発及び利用のための施設の整備、周辺の海域の自然環境の保全、住民の生活基盤の整備その他の必要な措置を講ずるものとする。


離島振興法の「辺鄙な島を援助する」考え方を、安定した経済社会が存在する領域として維持する国の義務だという考え方に<昇華>したというのだが、軍事基地にしていく道をつくる危険もある。


「竹島の日」をめぐって