帚木蓬生(Hahakigi Housei)『日御子 ひみこ』を読みました。
紀元2-3世紀の北九州が舞台で、朝鮮半島・大陸との往来を担った通訳の家が主人公の小説です。
Amazonのカスタマーレビューで絶賛されていますが、
著者はフランス文学科を卒業してTBSに勤めた後、医学の道に進んだ現役の精神科医です。
物語で、祖父母が孫へ、親が子へ、経験してきた歴史を語り、教訓を伝えていきます。
「銘や、尊敬する人と日々を過ごせるほどの幸せはない。草木が湿潤で緑を増すように、人の心も豊かになる。知らず知らずに魂が成長する。」(450ページ)
通訳の家系に継がれていく三つの教えの最後は
「良い習慣は才能を超える」
というものです。
「努力」ではなく「良い習慣」というところに惹きつけられました。
核家族を良しとして「良い習慣」を断ち切られた時代に育った、才能ある人たちが、
いまの政治家や官僚ではないでしょうか。
科学の進歩を追うことを御旗に、「後始末」を考えないで原子力発電を進めるような愚かなことは、
もし、家事をしっかりしつけられていれば、しないでしょう。
ほかの二つの教えは「人を裏切らない」「人を恨まず、戦いを挑まない」です。
逆のことばかりが、良い習慣を身につけられなかった<才能ある人たち>によって推進されています。
紀元2-3世紀の北九州が舞台で、朝鮮半島・大陸との往来を担った通訳の家が主人公の小説です。
Amazonのカスタマーレビューで絶賛されていますが、
著者はフランス文学科を卒業してTBSに勤めた後、医学の道に進んだ現役の精神科医です。
物語で、祖父母が孫へ、親が子へ、経験してきた歴史を語り、教訓を伝えていきます。
「銘や、尊敬する人と日々を過ごせるほどの幸せはない。草木が湿潤で緑を増すように、人の心も豊かになる。知らず知らずに魂が成長する。」(450ページ)
通訳の家系に継がれていく三つの教えの最後は
「良い習慣は才能を超える」
というものです。
「努力」ではなく「良い習慣」というところに惹きつけられました。
核家族を良しとして「良い習慣」を断ち切られた時代に育った、才能ある人たちが、
いまの政治家や官僚ではないでしょうか。
科学の進歩を追うことを御旗に、「後始末」を考えないで原子力発電を進めるような愚かなことは、
もし、家事をしっかりしつけられていれば、しないでしょう。
ほかの二つの教えは「人を裏切らない」「人を恨まず、戦いを挑まない」です。
逆のことばかりが、良い習慣を身につけられなかった<才能ある人たち>によって推進されています。
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