赤川次郎の杉原彩香シリーズ、今年は『コバルトブルーのパンフレット』。
そのパンフレットを「高須はペラペラとめくって・・・」という表現がある。
「ペラペラ」に違和感を感じて、それから辞書をあたる。
A 『広辞苑』 ④本のページなどを繰る音。また、そのさま。「書類を-めくる」
B 『大辞泉』 ③続けざまに紙をめくるさま。「-(と)ページをくる」
出版社に尋ねたら、担当者からはAが送られてきた。
(「ぺらぺら」が音を表すのかなぁ?それは今後の宿題)
Aの「また、そのさま」とはどんな「さま」なのか、
説明がないからわからないけれど、
Bのように「続けざまに」ということだと、
「パンフレット」は、薄い紙でできている印象になる。
前のほうに「しっかりと重みはある」「厚み」などと述べられているところから、
硬さのある紙を用いたパンフレットを思い描いていたから、
違和感を感じたのだ。
そんなパンフレットだったら、めくるさまは「パラパラ」になるのではないか。
赤川次郎は原稿を手書きすると、聞いている。
擬音語・擬態語とも表記はカタカナ(すべてかどうか確かめていない)。
そうすると、ひょっとして手書きの「パラパラ」を、
入力のときに「ペラペラ」とまちがったのではないか、
という疑問が消えない。
辞書には「ぱらぱら」にも同じ語義があるが、
「ぺらぺら」は
「軽薄な調子でしゃべり続けるさま」「流暢にしゃべるさま」「薄くて貧弱なさま」、
「ぱらぱら」は
「粒や紙片がまばらに打ちあたる音」「まばらなさま」
だから、紙をめくる表現で「ぺらぺら」と「ぱらぱら」では態様がちがう。
はたして「コバルトブルーのパンフレット」の用紙は、薄いか厚いか、
「原稿はどちらですか?」と聞いたが、まだ出版社から返事は来ない。
そのパンフレットを「高須はペラペラとめくって・・・」という表現がある。
「ペラペラ」に違和感を感じて、それから辞書をあたる。
A 『広辞苑』 ④本のページなどを繰る音。また、そのさま。「書類を-めくる」
B 『大辞泉』 ③続けざまに紙をめくるさま。「-(と)ページをくる」
出版社に尋ねたら、担当者からはAが送られてきた。
(「ぺらぺら」が音を表すのかなぁ?それは今後の宿題)
Aの「また、そのさま」とはどんな「さま」なのか、
説明がないからわからないけれど、
Bのように「続けざまに」ということだと、
「パンフレット」は、薄い紙でできている印象になる。
前のほうに「しっかりと重みはある」「厚み」などと述べられているところから、
硬さのある紙を用いたパンフレットを思い描いていたから、
違和感を感じたのだ。
そんなパンフレットだったら、めくるさまは「パラパラ」になるのではないか。
赤川次郎は原稿を手書きすると、聞いている。
擬音語・擬態語とも表記はカタカナ(すべてかどうか確かめていない)。
そうすると、ひょっとして手書きの「パラパラ」を、
入力のときに「ペラペラ」とまちがったのではないか、
という疑問が消えない。
辞書には「ぱらぱら」にも同じ語義があるが、
「ぺらぺら」は
「軽薄な調子でしゃべり続けるさま」「流暢にしゃべるさま」「薄くて貧弱なさま」、
「ぱらぱら」は
「粒や紙片がまばらに打ちあたる音」「まばらなさま」
だから、紙をめくる表現で「ぺらぺら」と「ぱらぱら」では態様がちがう。
はたして「コバルトブルーのパンフレット」の用紙は、薄いか厚いか、
「原稿はどちらですか?」と聞いたが、まだ出版社から返事は来ない。
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