ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

災害・事故の起こり方

2007-10-24 09:15:36 | 世の中
カリフォルニアの山火事が報道されている。
この「大変!」な「年中行事」がなぜ続くのかふしぎ。

数年前に初めてロスへ行ったときがちょうど山火事シーズン。
タクシーから見えた煙に驚いたが、サイレンも聞こえないし、
消火ヘリも飛んでいないしで、運転手に「山火事じゃない?」と尋ねたところ、
「そうだよ、今年も起きたね」とこともなげな答えが返ってきた。
それから5日間の滞在中に火事はどんどん大きくなり、被害の報道も増えていったことを覚えている。
(E.T.が辿った防火帯の意味も、このとき知ったっけ)
それから毎年同じニュースがTVで流れる。
シュワ様やハリウッドセレブの顔を拝見しながら、どうしても、保険会社のことを考えてしまう。

東京では大江戸線の事故。
ちょうど先週は上京していたのだけど、地下鉄に抵抗がある自分に気がついた。
あの深い地下に入っていくのが怖くなっている。
数年前までは毎日使っていたのに・・・。
六本木に通勤していたから大江戸線も開通当初から乗っている。
(駅を黒と金色で彩ったデザインセンスにうんざりしたっけ)
入り口からビル6階以上も下へ降りていき、
「42メートル地下で、駅員も乗務員もいないに等しいくらい見えない」
自動運転の電車に平気で乗っていた感覚が、いまでは信じられない。

台風も地震も「恐れ」ていれば、それなりの備えをする。
「怖がる」ことを忘れたら、自然現象も災害となってやってくる。
人為ミスだって、ミスが災害を起こすのは、
「人はまちがいを犯すもの」ということを<言い訳>にのみ使うことばと考えて、
ミスが起きたときへの備えを考えないから。

みんな、もっと怖がらなきゃ・・・